ひぐらしのなくころに(後編) ◆B0yhIEaBOI
――パァン
その一発の銃声が、私の意識を現実に呼び戻してくれた。
ここは、どこだ?
周りを見渡すが、辺りの光景を見ても何も分からない。
私の体は、瓦礫の間に横たわっているようだ。
頭が痛い。割れそうだ。吐気もする。
なんとか体を起こすが、うまく体を支えきれずに、付近の壁にもたれかかってしまう。
記憶が混乱している。私は、何をしていたんだっけ? 一体、なにがあったの?
そして頭を集中させようと額に手をやったとき、初めて自分の額が血に濡れていることに気付く。
私は、頭を打って、気絶していた……?
気絶する前は、何をしていたんだっけ……?
――パァン
再び、どこかから銃声が聞こえてくる。
銃声? ……そうだ、少しずつ思い出してきた。
私は、沙都子と、しんちゃんと、三人でみんなの帰りを待っていたんだ。
でも、いきなり爆発があって……それで、その後は……?
……駄目だ。思い出せない。
でも、それなら二人はどこに? 沙都子としんちゃんはどこ?
――パァン、パァン
銃声がする。その破裂音を聞くたびに、意識がはっきりとしてくる。
そして、それと同時に嫌な予感が、じわりじわりと私の中を満たしてゆく。
まさか。まさか。
逸る気持ちとは裏腹に、私の足はふらつき、上手く動いてはくれない。
それでも、出来る限り大急ぎで、廃墟の外へ、銃声のするほうへと体を運ぶ。
そんな、そんな、まさか……
その一発の銃声が、私の意識を現実に呼び戻してくれた。
ここは、どこだ?
周りを見渡すが、辺りの光景を見ても何も分からない。
私の体は、瓦礫の間に横たわっているようだ。
頭が痛い。割れそうだ。吐気もする。
なんとか体を起こすが、うまく体を支えきれずに、付近の壁にもたれかかってしまう。
記憶が混乱している。私は、何をしていたんだっけ? 一体、なにがあったの?
そして頭を集中させようと額に手をやったとき、初めて自分の額が血に濡れていることに気付く。
私は、頭を打って、気絶していた……?
気絶する前は、何をしていたんだっけ……?
――パァン
再び、どこかから銃声が聞こえてくる。
銃声? ……そうだ、少しずつ思い出してきた。
私は、沙都子と、しんちゃんと、三人でみんなの帰りを待っていたんだ。
でも、いきなり爆発があって……それで、その後は……?
……駄目だ。思い出せない。
でも、それなら二人はどこに? 沙都子としんちゃんはどこ?
――パァン、パァン
銃声がする。その破裂音を聞くたびに、意識がはっきりとしてくる。
そして、それと同時に嫌な予感が、じわりじわりと私の中を満たしてゆく。
まさか。まさか。
逸る気持ちとは裏腹に、私の足はふらつき、上手く動いてはくれない。
それでも、出来る限り大急ぎで、廃墟の外へ、銃声のするほうへと体を運ぶ。
そんな、そんな、まさか……
そこで私が見たものは……地獄の風景だった。
一人の見知らぬ女が、一人の少女を――沙都子を、撃っていた。
――パァン、パァン。
何度も、何度も。
――カチン、カチン。
弾が尽きるまで。
一人の見知らぬ女が、一人の少女を――沙都子を、撃っていた。
――パァン、パァン。
何度も、何度も。
――カチン、カチン。
弾が尽きるまで。
「沙都……子……?」
何? これは何なの?
みんなで、一緒に頑張っていこうって、ついさっき決めたばかりじゃないの?
なのに何故? なんでこんなことに?
なんで、またあの時と同じように、私の目の前で仲間が死ぬの……?
なんで、こんなに酷いことばかりが起こるの……?
私が、何か悪いことをしたの?
これは、私を懲らしめるための、罰ゲームか何かなの……!?
私は、確かに沢山酷いことをしてしまった。至らないことも多すぎた。
でも、だから、少しでもそれを償おうとしてたのに……それじゃ、駄目なの? 許しては貰えないの?
私の罪は……こんなに酷い罰じゃないと、釣り合わないって言うの!?
それじゃあ、私は、私は一体どうしたら……
何? これは何なの?
みんなで、一緒に頑張っていこうって、ついさっき決めたばかりじゃないの?
なのに何故? なんでこんなことに?
なんで、またあの時と同じように、私の目の前で仲間が死ぬの……?
なんで、こんなに酷いことばかりが起こるの……?
私が、何か悪いことをしたの?
これは、私を懲らしめるための、罰ゲームか何かなの……!?
私は、確かに沢山酷いことをしてしまった。至らないことも多すぎた。
でも、だから、少しでもそれを償おうとしてたのに……それじゃ、駄目なの? 許しては貰えないの?
私の罪は……こんなに酷い罰じゃないと、釣り合わないって言うの!?
それじゃあ、私は、私は一体どうしたら……
「さとちゃあん! お返事してよぉ! おめめを開けてよぉ、さと
この声は――しんちゃん! まだ、生きている!
