オープニング


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オープニング ◆fqkXiQFGSY



あれ・・・俺、何でこんな所で寝てるんだって・・・・

たしかついさっきまで、大学の食堂でJavaの本を読んでた筈なのに・・・

俺は何処とも知れぬ、黒い御影石のひんやりとした床から体を起こし、
まだ眠気でガンガンする頭を無理やり覚醒させようとしていた。

あたりは真っ暗で、かろうじて自分の周りが見える程度・・・

大学の食堂から突如こんな所に連れてこられれば、
普通もっと混乱したり騒いだりするものだが、
どうやらその時の俺は寝ぼけていたのか、
不思議と混乱はしていなかった。

カシャ

頭が完全に覚醒しきる前に、突如前方の空間に、
スポットライトの光が上方より降り注ぎ、
一人の男の姿を照らしだした。

目を擦りながら、俺はぼんやりとした視線をその男に向けた。

男は神経質そうな痩せ形の、竹ひごのように細長い男だった。
黒ぶちの眼鏡をかけ、頭には黒い中折れ帽、胴体を黒いスーツで包んでいた。

「おはよう諸君・・・私の名前は『Mr.Java』・・・」

男は舞台役者の様な大仰な仕草をしながら、
独特のイントネーションの日本語でそう名乗り・・・

「これから君たちには殺し合いをしてもらう・・・」


そんなフザケタ事を言い出した。


■■■


「ふざけるなっ!」

ざわっ・・・!ざわっ・・・!と、
どうやら俺以外にも人がいたらしいこの謎の場所の暗闇の中で、
上の様な擬音で表現できるようなざわめきが起こる中、
一人の男が『Mr.Java』に掴みかからんと、
スポットライトの照らす光の空間の中に颯爽と足を踏み入れていた。

それは、白い髪をツンツンに立てた、悪趣味なスーツにサングラスのチンピラ風の男だった。
その筋の人間なのだろうか?

「何が殺しあえ、だっ!俺をこんな所に連れてきやがって・・・さっさと元いた場所に俺を返し・・・」
「ふむ、そうだな!君にしよう!」
「はぁっ!?」

今にも掴みかからんとするチンピラ男を、虫でも見るような眼で見ていた『Mr.Java』だったが、
ふと、男の話を遮るように、素っ頓狂な声で指を鳴らしながら叫んだ。
そして、『Mr.Java』の余りに挙動不審な態度に、面喰っている男に向き合って、
『Mr.Java』は飛んでも無いことを言ってのけたのだ。

「見せしめに、君に死んでもらおう!」

『爆発マデ、アト二〇秒デス・・・』

「なっ・・・・なぁっ!」

突然始まった機械音声の秒読みと、
その抜き差しならない内容に、
顔を真っ青にするチンピラ。

ああ・・・どうして今まで気がつかなかったのか。

チンピラにも、俺にも、いつの間にか細い首輪が付けられていた事に、
今更ながら俺は気がついた。

『爆発マデ、アト一〇秒・・・』
「う、嘘だろっ!やめろー、死にたくなーい!」
『アト五秒・・・・』
「 死 に た く な ー い 」
「死にたく『0』」


ボンッ!

間の抜けた爆発音がして、チンピラの頭部が吹き飛んだ。
噎せ返る様な血の臭いが鼻を刺し、
凄まじい嘔吐感と共に、ようやく俺の意識は覚醒する。

ようやく俺も気がついた。
自分が飛んでも無いことに巻き込まれてしまった事に。

「見ての通り、逆らう人はこうなります。よって君たちに拒否権はありません」
「最後まで生き残った人には、ご褒美として、何か一つだけ、どんな願い事でも叶えてあげましょう」
「私を怨まないでくださいね。怨むなら、貴方達を選び、私を選ばなかった『安価参加者』を怨んでください」

「それでは・・・・Let's party!」

『Mr.Java』は一通り話し終えると、再び指を鳴らす。
その音とともに、俺の意識は再び途絶えた。

【平山幸雄@アカギ 死亡】

参戦【大学でこの本を読んでる俺@Java言語で学ぶデザインパターン入門】

主催
Mr.Java@Java言語で学ぶデザインパターン入門


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