朝日のネット叩きとネットへの認識

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&bold(){朝日のネットにたいする認識例} *事件前、匿名掲示板を非難していた朝日のコラム「天声人語」 (既に消去されているので魚拓) http://s03.megalodon.jp/2009-0207-1421-34/www.asahi.com/paper/column20090207.html 社説天声人語 2009年2月7日(土)付印刷  パリの裏通りを歩くと、たまにクラクションの合奏に出くわす。渋滞の源である配送車に、後続の車が遠慮がちに鳴らした一発。それがたちまち長い長い一斉射撃に転じ、荷下ろしの配達員をせかすのだ。「奏者」不詳の匿名性が、気と音を大きくする▼ &bold(){インターネットでの中傷被害が絶えない。匿名に乗じて、小心者が振り回す言葉の暴力だ。巨大掲示板での雑言は、例えれば公園で怒鳴り散らすのたぐい 、ブログへの悪態は民家に土足で乗り込む挙だろう}▼男性芸人が殺人事件に関与したというデタラメな情報をもとに、芸人のブログに「殺す」などと書き連ねた女が、脅迫の疑いで書類送検された。同じブログで中傷を重ねた17~45歳の男女18人も、名誉棄損の疑いで立件される▼住所は北海道から九州まで。互いに面識はなかろう。同じ民家で暴れた縁とはいえ、「覆面に黒装束」では男女の別すら分からない。 &bold(){だが書き込みの記録から発信元は割れる。} 警察がその気になれば、覆面は造作なくはがされる▼顔が見える集団討論でさえ、意見が次第にとんがり、結論が極端に振れることがある。匿名ゆえに責任感が薄まる場では、安易に同調し、論より情にまかせて過激さを競うような群集心理が働くという(岡崎博之『インターネット怖い話』)▼&bold(){自由に発信できるネットにより、善意の輪が広がることもあれば、 権力やメディアの所業が問われもする。} 「情」と「報」の海に紛れる悪意をどう摘むか。もはや言論の裏通りとはいえない存在だけに、交通整理の知恵がいる。 ---- ↓こちらも事件前の社説 *ネットの中傷―表現の舞台を汚す卑劣さ (既に消去されているので魚拓) http://s03.megalodon.jp/2009-0206-1200-00/www.asahi.com/paper/editorial20090206.html 社説(2009年2月6日(金)付)  もしもあなたがインターネット上で「人殺し」などと根も葉もない中傷を受けたとしたら――。  被害はおそらくネットの場にとどまらないだろう。日々の生活のなかで疑いの目を向けられるかもしれないし、仕事にも影響しかねない。  そうしたひどい中傷に対する重い警告の意味も込めたのだろう。お笑いタレントの男性のブログに事実無根の書き込みをしていたとして、警視庁は全国に住む18人を名誉棄損の疑いで書類送検する方針を固めた。  また、タレントを「殺す」などという内容を書いたとして、1人を脅迫の疑いで書類送検した。  ブログへの書き込みをめぐる集団摘発はきわめて異例だ。それほどネットの世界には、悪質きわまりない書き込みがあふれているということだ。  根拠のないデマを流して、身近なだれかを誹謗(ひぼう)中傷する。著名人の発言が気に入らなかったとして、やり玉にあげる。おもしろ半分で始まった書き込みが、敵意をむき出しにした攻撃へとエスカレートすることもある。それをあおる人たちまでいるから厄介だ。  だが、書かれた方はたまらない。  いじめられた、と感じて追いつめられる子がいる。「血の海になります」との犯行予告を書き込まれ、講演会の中止に追い込まれた評論家もいる。  深刻なのは、そうした無責任な書き込み行為が幅広い層に広まっている点だ。今回摘発された中には女子高校生から国立大学の職員までいた。  07年に全国の警察に寄せられたネットでの中傷被害の相談は9千件近くにのぼる。お隣の韓国では、被害にあった女優が自殺する騒ぎがあった。