声は、沙都子の方から……沙都子の体の下から聞こえる。
ああ、沙都子が、しんちゃんを守ってくれたんだ。
だが、その喜びをかみ締めている暇は無い。
女が、銃を手にした女の腕が、再び眼前の標的へと向けられる。
――危ない!
その時になって、私は自分が一丁のライフルを肩から提げていることに気付いた。
そうだ。撃たなければ。仲間を、助けなければ。
迷っている時間は無い。迷っている間に、しんちゃんが、また、私の仲間が……!
セーフティを外し、銃を構え、女の腕を狙って、引き金を引く。
――パァン
……だが、銃の反動で体が揺れ、足がよろめく。
私の撃った弾は、女の体にかすりもしない。
クソっ、早く、もう一発……ッ
だが、私が女を狙えば狙うほどに、その姿が揺れ、ぼやけてゆく。
目が霞む。膝が哂っている。腕に力が入らない。
だけど、そんなことで泣き言を言ってる暇はない。
当たれッ!
――パパァン、パパパァン
だけど、私の望みは虚しく、弾は近くの地面にめりこんで行く。
だが、私の祈りが通じたのか、私の気迫が通ったのか。
女の銃口が、しんちゃんから外れる。
そして、女がこちらを見た。
この声は――しんちゃん! まだ、生きている!
声は、沙都子の方から……沙都子の体の下から聞こえる。
ああ、沙都子が、しんちゃんを守ってくれたんだ。
だが、その喜びをかみ締めている暇は無い。
女が、銃を手にした女の腕が、再び眼前の標的へと向けられる。
――危ない!
その時になって、私は自分が一丁のライフルを肩から提げていることに気付いた。
そうだ。撃たなければ。仲間を、助けなければ。
迷っている時間は無い。迷っている間に、しんちゃんが、また、私の仲間が……!
セーフティを外し、銃を構え、女の腕を狙って、引き金を引く。
――パァン
……だが、銃の反動で体が揺れ、足がよろめく。
私の撃った弾は、女の体にかすりもしない。
クソっ、早く、もう一発……ッ
だが、私が女を狙えば狙うほどに、その姿が揺れ、ぼやけてゆく。
目が霞む。膝が哂っている。腕に力が入らない。
だけど、そんなことで泣き言を言ってる暇はない。
当たれッ!
――パパァン、パパパァン
だけど、私の望みは虚しく、弾は近くの地面にめりこんで行く。
だが、私の祈りが通じたのか、私の気迫が通ったのか。
女の銃口が、しんちゃんから外れる。
そして、女がこちらを見た。
「あ、アンタ誰よ!? 何、何撃ってるのよ!? わた、私に当たったらどうするのよ! や、止めなさいよ! 撃つの、止めなさいよぉ!!」
女の表情が、分からない。
顔は、見える。だが、その表情が何を表しているのか、分からない。
怒っているのか、泣いているのか、笑っているのか、恐れおののいているのか……分からない。
しかしそれはとても正気とは思えない表情だった。
血走った目を見開いて、女がこちらを睨みつける。
だが私も、その女がしんちゃんを振り返る隙を与えまいと、女の目を睨み返す。
そして私たちの目線は、まるで縫い付けられたかのように離れなくなった。
「アンタ、誰? 何、してるの? 沙都子としんちゃんに、何、したの?」
私が女に問いかける。自分がこんなに低く、冷たく、鋭い声が出せることに、人知れず驚いてしまう。
そして、その驚きは、女にとっても同じ……いや、私以上だったようだ。
「うっ、五月蝿いわねっ! これは殺し合いゲームなんだから、殺し合うのは当然でしょ! 私は間違ってなんかいないわよ!」
女が狼狽えている。女が喚き散らすその言葉を、しかし私は聞き流すことが出来ない。
「ゲーム? 当然? アンタ、何言ってるの? 人を殺すのが良い訳無いでしょう。
理由が有ろうが無かろうが、許されるわけが無いでしょう!!」
「じゃ、じゃあどうしろっていうのよ!! 脱出? 対主催!? 馬鹿なこと言ってるんじゃないわよ!!
あんな、あんな連中に逆らえるわけ無いでしょ! じゃあ、言うこと聞くしかないじゃない!
そうすれば、少なくとも一人は助けてもらえるかもしれない!
誰だって、アンタだって、どうにもならない時になったら、人ぐらい殺すに決まってるのよ! 私だけが悪いんじゃない!」
女の表情が、分からない。
顔は、見える。だが、その表情が何を表しているのか、分からない。
怒っているのか、泣いているのか、笑っているのか、恐れおののいているのか……分からない。
しかしそれはとても正気とは思えない表情だった。
血走った目を見開いて、女がこちらを睨みつける。
だが私も、その女がしんちゃんを振り返る隙を与えまいと、女の目を睨み返す。
そして私たちの目線は、まるで縫い付けられたかのように離れなくなった。
「アンタ、誰? 何、してるの? 沙都子としんちゃんに、何、したの?」
私が女に問いかける。自分がこんなに低く、冷たく、鋭い声が出せることに、人知れず驚いてしまう。
そして、その驚きは、女にとっても同じ……いや、私以上だったようだ。
「うっ、五月蝿いわねっ! これは殺し合いゲームなんだから、殺し合うのは当然でしょ! 私は間違ってなんかいないわよ!」
女が狼狽えている。女が喚き散らすその言葉を、しかし私は聞き流すことが出来ない。
「ゲーム? 当然? アンタ、何言ってるの? 人を殺すのが良い訳無いでしょう。
理由が有ろうが無かろうが、許されるわけが無いでしょう!!」
「じゃ、じゃあどうしろっていうのよ!! 脱出? 対主催!? 馬鹿なこと言ってるんじゃないわよ!!
