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私は笑顔でいます、元気です ◆q/26xrKjWg


 彼女は目を覚ました。

 海鳴市のとあるマンション。フェイトは自室のベッドで、いつものように伸びをしてから目をこする。
 ベッドを降りて部屋を出ると、やはりいつものように、リンディがせわしなくキッチンとリビングを行き来していた。

「あら、おはようフェイト、もうすぐ朝ご飯の支度も終わるから、早く顔でも――」
「母さん」

 駆け寄ってきた子犬形態のアルフの頭を撫でながら、フェイトはリンディに告げる。

「今日、局の任務があるんです。だから学校の方は昼には早退して、直接本局の方に向かおうと思っています」
「……随分と急な話ね。そもそも、確か今日は非番だったわよね?」
「はい。新たに見付かった次元世界で、ロストロギアの暴走が探知されたらしくて。既に探索隊の手には負えない状況だったみたいです。それがあのジュエルシードによるものだと聞いたら、居ても立ってもいられなくて……」

 こちらの話をそこまで聞いて、リンディは溜息を漏らした。

「実はね、あなたがその任務に志願したことは、クロノから聞いてるの。その本当の理由も含めてね」

 そもそも任務の情報を回してくれたのがクロノなのだが、その経緯をリンディにも律儀に伝えてしまうのはいかにも彼らしい。

「余計な心配をかけさせまいとするあなたの気持ちも嬉しいけれど、そんなことは気にしないで、正直に話してほしいの。私達、家族でしょう?」
「ごめんな――」
「謝る必要はないわ。私達、家族でしょう」

 謝罪の言葉を言い切る前に、リンディの人差し指がフェイトの唇に押し当てられた。
 そのまま彼女は少し屈み込んで、両の手をこちらの肩に置いた。そして優しく語りかけてくる。

「間違いなく、あなたにとって今までで一番辛い任務になるはず。一人で抱え込んで無理をすることはないのよ」
「……確かに母さんの言う通り、とても辛いことかもしれない。でも、それ以上に嬉しいんです。私にその機会が与えられたことが。こんなに早く機会を得られるとは思っていなかったから。それに」

 半端な誤魔化しは通用しない。フェイトは真摯に母を見据えた。

「母さんやクロノ、みんながいてくれるからこそ、私にはそれができるんです」

 リンディが再び溜息を漏らす。
 しかし、最初のそれとは微妙にニュアンスが違っていた。

「……そう、分かったわ。それならもう、私にはあなたを応援することしかできない。頑張ってきなさい、フェイト」
「ありがとうございます、母さん――あれ?」

 まず気付いたのは、フェイトだった。焦げ臭い匂いがリビングに漂っている。しかも次第に強まっている。リンディもすぐに気付いたようだ。その発生源が何であるか、ということも含めて。
 慌ててキッチンに戻るリンディを、呆然と見送る。

「ああ、お魚が真っ黒焦げになってるわ!?」

 珍しく粗相をした母のそんな叫び声を聞いて、フェイトはアルフと顔を見合わせる。そしてくすりと笑みをこぼした。



   ◆  ◇  ◆  ◇  ◆



 少なくともフェイトの知る限り、時間軸の制御はいかなる手段においても実現できていない。時間を移動するなどということは夢物語でしかないはずだった。
 そこに突如として出現した時間犯罪者。
 そして、時間犯罪者を取り締まるタイムパトロール。
 次元世界を知覚できていなかった地球文明全体が、ある日突然次元犯罪者を追っている時空管理局の存在を知ってしまったようなものだ。
 時間軸の違いだけではない。次元世界が個々に存在するだけでなく、同一の世界が並列に存在していることまで証明された。それがいくつあるのかも分からない。もしかしたら可能性の数だけ枝分かれになった並列世界が存在していることだってあり得る。その全てを把握することはいかなる者にも不可能だろうが。
 世界の根幹を揺るがすという意味では、プレシア・テスタロッサ事件よりも、闇の書事件よりも、遙かに大事である。本局が大騒動に陥っている様子は容易に想像できる。アースラの主要な面々も、その対応と調整に追われているようだ。

 自分達は被疑者ではなく、拘禁されているわけではない。怪我の処置もあらかた終わり――まだ安静の要あり、ではあるが――衣食住の不自由もない。ある程度はアースラ艦内の移動も許可されている。
 だが、自分達の存在が世界に与える影響は決して小さくはない。最終的な扱いには慎重に慎重を期しているはずだ。
 例えば、生き残った者達が各々の世界に帰るとする。
 言葉にすればたったそれだけのことが、どれだけの影響を世界に及ぼすか想像もできない。何も起きないかもしれない。今ある世界が改変されるかもしれない。全ての世界が消滅するかもしれない。新たな世界が誕生するかもしれない――



