第四回放送 ◆WwHdPG9VGI
漆黒の空に浮かぶ黄金の真円を背負い、巨大な人影が浮かび上がった。
禍々しい仮面をつけ、耳障り極まりない声を張り上げる男の影が。
災禍の庭に参加者達を引き込んだ元凶。
彼奴を仇と思う者達にとって100万回殺しても飽き足りないほど憎い悪魔。
その悪鬼が4度目の口を開こうとしていた。
禍々しい仮面をつけ、耳障り極まりない声を張り上げる男の影が。
災禍の庭に参加者達を引き込んだ元凶。
彼奴を仇と思う者達にとって100万回殺しても飽き足りないほど憎い悪魔。
その悪鬼が4度目の口を開こうとしていた。
▼ ▼ ▼
おめでとう! ついに1日目の終了だ。
死体を枕に迎える夜はどうかね?
他者を踏みにじって自分の命をつないだ畜生諸君。
それにしても今宵は佳い月だ。
猿同然の貴様等には分からんだろうが、こういう晩は心静かに月を愛でるものなのだ。
それなのに貴様等ときたら、無様な姿でキーキー鳴きながらドタバタと殺しあうのに余念がない。
これでは、そのうち貴様等と同列にするなと養豚場から文句がでるかもしれんなあ。
まあ愚劣極まる貴様等が食用豚より価値がないのは事実だ。
その時は潔く認めることだな。
死体を枕に迎える夜はどうかね?
他者を踏みにじって自分の命をつないだ畜生諸君。
それにしても今宵は佳い月だ。
猿同然の貴様等には分からんだろうが、こういう晩は心静かに月を愛でるものなのだ。
それなのに貴様等ときたら、無様な姿でキーキー鳴きながらドタバタと殺しあうのに余念がない。
これでは、そのうち貴様等と同列にするなと養豚場から文句がでるかもしれんなあ。
まあ愚劣極まる貴様等が食用豚より価値がないのは事実だ。
その時は潔く認めることだな。
――ではこれより禁止エリアを告知する。
進化の遅れた脳味噌ではそろそろ限界だろうが、せいぜい必死に覚えることだ。
禁止エリアで爆死するような死に方は二度と許さん。
貴様等に許されているのは、この私を楽しませるような死に方だけだ!
それをよ~く心に刻んでおけ!
進化の遅れた脳味噌ではそろそろ限界だろうが、せいぜい必死に覚えることだ。
禁止エリアで爆死するような死に方は二度と許さん。
貴様等に許されているのは、この私を楽しませるような死に方だけだ!
それをよ~く心に刻んでおけ!
禁止エリアは――
1時より A-5
3時より A-3
5時より C-5
3時より A-3
5時より C-5
――だ!
死亡者は――
長門有希
ストレイト・クーガー
翠星石
野原みさえ
高町なのは
佐々木小次郎
アーカード
タチコマ
ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール
獅堂光
鳳凰寺風
ガッツ
キャスカ
八神太一
ストレイト・クーガー
翠星石
野原みさえ
高町なのは
佐々木小次郎
アーカード
タチコマ
ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール
獅堂光
鳳凰寺風
ガッツ
キャスカ
八神太一
――以上14名!
これほど風雅な夜にこの数とは……。
真性の蛮人だな、貴様等は。
まあ、私を楽しませるために必死に努力したことは評価してやろう。
低脳丸出しに、力を使いすぎて自滅した阿呆共がいたのは興ざめだったが、
間抜けにも後ろから噛み付かれて死んでみせたり、木っ端微塵になってみせたり、
瓦礫に潰されてみせたり、踏み殺されてみたりと、
今回の死人どもは、死に方に気合が入っていてなかなか見ごたえがあった。
喜べ! 死人ども。
このギガゾンビ様を楽しませることが出来たことで、
貴様等の無価値な人生は、ほんの少しマシなものになった。
そのことを私に感謝しながらあの世へ行け!
真性の蛮人だな、貴様等は。
まあ、私を楽しませるために必死に努力したことは評価してやろう。
低脳丸出しに、力を使いすぎて自滅した阿呆共がいたのは興ざめだったが、
間抜けにも後ろから噛み付かれて死んでみせたり、木っ端微塵になってみせたり、
瓦礫に潰されてみせたり、踏み殺されてみたりと、
今回の死人どもは、死に方に気合が入っていてなかなか見ごたえがあった。
喜べ! 死人ども。
このギガゾンビ様を楽しませることが出来たことで、
貴様等の無価値な人生は、ほんの少しマシなものになった。
そのことを私に感謝しながらあの世へ行け!
――ああそうそう。
死にかけを肩に担いで喚いていた三文役者ども。
素人芝居もたまにはなかなか乙なものだ。大いに笑わせてもらったぞ。
貴様等には努力賞をくれてやる。
死にかけを肩に担いで喚いていた三文役者ども。
素人芝居もたまにはなかなか乙なものだ。大いに笑わせてもらったぞ。
貴様等には努力賞をくれてやる。
では愚民ども 死人どもと大根役者どもを見習って、これからも私を楽しませろ。全力でな!
ヒィィィハッハァ―――――――――ッッ!!
ヒィィィハッハァ―――――――――ッッ!!
▼ ▼ ▼
虫唾が走る笑声を残して男の影は消え、後には輝く月だけが残された。
死も破壊も、死者の無念も生者の慟哭も、関わりがないというように、
月はただ静かな光を放っていた。
死も破壊も、死者の無念も生者の慟哭も、関わりがないというように、
月はただ静かな光を放っていた。
きらきら、きらきらと――