あんな、あんな連中に逆らえるわけ無いでしょ! じゃあ、言うこと聞くしかないじゃない!
そうすれば、少なくとも一人は助けてもらえるかもしれない!
誰だって、アンタだって、どうにもならない時になったら、人ぐらい殺すに決まってるのよ! 私だけが悪いんじゃない!」
ああ、そうだ。私はもう一人殺してしまっている。
その罪は無くならない。一生かかっても許されないかもしれない。
だがその罪を、無自覚なままに繰り返してゆくなんて……私には、許せない。
けじめが……罰が、必要だよ。私にも。貴方にも。
「そうだね。それは私だって同じ。私だって人を殺すし、私も悪い」
「あ、あははは! ほら、そうだろ!! 自分だけ気取ってるんじゃないよ!!」
「ああ。だから私も殺すよ。……今、ここで。貴方を」
「……え?」
「アンタには、言っても分からない。もう、無理だよ。
だから、もうここで終わりにしてあげるよ。もう、これ以上罪を犯させはしない。人を殺させは……しない。
私がアンタを殺して、それで最後だ。もう、終わりにしよう」
私は手にした銃を、女に向ける。
あと、弾は何発残っている? ……わからない。
だがきっと、連射できるほどの弾は無い。
マガジンは……無い。どこかに落としてしまったのか。
そして、今の私の射撃精度は、低い。
ならば、どうする?
その罪は無くならない。一生かかっても許されないかもしれない。
だがその罪を、無自覚なままに繰り返してゆくなんて……私には、許せない。
けじめが……罰が、必要だよ。私にも。貴方にも。
「そうだね。それは私だって同じ。私だって人を殺すし、私も悪い」
「あ、あははは! ほら、そうだろ!! 自分だけ気取ってるんじゃないよ!!」
「ああ。だから私も殺すよ。……今、ここで。貴方を」
「……え?」
「アンタには、言っても分からない。もう、無理だよ。
だから、もうここで終わりにしてあげるよ。もう、これ以上罪を犯させはしない。人を殺させは……しない。
私がアンタを殺して、それで最後だ。もう、終わりにしよう」
私は手にした銃を、女に向ける。
あと、弾は何発残っている? ……わからない。
だがきっと、連射できるほどの弾は無い。
マガジンは……無い。どこかに落としてしまったのか。
そして、今の私の射撃精度は、低い。
ならば、どうする?
そうだ。遠くで当たらないなら、近くまで行って撃てばいい。
私は、女に向かって、足を一歩踏み出した。
「あ、あんたっ、な、なにする気なのよ!」
一歩。また一歩。足を動かす。
「ちょ、ちょっと、答えなさいよ! 止まりなさいよ!」
私は、黙ってまた一歩。もう一歩。
「と、止まれって言ってんのが聞こえないの!? 止まらないと、撃つわよ!?」
一歩。そしてもう一歩。
「私の言うこと聞きなさいよッ!! 止まれぇッ!!」
私は、女に向かって、足を一歩踏み出した。
「あ、あんたっ、な、なにする気なのよ!」
一歩。また一歩。足を動かす。
「ちょ、ちょっと、答えなさいよ! 止まりなさいよ!」
私は、黙ってまた一歩。もう一歩。
「と、止まれって言ってんのが聞こえないの!? 止まらないと、撃つわよ!?」
一歩。そしてもう一歩。
「私の言うこと聞きなさいよッ!! 止まれぇッ!!」
――パァン
破裂音と共に、バランスを崩した私が地面に倒れる。
女が撃った……? 弾が、当たった……?
「あ、あはははは、だから言ったでしょ、止まらないと撃つって! ざまあみろだ! あはははは」
女の笑い声が頭に響く。だが、そんなことはどうでもいい。
私は、どこを撃たれたんだ?
頭か? 胸か? 腕か? 腹か?
……ああ、なんだ、脚か。
なら、まだ、大丈夫。
こんなぐらいでは、私は死なない。負けたりしない。
私は、地面を押し返す。
足の痛みなんて今はどうでもいい。
今、私に必要なのは、ただ、立ち上がることだけ。
そして、あそこまで、歩くことだけ。
他には何もいらない。
女が撃った……? 弾が、当たった……?
「あ、あはははは、だから言ったでしょ、止まらないと撃つって! ざまあみろだ! あはははは」
女の笑い声が頭に響く。だが、そんなことはどうでもいい。
私は、どこを撃たれたんだ?
頭か? 胸か? 腕か? 腹か?