「……フェイト、トグサだ。少しいいか?」

 フェイトの思索を遮ったのは、そんな呼び掛けだった。

「あ、はい。どうぞ」

 自分達の処遇が決まるまでの、僅かの――しかし無限にも思える時間を、ただ思索に費やしていただけに過ぎない。故にトグサの申し出を断る理由も特になく、彼を部屋に招き入れた。

「どうしたんですか? トグサ。確かハルヒに付き添っていたのでは?」
「ああ。まだ意識は戻ってないが、彼女には長門が付いている。片時も離れようとしないよ。長門に任せておけば大丈夫――というより、むしろ長門に任せておくべきだろう」

 机を挟み、向かい合ってソファーに腰を下ろす。

「ちょっとした機材を借りられてね。君はタチコマと縁深かった。少しでも身動きの取れる今のうちに、と思ったのさ」

 そう言って、トグサは小さな機械を机に置いた。首筋から一本のコードを引き伸ばし、それに接続する。
 程なくして、機械の上に立体映像が浮かび上がった。

『……再起動完了~♪ アレレ、ココはダレ? ボクはドコ?』

 青い多脚戦車の映像。
 台詞に合わせてコミカルに動くところまで、そっくりそのままの姿である。

「タチコマ!」
『フェイトちゃんじゃないか。びっくりしたなあもう。いつの間にそんなに大きくなったんだい?』
「フェイトが大きくなったんじゃない。タチコマが小さくなったんだ。ついでに言えば実体ですらない」
『あれ、誰かと思ったらトグサ君だ。どうしてこんなところに? こんなところ、こんなところ――こんなところ? そういえば、僕は大破してなかったっけ? フェイトちゃんを庇って』

 チップから複製されたタチコマ達が、ゲイナーの愛機であるキングゲイナーを身を挺して庇ったことは聞いている。その働きが無ければ、自分達は生き残れなかった。
 この機械に組み込まれているのは複製の元となったオリジナルのチップだから、複製された後の記憶――いや、記録と言うべきか――は有していないということなのだろう。

「そうだよ。あんな無茶して――」
『でも、言ったろ? 僕は半不死だって。肝心な部分さえ残っていれば、こんな風に何の問題もないってことなんだ。だから気にする必要はないよ』
「でもそれは、肝心な部分が残らなかったら駄目なんだ、ってことなんだよ」

 涙ぐみながらも諭すようにフェイトは言うが、タチコマは相変わらずの軽い調子で話題を変えてくる。

『そうそう、ゲイナー君達を駅に置いてきちゃったんだけど、二人とも大丈夫だったかなぁ?』
「ええと、ゲイナーは無事。レヴィは――」

 一瞬、口を噤む。

「――レヴィは、亡くなったの。脱出を前にした最後の戦いで」
『なるほど、僕が再起動される前に君達は脱出を果たしたんだ。トグサ君、少佐やバトーさんはどうなったんだい? やっぱり死んでしまったのかな』
「ああ、彼らも死んだよ。遺体はもちろん、電脳を回収することすらも叶わなかった」
『そっか、それは残念なことだね』
「脱出できたのは、私達を含めてほんの一握りだけ。本当に多くの命が失われた……」

 ゲイナーやタチコマが無事であったことは、喜ばしいことだ。しかし、彼らのように自分に道を示してくれた人達の多くは、あの地で逝ってしまった。
 親友を想う気持ちを呼び覚ましてくれたカルラ。
 その鉄拳で現実を叩き込んでくれたレヴィ。
 エクソダス計画により皆を脱出に導いてくれたゲイン。
 自らの存在を犠牲にして命を繋いでくれたレイジングハート。

 再会すること叶わなかった親友のはやて。
 彼の地で見知った仲間達を守るため、殺人者と戦って――力を使い果たして消滅したヴィータ。
 彼の地で失われたはやての命を取り戻すため、殺人者として戦って――凄絶な死闘の末に果てたシグナム。

 そして、なのは。
 彼女は自分にとって、光のありかへと至る道そのものだった。

(でも、それだけじゃないんだ……)

 フェイトの道を閉ざした者すらも、もうこの世にはいない。

「……私より少し年上の、桃色の髪の子も。なのはの仇の」
『ああ、記録に残ってる。僕を大破させたあの女の子のことか。フェイトちゃん、君が戦闘を収束させたんだね』
「そう。私が、彼女を、殺した――」

 声が震える。
 いや、震えているのは声だけではなかった。

『正当防衛だろう? そんなに多くの記録は残ってないけれど、説得に応じる状態とは判断できなかったし、制圧には殺害を厭わない戦闘が必要になる戦力の持ち主だったよ』
「そんなことは、ない。決着は、付いたの。無力化して、拘束することだって、できた。できたのに、私は――」

