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朧月夜 ◆WgWWWgbiY6


真っ黒な闇にポッカリと穴を開けるように月が光る。
それは格別にいい夜――とはいかない。
残念ながらあの紛い物の白い穴などで、夜族が満足できる筈も無い。

フッ!フフフフははッ!

込み上げる笑いを抑えようとはしない。
体中の痛々しい火傷のあと、裂傷、首の切断跡。
こんな外傷などは怪物にとって、問題ではないのだ。

これらは全て人間達につけられた傷跡だ。

――首を切り取られたのはアンデルセン以来か?
――あんなにも小賢しい真似でここまでの火傷を負わされたのは始めてかもしれん
――ここで出会った参加者達はそのどれもが人間だ
――生き残る為に吸血鬼をも恐れず、朽ち果てもしくは戦った
――なんにせよ、彼らは狗ではない
――自分の意思で生き残ると決め、戦う人間だ!

人外のものを相手にするのにはそれと同等の力が必要になる。
しかし、能力を制限されたそれには同等の力がなくとも戦えるようになる。
先程の粉塵爆発がそうだ。

これが何を意味するか。
今まではぼろ雑巾のように扱われた人間でも、勝機を得る可能性は出たのだ。

――これほど嬉しいことはない

異形の歓喜の波は留まる事を知らない。
これから始まる死の宴に体を痙攣させるように震える。

――人間達はは恐怖と戦い、絶望に反逆し、死に抗うだろう
――徒党を組み、信頼しあい、裏切ることで
――それならば、徒党を潰し、信頼を断ち切り、裏切る事すらままならなくしてやろう
――それ以上の恐怖を、絶望を、死を振りまくことで
――俺を蹂躙させてみろ、人間達よ

「俺も貴様も全く以って狂っているなあ、ギガゾンビ。」

紛い物の月はその姿を半分ほど隠し始め、作り物の陽が上り始めようという時刻となった。   
まだ傷は完全に癒えた訳では無かったが、戦うには問題ない。
闘争を振りまくべく、吸血鬼――アーカードはその一歩を踏み出し、

そして、ズッこけた。


【F-3/商店街/1日目/黎明】
【アーカード@HELLSING】
[状態]:体中に軽度の裂傷と火傷(自然治癒可能)
[装備]:対化物戦闘用13mn拳銃ジャッカル(残弾19)
[道具]:なし
[思考・状況]
1、雰囲気台無し
2、人々の集まりそうなところへ行き闘争を振りまく
3、殺し合いに乗る
[備考]
1、タバサとの戦闘に加えうどん屋の爆発など、かなり派手な戦闘音が響きました。
周囲八マスに居る人間に聞こえる可能性があります。


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45:吸血鬼の倒し方 アーカード 93:Unknown to Death. Nor known to Life




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