……ああ、なんだ、脚か。
なら、まだ、大丈夫。
こんなぐらいでは、私は死なない。負けたりしない。
私は、地面を押し返す。
足の痛みなんて今はどうでもいい。
今、私に必要なのは、ただ、立ち上がることだけ。
そして、あそこまで、歩くことだけ。
他には何もいらない。
「あははは……は?」
不快な笑い声が途絶えた。
私は霞む目で、今まで声が聞こえていた方向を見る。
おぼろげに人の影が揺れている。
「な……なんで立ち上がるのよ……!! なんなのよアンタ!! まさか、あんたも……化け物の仲間なの!?」
不快な笑い声が途絶えた。
私は霞む目で、今まで声が聞こえていた方向を見る。
おぼろげに人の影が揺れている。
「な……なんで立ち上がるのよ……!! なんなのよアンタ!! まさか、あんたも……化け物の仲間なの!?」
化け物……か。
ああ、今はそれでいい。
私は、人じゃない。私は、化け物。
私は、鬼。
人の罪を、弱い心を、全部喰らい尽くす、強い鬼。
だから、それでいいから。
お願い、みんな。力を貸して。
あいつを殺すための、力を。
ああ、今はそれでいい。
私は、人じゃない。私は、化け物。
私は、鬼。
人の罪を、弱い心を、全部喰らい尽くす、強い鬼。
だから、それでいいから。
お願い、みんな。力を貸して。
あいつを殺すための、力を。
一歩。そしてまた一歩。私は歩き出す。
「ひ、ひィッ!?」
一歩。また一歩。ゆっくり、でも、倒れてしまわないように、しっかりと。
「く、来るなッ! 来るなよ、この化け物ッ!!」
――パァン
銃弾が頬をかすめる。だが、私は止まらない。
クーガーは、恐れなかった。こんなぐらいでは、止まらなかった。
一歩、また一歩、前へ進む。
「こ、来ないでよ! お願いだからッ!」
――パァン
銃弾が、右肩に食い込む。
以前に受けた傷と相まり、激痛が走る。
でも、私は止まらない。
光は、負けなかった。こんな痛みぐらいでは、負けなかった。
一歩。更に一歩。前へ進む。
「嫌よッ! 来るなッ! 来るな来るな来るな来るなァッ!!」
――パァン
「ぐっ」
銃弾が、腹を突き抜ける。じわりと熱い感覚が、下腹に滲む。
でも……それでも私は止まらない。
エルルゥは、もっと痛かったんだ。 エルルゥは、もう進めないんだ。
だから、私はこんなところで止まる訳には行かないんだ!
一歩。そしてまた一歩。前へと、前へと。
「い、嫌アアッ!! 来ないで、来ないでえええぇぇッ!!」
――バタン!
女が転倒した。私から逃れようと後ずさる足が、瓦礫の破片に躓いたのだ。
必死に起き上がろうともがく女の姿は滑稽だったが、それを嗤う気にも、見逃す気にもならなかった。
逃しは、しない。
「来ないで、嫌ッ、助けて、来ないでよ! 来ないでよ!!」
――パァン、パァン、カチン、カチン、カチン……
倒れたままの体勢で女が銃を撃つが、それらの弾丸は私に当たることなく飛び去った。
そして、女の銃の弾が尽きた。
女はもうすぐそこだ。
あと少し。あと少しだから。
お願い、力を貸して。
圭ちゃん、
レナ、
梨花ちゃん、
沙都子、
そして、みんな……お願い。私に、あと少しだけでいいから、力を貸して!
「ひ、ひィッ!?」
一歩。また一歩。ゆっくり、でも、倒れてしまわないように、しっかりと。
「く、来るなッ! 来るなよ、この化け物ッ!!」
――パァン
銃弾が頬をかすめる。だが、私は止まらない。
クーガーは、恐れなかった。こんなぐらいでは、止まらなかった。
一歩、また一歩、前へ進む。
「こ、来ないでよ! お願いだからッ!」
――パァン
銃弾が、右肩に食い込む。
以前に受けた傷と相まり、激痛が走る。
でも、私は止まらない。
光は、負けなかった。こんな痛みぐらいでは、負けなかった。
一歩。更に一歩。前へ進む。
「嫌よッ! 来るなッ! 来るな来るな来るな来るなァッ!!」
――パァン
「ぐっ」
銃弾が、腹を突き抜ける。じわりと熱い感覚が、下腹に滲む。
でも……それでも私は止まらない。
エルルゥは、もっと痛かったんだ。 エルルゥは、もう進めないんだ。
だから、私はこんなところで止まる訳には行かないんだ!
一歩。そしてまた一歩。前へと、前へと。
「い、嫌アアッ!! 来ないで、来ないでえええぇぇッ!!」
――バタン!
女が転倒した。私から逃れようと後ずさる足が、瓦礫の破片に躓いたのだ。
必死に起き上がろうともがく女の姿は滑稽だったが、それを嗤う気にも、見逃す気にもならなかった。
逃しは、しない。
「来ないで、嫌ッ、助けて、来ないでよ! 来ないでよ!!」
――パァン、パァン、カチン、カチン、カチン……
倒れたままの体勢で女が銃を撃つが、それらの弾丸は私に当たることなく飛び去った。
そして、女の銃の弾が尽きた。
女はもうすぐそこだ。
あと少し。あと少しだから。
お願い、力を貸して。
圭ちゃん、
レナ、
梨花ちゃん、
沙都子、
そして、みんな……お願い。私に、あと少しだけでいいから、力を貸して!