 魔法のあまりに強大な力は、容易に人の命を奪える代物だ。故に、非殺傷設定という枷が存在する。
 フェイトは自分の意志でそれを解除し、人を殺した。
 仕方なく、ではない。仕方なければ赦されることでもなかろうが、その”仕方なく”ですらない。殺意の赴くまま、思い付く限りの残忍な方法で殺した。
 急に恐ろしくなった。
 そんなことをしてしまったのに、今の今まで平常を保っていられた自分が。
 互いに殺し合わなければならない狂気の渦中にあったからか。強い憎しみ――あるいは悲しみの感情に囚われていたからか。平常であることが必要とされていたからか。もっと単純に、それを強く意識する余裕がなかっただけかもしれない。
 理由はどうとでもこじつけられる。
 だが、大切な人達を奪われて嘆き悲しんでいたはずの自分が、どこかの誰かにとって大切な人を奪った。その事実は覆らない。庇われたのでも、守れなかったのでもない。欠片の容赦もなく奪ったのだ。

 彼女の死に際の姿を思い浮かべる――が、どうしても一つだけ思い出せない。
 死に逝く者がその末期に抱いていたのは、痛み? 苦しみ? 恨み? 憎しみ? 悲しみ? それとも――

「……どういった事情であれ、君が激情に任せて殺人を犯したということには変わりない」

 沈黙を破ったのは、トグサだった。

「それについて君が罪の意識に苛まれるのは、至極当然のことだ。ようやっと正常な感覚を取り戻せつつあると言ってもいい」
『さすがトグサ君。元刑事が語ると含蓄があって説得力が違うねー』
「そう茶化すなよ、タチコマ」

 タチコマの茶々に律儀に反応してやりつつも、トグサはあくまで穏やかな口調で、慎重に言葉を紡いでいる。

「時間犯罪者のギガゾンビはタイムパトロールの管轄だ。しかし、彼に強要された俺達の行動について、誰がどのような法を以て裁くのか――議論を尽くしたところで結論は出ないだろう。法による裁きも、それに伴う明確な贖罪もない。ならば、何を以て償いとするか? 誰にも決められることじゃない以上、君自身が決めるしかない」
「私が、決める?」
「そうだ。君のような小さな女の子が背負っていくにはあまりに重い業だが、こればかりは俺やタチコマ、他の誰かがどうこうできる問題じゃないんだ」
(私が、決める……)

 トグサの言葉に聞き入っているうちに、震えが収まりつつある。
 自分が何をしたいのか――それはまだ見出せないとしても、自分のすべきことがきっとあるはずだ。

「……タチコマは、トグサと一緒に帰るんだよね? 帰ったら、どうするの?」
『どうだろう、僕に決定権はないなぁ』

 やはり他人事のように、タチコマは気楽に述べる。

『まずはラボの解析に回されるだろうけど、研究員の人達から見ればとんでもない内容の記録だからね。故障扱いで廃棄されてしまう可能性が高いかも』
「そんなのって――」
『でも』

 ――それこそ、本当の意味での死と同義ではないか。
 そう言おうとしたフェイトを遮って、タチコマは続けた。

『もし叶うのなら、他のタチコマに僕の記録を共有させたい。僕の記録を情報として残しておきたい。君達の尺度で言うなら、僕という存在をどこかに留めておきたいんだろうと思う。今ここにいる僕は、ここにしかいないから』

 タチコマは、決して死を恐れない。そういう風にできている。
 だからタチコマは生を望まなかった。代わりに望んだのは、受け継がれる死だった。死は生に受け継がれて始めて意味を為す。受け継がれぬ死ほど報われないものはない。

(なら、私がすべきことは)

 フェイトは拳を握り締める。
 震えは完全に止まっていた。

「……私は、伝えるよ。生き抜いた人達のことを。死んでいった人達のことを。私を庇って失われた命。私が守りきれずに失われた命。そして、私が奪った命」

 リンディにクロノ、エイミィ。アルフ。ユーノ。高町家の面々。すずかとアリサ。シャマルにザフィーラ――はやてが死んで、彼女達はもう消滅しているかもしれないが――
 伝えるべき相手は、それだけに留まらない。
 カルラの仲間は誰も生き残れなかったけれど、もし時空管理局の仕事を続けることが許されるならば、いつか彼女達の世界にも辿り着けるはずだ。
 それに――

「私が殺したあの子にだって、どこかで帰りを待っている人がいるはず。どれだけかかるか分からないけど、探し出してみせる。許してはもらえなくても、それでも私が自分の言葉で伝える」
『フェイトちゃんなら、きっと成し遂げられるよ』
「ありがとう、タチコマ」