「化け物め、化け物めッ、お前なんか、お前なんかッ!」
女が、自分のデイバックに手を伸ばす。
だから、撃つ。
――パパパァン
「痛いッ!!」
私の撃った弾は、やっと狙い通りに女の右腕に当たった。
どさりと、鞄が地面に落ちる。
「嫌、嫌、嫌、こんなの嫌ッ! こんなの、私は認めないッッ!!」
女が、みっともなく泣き喚く。
腰が抜けたのか、女は立ち上がれずに、這い蹲って逃げようともがく。
でも、瓦礫の中では、逃げ場は乏しい。
すぐに追い詰められてしまう。
「嫌よッ!! 来るなッ!! こっちに来るなあああぁぁッ!!」
――ガンッ
女が苦し紛れに投げた拳銃が、私の顔に当たる。
その痛みで、一瞬、意識が飛びそうになる。
痛い。苦しい。寒い。眠い。吐き気がする。
出来ることならば、今すぐ全てを放り出してしまいたい、そんな誘惑が私を苛む。
でも、それはできない。
これは、罰。
私が犯してしまった罪の、罰。
そして、これは償い。
私が犯した罪の、償い。
私が、最後までやりきらないと、意味が無いんだ。
私は、女に銃を向ける。
女が、自分のデイバックに手を伸ばす。
だから、撃つ。
――パパパァン
「痛いッ!!」
私の撃った弾は、やっと狙い通りに女の右腕に当たった。
どさりと、鞄が地面に落ちる。
「嫌、嫌、嫌、こんなの嫌ッ! こんなの、私は認めないッッ!!」
女が、みっともなく泣き喚く。
腰が抜けたのか、女は立ち上がれずに、這い蹲って逃げようともがく。
でも、瓦礫の中では、逃げ場は乏しい。
すぐに追い詰められてしまう。
「嫌よッ!! 来るなッ!! こっちに来るなあああぁぁッ!!」
――ガンッ
女が苦し紛れに投げた拳銃が、私の顔に当たる。
その痛みで、一瞬、意識が飛びそうになる。
痛い。苦しい。寒い。眠い。吐き気がする。
出来ることならば、今すぐ全てを放り出してしまいたい、そんな誘惑が私を苛む。
でも、それはできない。
これは、罰。
私が犯してしまった罪の、罰。
そして、これは償い。
私が犯した罪の、償い。
私が、最後までやりきらないと、意味が無いんだ。
私は、女に銃を向ける。
「いや……やだ、嫌よ、許してよォ……もう、もうこんなことしないからァ……」
女が、嗚咽と共に喋りだす。
「私、反省するから……もう、二度と人殺しなんてしないからァ……」
涙に濡れ、鼻水と涎をたらしながら、必死に命乞いをしている。
「ああ、そうだ、取っておきの情報を教えてあげるから! ギガゾンビと手下の話よ! どう? 聞きたくない!?」
その形振り構わぬ姿は、哀れですらあった。
でも、それがどうしたというのだ。
「ね? 私と貴方が組んだら他の参加者もギガゾンビもへっちゃらよ! だから、ね、ね?」
あんたは、そうやって命乞いした人達を、一体何人殺してきたの?
「ね、だから、お願いよ。こ、殺さないで。どうか、私だけは、殺さないで」
そして、あんたはこれからも人を殺していくつもりなんでしょう?
なのに、自分だけ助かろうだなんて。
――駄目だよ。
「嫌よ、死にたくない。私がこんなところで死ぬなんて、嫌よ。嫌、嫌、死にたくない――」
女が、嗚咽と共に喋りだす。
「私、反省するから……もう、二度と人殺しなんてしないからァ……」
涙に濡れ、鼻水と涎をたらしながら、必死に命乞いをしている。
「ああ、そうだ、取っておきの情報を教えてあげるから! ギガゾンビと手下の話よ! どう? 聞きたくない!?」
その形振り構わぬ姿は、哀れですらあった。
でも、それがどうしたというのだ。
「ね? 私と貴方が組んだら他の参加者もギガゾンビもへっちゃらよ! だから、ね、ね?」
あんたは、そうやって命乞いした人達を、一体何人殺してきたの?
「ね、だから、お願いよ。こ、殺さないで。どうか、私だけは、殺さないで」
そして、あんたはこれからも人を殺していくつもりなんでしょう?
なのに、自分だけ助かろうだなんて。
――駄目だよ。
「嫌よ、死にたくない。私がこんなところで死ぬなんて、嫌よ。嫌、嫌、死にたくない――」
――パパパパァン、カチン、カチン、カチン……
なんだ、意外と沢山弾が残っていたんだな。
これで、やっと、おわり。
さあ、戻ろう。みんなのところへ。仲間のところへ。
そう思って、振り向いた私は――
さあ、戻ろう。みんなのところへ。仲間のところへ。
そう思って、振り向いた私は――
――ガクン
急に膝から力が抜けて、その場に崩れ落ちてしまう。
――あれ。
体が、鉛のように重い。力を入れようとしても、うまくいかない。
なんだか、寒い。それにもうお昼だってのに、なんだか暗い。
それに、頭が痛くて、ぼーっとして、それに、うぷ、吐き気が……
「うげぇっ!」
堪えきれずに吐き出したソレは、何度も吐いて見慣れてしまった吐瀉物とは違っていた。
黒くて、粘液質で、そして――赤い。
それは、自分でも驚くほどに大量の……血だった。
ああ、そういえばお腹を撃たれたんだった。
多分、胃に穴が開いて、血が噴出しているんだろう。
ハハ、これは、流石に……。
もう、ダメだね。
急に膝から力が抜けて、その場に崩れ落ちてしまう。
――あれ。
体が、鉛のように重い。力を入れようとしても、うまくいかない。
なんだか、寒い。それにもうお昼だってのに、なんだか暗い。
それに、頭が痛くて、ぼーっとして、それに、うぷ、吐き気が……
「うげぇっ!」
堪えきれずに吐き出したソレは、何度も吐いて見慣れてしまった吐瀉物とは違っていた。
黒くて、粘液質で、そして――赤い。
それは、自分でも驚くほどに大量の……血だった。
ああ、そういえばお腹を撃たれたんだった。
多分、胃に穴が開いて、血が噴出しているんだろう。
ハハ、これは、流石に……。
もう、ダメだね。
どうやら、もう私は動けそうにない。
だけど、私はもう、私が出来ることを全てしてしまった。
あと、心残りがあるとすれば……
「うわあああぁぁぁん!! さとちゃああぁぁん!! 魅音おねえさああぁぁぁん」
遠くで、しんちゃんの泣く声が聞こえる。
ああ、しんちゃんは無事だった。
きっと、もうすぐハルヒや、キョンや、ロックさんや、トウカさんが来てくれる。
大丈夫、しんちゃんはきっと、大丈夫。
しんちゃんだけでも生きていてくれれば。
私は、私はもう……。
だけど、私はもう、私が出来ることを全てしてしまった。
あと、心残りがあるとすれば……
「うわあああぁぁぁん!! さとちゃああぁぁん!! 魅音おねえさああぁぁぁん」
遠くで、しんちゃんの泣く声が聞こえる。
ああ、しんちゃんは無事だった。
きっと、もうすぐハルヒや、キョンや、ロックさんや、トウカさんが来てくれる。
大丈夫、しんちゃんはきっと、大丈夫。
しんちゃんだけでも生きていてくれれば。
私は、私はもう……。
私は、ごろりと体を横たえる。
空が、青い。
風が、なんだか心地よい。
遠くで、ひぐらしが鳴いている。
なんだか、一仕事を終えた後のような感覚だ。
人を殺しておいて、仕事もへったくれも無いけどね。ハハ……
空が、青い。
風が、なんだか心地よい。
遠くで、ひぐらしが鳴いている。
なんだか、一仕事を終えた後のような感覚だ。
人を殺しておいて、仕事もへったくれも無いけどね。ハハ……
私は、きっと地獄へ落ちる。
私が犯した罪は重い。ちょっとやそっとで贖える訳が無い。
だから、きっと天国へ行ったみんなとはもう会えそうにないね。
だけど、みんな……見ていてくれた?
私、頑張ったんだよ?
これでも、精一杯頑張ったんだよ?
だから、ね。
私から、一つだけお願いがあるの。
私がそっちにいってから、もし、またみんなに会えたなら。
その時はまた、これまでみたいに、仲間でいてくれるかな?
分かってる。こんな人殺しの咎人なんて、嫌だよね。
でも、でも……
私が犯した罪は重い。ちょっとやそっとで贖える訳が無い。
だから、きっと天国へ行ったみんなとはもう会えそうにないね。
だけど、みんな……見ていてくれた?
私、頑張ったんだよ?
これでも、精一杯頑張ったんだよ?
だから、ね。
私から、一つだけお願いがあるの。
私がそっちにいってから、もし、またみんなに会えたなら。
その時はまた、これまでみたいに、仲間でいてくれるかな?
分かってる。こんな人殺しの咎人なんて、嫌だよね。
でも、でも……
「何言ってんだよ。俺達、仲間だろ?」
……えっ?