 タチコマの励ましに笑顔で応えた。
 笑顔で応えられたことに、心の底から安堵しながら。



 コードを自分の首元へと戻すトグサに対して、フェイトは頭を下げる。

「トグサ、このような場も設けてくれて、ありがとうございました……タチコマの望み、どうか叶えてあげてください。お願いします」
「ああ、尽力するよ。約束する。だが、形は違えどタチコマの望みは既に叶っているのかもしれないな」
「どういうことです?」

 顔を上げる。トグサは機械を手に取って、肩を竦めて見せた。

「君はタチコマのことを忘れたりしないだろう?」

 そうだ。忘れるはずがない。
 フェイトは、トグサの問い掛けに迷うことなく頷いた。



   ◆  ◇  ◆  ◇  ◆



 桜咲く並木道を、制服に身を包んで歩く。
 ふと思い立って、揺れる三つ編み――その先にはリボンがあしらわれている――を見やる。ハルヒに結ってもらったのを忘れられず、毎朝自分で編み込むのが習慣となっていた。今ではすっかり手慣れたものだ。

 私立聖祥大附属中学校三年生。
 それが海鳴市におけるフェイトの肩書き。
 中学を卒業するまでは、この街で暮らしたい――他ならぬフェイト自身が希望したことだった。
 なのはが生まれ、十年近くもの歳月を過ごした街。
 もっと長い歳月を過ごすはずだった街。
 自分も共に歩むはずだった。
 でも、もう、なのははいない。なのはのいない一日。一週間。一ヶ月。春。夏。秋。冬――そして一年。多くの人達に支えられながらそれを何度も繰り返し、こうして今の自分がある。
 最初は募る一方だった喪失感も、時を経ることで慣れ、薄れていった。過去に囚われ、悲しみに暮れたままでは、人は生きていけない。きっとそのために、人は忘れることができるのだろう。
 だが、失われないものもある。
 初めてなのはの名前を呼んだ瞬間。握られた手に伝わる柔らかな温もり。優しく流れる海風――
 あの光景は、決して色褪せることはない。

「おっはよーフェイト! どうしたのよ? ぼーっとしちゃって」
「おはよう、フェイトちゃん」

 不意に声を掛けられる。
 振り返ると、フェイトと同じ制服を身に纏う二人の少女の姿があった。

「おはよう。アリサ、すずか」
「フェイトちゃん、今日は非番で翠屋のお手伝いに行くんでしょう? アリサちゃんと一緒に放課後顔出そうかな、と思って」
「ええと、そのことなんだけど――」

 少々心苦しくはあるが、こういったことを頼めそうなのはこの二人をおいて他にない。フェイトは申し訳なさそうに事情を説明する。

「実は急な仕事が入って、お手伝いに行けなくなったんだ。もし放課後用事がないなら、代わりにお願いできないかな」
「分かったわ。そういうことなら、自他共に認める翠屋の看板娘ことアリサちゃんにどーんと任せなさい」

 間髪入れずに、アリサが名乗り出た。それこそ思い立ったら即行動、の勢いで。

「ええと、この前勢い余ってお皿を割っちゃったとか、そういうお話なら小耳に挟んだんだけど……」
「う――まあ、それはそれよ!」

 すずかの突っ込みを受けて大いに気勢を削がれつつも、それに押し切られることだけは何とか避けたようだ。

「ともかく、士郎さんと桃子さんにはあたしから伝えておくから、フェイトは安心してお勤め果たしてきなさい。にしてもその何とか局、いくらフェイトが有能だからって中学生を働かせ過ぎよね。労働基準監督署とか、そういうとこないの?」
「あはは……どうだろう。あんまり聞いたことはないかな。でも、大丈夫だよ」
「無理はしないでね、フェイトちゃん」

 何度も挫けそうになった自分をいつだって支えてくれた、大切な親友達。彼女達も辛かっただろうに、それでも自分を支えてくれた。
 今だって、こうして支えてくれている。
 彼女達だけではない。今を生きる――今を生きているであろう多くの人達が支えてくれるからこそ、今を過ごすことができる。今より先の何かに目を向けられる。
 フェイトは告げた。精一杯の感謝を込めて。

「うん。二人とも、本当にありがとう」



 ――なのは。私は私のすべきことを全て終えて、なのはにさよならを言うよ。それが私の出発点。そうしたら、なのはが隣にいないこの世界でも、私は私のしたいことを見付けられるようになる。
 さよならだけど、それでもきっと、なのはは私の中にいてくれるよね。
 だから。

 私は笑顔でいます。元気です。



   【アニメキャラ・バトルロワイアル 魔法少女リリカルなのは End】




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298:GAMEOVER(5) フェイト・T・ハラオウン 307:______________








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