【北条沙都子@ひぐらしのなく頃に 死亡 】
【峰不二子@ルパン三世 死亡 】
【園崎魅音@ひぐらしのなく頃に 死亡 】
[残り15人]
【峰不二子@ルパン三世 死亡 】
【園崎魅音@ひぐらしのなく頃に 死亡 】
[残り15人]
【C-4・山間部と市街地の境目付近/2日目・昼】
【野原しんのすけ@クレヨンしんちゃん】
[状態]:全身にかすり傷、頭にふたつのたんこぶ、腹部に軽傷、SOS団名誉団員認定、全身が沙都子の血で汚れている。
[装備]:なし
[道具]:支給品一式(-1食) 、プラボトル(水満タン)×2
[思考]:
基本:家族揃って春日部に帰る。
1:沙都子と魅音を病院へ連れて行く。
2:誰か助けを呼ぶ。
[備考]:しんのすけは二人がまだ生きているかもしれないと考えています。
[状態]:全身にかすり傷、頭にふたつのたんこぶ、腹部に軽傷、SOS団名誉団員認定、全身が沙都子の血で汚れている。
[装備]:なし
[道具]:支給品一式(-1食) 、プラボトル(水満タン)×2
[思考]:
基本:家族揃って春日部に帰る。
1:沙都子と魅音を病院へ連れて行く。
2:誰か助けを呼ぶ。
[備考]:しんのすけは二人がまだ生きているかもしれないと考えています。
各人の遺品は、各人の遺体の傍に放置されています。
魅音:AK-47カラシニコフ(0/30)、AK-47用マガジン(30発×3)は破壊された民家内に放置。
沙都子:スペツナズナイフ×1 、
沙都子のデイバック:基本支給品一式(食料 -1)、簡易松葉杖、どんな病気にも効く薬
不二子:コルトSAA(弾数:0/6発-予備弾無し) 、コルトM1917(弾数:0/6発-予備弾無し)
不二子のデイバック:
デイバック×8、支給品一式×7(食料6食分消費、水1/5消費)、
鶴屋の巾着袋(支給品一式と予備の食料・水が入っている)、
RPG-7×2(榴弾×1、スモーク弾×1、照明弾×1)、クロスボウ、タヌ機(1回使用可能)
暗視ゴーグル(望遠機能付き・現在故障中)、インスタントカメラ×2(内一台は使いかけ)
高性能デジタルカメラ(記憶媒体はSDカード)、携帯電話(各施設の番号が登録済み)
ダイヤの指輪、のろいウサギ、ハーモニカ、デジヴァイス、真紅のベヘリット
ホ○ダのスーパーカブ(使用不能)、E-6駅・F-1駅の電話番号のメモ、
トグサが書いた首輪の情報等が書かれたメモ1枚
【薬局で入手した薬や用具】
鎮痛剤/解熱剤/胃腸薬/下剤/利尿剤/ビタミン剤/滋養強壮薬
抗生物質/治療キット(消毒薬/包帯各種/鋏/テープ/注射器)/虫除けスプレー
※種類別に小分けにしてあります。
魅音:AK-47カラシニコフ(0/30)、AK-47用マガジン(30発×3)は破壊された民家内に放置。
沙都子:スペツナズナイフ×1 、
沙都子のデイバック:基本支給品一式(食料 -1)、簡易松葉杖、どんな病気にも効く薬
不二子:コルトSAA(弾数:0/6発-予備弾無し) 、コルトM1917(弾数:0/6発-予備弾無し)
不二子のデイバック:
デイバック×8、支給品一式×7(食料6食分消費、水1/5消費)、
鶴屋の巾着袋(支給品一式と予備の食料・水が入っている)、
RPG-7×2(榴弾×1、スモーク弾×1、照明弾×1)、クロスボウ、タヌ機(1回使用可能)
暗視ゴーグル(望遠機能付き・現在故障中)、インスタントカメラ×2(内一台は使いかけ)
高性能デジタルカメラ(記憶媒体はSDカード)、携帯電話(各施設の番号が登録済み)
ダイヤの指輪、のろいウサギ、ハーモニカ、デジヴァイス、真紅のベヘリット
ホ○ダのスーパーカブ(使用不能)、E-6駅・F-1駅の電話番号のメモ、
トグサが書いた首輪の情報等が書かれたメモ1枚
【薬局で入手した薬や用具】
鎮痛剤/解熱剤/胃腸薬/下剤/利尿剤/ビタミン剤/滋養強壮薬
抗生物質/治療キット(消毒薬/包帯各種/鋏/テープ/注射器)/虫除けスプレー
※種類別に小分けにしてあります。
「ただいまギガ~~」
「おや、早かったね、コンラッド。ということは不二子嬢は、駄目だったということか」
「お察しの通りギガ。まさかあんなに早く死ぬとは思ってなかったギガ。ああ~取引して損したギガ~~」
「ハハハ、でもそれは恨みっこ無しだ。あの時ちゃんと契約しただろう?
お前は、峰不二子に関する情報を包み隠さず私に教える。
私は、コンラッドを峰不二子の監視に専任させ、そのための単独行動を許す。
この交換条件をお前も飲んだんだからな」
「それはそうギガけど……しかしアンタも、あの情報があったとはいえ、よくもあの悪女を手玉に取れたギガ」
「ああ……あの手の人間はね、自分がいつも他人より上手に居ようとするんだけど、自分よりはるかに上手な人間に対してはとたんに脆くなる。
だからすこし揺さぶってやれば、この通りさ。それに、君から貰った情報の質、量に因る所も大きい」
「お役に立てて光栄ギガ……でも、不二子ちゃんの入浴シーンがぁ、シャワーシーンがぁ~~!」
「そんなに落ち込むほどの事なのか? だが、また今度みたいなことがあったら、その時もコンラッドに頼むのも良いかもな」
「マジギガ!? 喜んでギガ!!」
「そのかわり、情報はちゃんと回してくれよ?」
「な……なんかダマはオマエのことを勘違いしていたみたいギガ。これからもよろしくギガ! 心の友よ!!」
「ハハハ、こちらこそよろしくな、コンラッド」
「おや、早かったね、コンラッド。ということは不二子嬢は、駄目だったということか」
「お察しの通りギガ。まさかあんなに早く死ぬとは思ってなかったギガ。ああ~取引して損したギガ~~」
「ハハハ、でもそれは恨みっこ無しだ。あの時ちゃんと契約しただろう?
お前は、峰不二子に関する情報を包み隠さず私に教える。
私は、コンラッドを峰不二子の監視に専任させ、そのための単独行動を許す。
この交換条件をお前も飲んだんだからな」
「それはそうギガけど……しかしアンタも、あの情報があったとはいえ、よくもあの悪女を手玉に取れたギガ」
「ああ……あの手の人間はね、自分がいつも他人より上手に居ようとするんだけど、自分よりはるかに上手な人間に対してはとたんに脆くなる。
だからすこし揺さぶってやれば、この通りさ。それに、君から貰った情報の質、量に因る所も大きい」
「お役に立てて光栄ギガ……でも、不二子ちゃんの入浴シーンがぁ、シャワーシーンがぁ~~!」
「そんなに落ち込むほどの事なのか? だが、また今度みたいなことがあったら、その時もコンラッドに頼むのも良いかもな」
「マジギガ!? 喜んでギガ!!」
「そのかわり、情報はちゃんと回してくれよ?」
「な……なんかダマはオマエのことを勘違いしていたみたいギガ。これからもよろしくギガ! 心の友よ!!」
「ハハハ、こちらこそよろしくな、コンラッド」
【A-8・温泉管理部屋/2日目/昼】
【新生鷹の団】
【グリフィス@ベルセルク】
[状態]:魔力全快?、全身に軽い火傷、打撲
[装備]:エクスカリバー@Fate/stay night、耐刃防護服、ジュエルシード@魔法少女リリカルなのは、フェムトの甲冑@ベルセルク
[道具]:マイクロUZI(残弾数6/50)、やや短くなったターザンロープ@ドラえもん、支給品一式×7(食料三つ分、ディパック六つ分)
オレンジジュース二缶、破損したスタンガン@ひぐらしのなく頃に
ビール二缶、庭師の鋏@ローゼンメイデンシリーズ、ハルコンネンの弾(爆裂鉄鋼焼夷弾:残弾4発 劣化ウラン弾:残弾6発)@HELLSING
[思考・状況]
1: ユービックが戻り次第、A-8エリアに罠を敷き、陣地構築を行う。
2: コンラッドのパソコンから、更なる情報を入手したい。
3: ジュエルシードの力を過信、乱用しない(ギガゾンビが何らかの罠を仕掛けていると考えている)。
4: そして――
【新生鷹の団】
【グリフィス@ベルセルク】
[状態]:魔力全快?、全身に軽い火傷、打撲
[装備]:エクスカリバー@Fate/stay night、耐刃防護服、ジュエルシード@魔法少女リリカルなのは、フェムトの甲冑@ベルセルク
[道具]:マイクロUZI(残弾数6/50)、やや短くなったターザンロープ@ドラえもん、支給品一式×7(食料三つ分、ディパック六つ分)
オレンジジュース二缶、破損したスタンガン@ひぐらしのなく頃に
ビール二缶、庭師の鋏@ローゼンメイデンシリーズ、ハルコンネンの弾(爆裂鉄鋼焼夷弾:残弾4発 劣化ウラン弾:残弾6発)@HELLSING
[思考・状況]
1: ユービックが戻り次第、A-8エリアに罠を敷き、陣地構築を行う。
2: コンラッドのパソコンから、更なる情報を入手したい。
3: ジュエルシードの力を過信、乱用しない(ギガゾンビが何らかの罠を仕掛けていると考えている)。
4: そして――
※グリフィスは生存者の名前と容姿、特徴についてユービックから話を聞きました。
※A-8エリア全域、及びA-8周辺エリアはスパイセットで監視しています。
※A-8エリア全域、及びA-8周辺エリアはスパイセットで監視しています。
【番頭ダマ(コンラッド)】
[思考・状況] :グリフィスを少し見直した
1:グリフィスの指示を待つ。
2:グリフィスの監視を行う。パソコンは条件次第で……
3:グリフィスが何かしようものなら即ギガゾンビ様に密告。それも条件次第……?
[思考・状況] :グリフィスを少し見直した
1:グリフィスの指示を待つ。
2:グリフィスの監視を行う。パソコンは条件次第で……
3:グリフィスが何かしようものなら即ギガゾンビ様に密告。それも条件次第……?
※温泉管理部屋のコンラッドのパソコンからはツチダマ掲示板を始めとする主催者側のネットワークにアクセスできます。
※コンラッドのパソコンには監視キャプチャ画像、動画コレクションが保存されています。
※コンラッドのパソコンには監視キャプチャ画像、動画コレクションが保存されています。
時系列順で読む
Back:ひぐらしのなくころに(中編) Next:幸せな未来
投下順で読む
Back:ひぐらしのなくころに(中編) Next:幸せな未来
271:ひぐらしのなくころに(中編) | 園崎魅音 | 271:幸せな未来 |
271:ひぐらしのなくころに(中編) | 野原しんのすけ | 271:幸せな未来 |
271:ひぐらしのなくころに(中編) | 北条沙都子 | 271:幸せな未来 |
271:ひぐらしのなくころに(中編) | 峰不二子 | 271:幸せな未来 |
271:ひぐらしのなくころに(中編) | グリフィス | 271:幸せな未来 |