もはや見過ごせない状況だ。  &bold(){背景にあるのは、名乗らずに発信できるネット社会の特性だろう。だが、自分だけは姿の見えにくい場所に立って、一方的に悪口を浴びせたり事実に反する書き込みをしたりするのは、あまりにも卑劣ではないか。}  もちろん、ネットそのものの役割は前向きにとらえたい。だれもが世界に向けて自分の意見を発信できる。この新しいメディアによって、表現や言論の舞台は大きく広がった。その場はしっかりと守らなくてはならない。  &bold(){だからこそ、その発信には責任が伴う。だれかを根拠もなくののしる行為はまっとうな意見表明とは異なる。批判するならば、事実にもとづいて自分の考えを冷静に伝える。そんな慣習が、急速に拡大したネット社会にはまだ根づいていない。}  今回は被害の訴えを受けて警察が乗り出したが、健全なネット社会を築くには世の中全体の努力が要る。  学校も家庭も、&bold(){ネットの使い方と発信者の責任をきちんと教えるべき時代になった。} ---- *IPアドレスで足跡まるわかり http://s02.megalodon.jp/2009-0401-0020-50/www.asahi.com/digital/watch/TKY200903100179.html アサヒ・コム2009年3月11日  インターネットは匿名だと信じている人が多くいますが、捜査機関が令状を取って調べれば、多くの場合はかなり容易に書き込んだ人を割り出すことができます。  ネットに接続する機器にはIPアドレスと呼ばれる固有の番号が割り振られます。これは「ネット上の住所」などとも呼ばれます。  見たいページのURLをブラウザーに入力、送信すると、あなたのIPアドレスも目的のページのサーバーに送られます。サーバーからIPアドレスあてにデータが送られ、ページの内容が表示されます。つまりあなたが表示したページにはIPアドレスという「足跡」がしっかり記されているわけです。書き込みをしたときも同様です。  &bold(){IPアドレスは、例えば家庭から接続した場合は、契約しているプロバイダーが保有しているものの中から割り振られます。つまり書き込んだ先では大元のプロバイダーがわかるので、プロバイダーに「その時間にこのIPアドレスを使っていた人は誰か」と尋ねればいいわけです。}  書き込んだ先もプロバイダーも、プライバシー保護などの理由から、原則そのような請求には応じませんが、令状があれば別。こうして悪質な書き込みをした人物が特定されるのです。(丹治吉順) ----
*朝日によるネット叩きの具体例 **匿名掲示板を非難していた朝日のコラム「天声人語」 (既に消去されているので魚拓) http://s03.megalodon.jp/2009-0207-1421-34/www.asahi.com/paper/column20090207.html 社説天声人語 2009年2月7日(土)付印刷  パリの裏通りを歩くと、たまにクラクションの合奏に出くわす。渋滞の源である配送車に、後続の車が遠慮がちに鳴らした一発。それがたちまち長い長い一斉射撃に転じ、荷下ろしの配達員をせかすのだ。「奏者」不詳の匿名性が、気と音を大きくする▼ &bold(){インターネットでの中傷被害が絶えない。匿名に乗じて、小心者が振り回す言葉の暴力だ。巨大掲示板での雑言は、例えれば公園で怒鳴り散らすのたぐい 、ブログへの悪態は民家に土足で乗り込む挙だろう}▼男性芸人が殺人事件に関与したというデタラメな情報をもとに、芸人のブログに「殺す」などと書き連ねた女が、脅迫の疑いで書類送検された。同じブログで中傷を重ねた17~45歳の男女18人も、名誉棄損の疑いで立件される▼住所は北海道から九州まで。互いに面識はなかろう。同じ民家で暴れた縁とはいえ、「覆面に黒装束」では男女の別すら分からない。 &bold(){だが書き込みの記録から発信元は割れる。} 警察がその気になれば、覆面は造作なくはがされる▼顔が見える集団討論でさえ、意見が次第にとんがり、結論が極端に振れることがある。匿名ゆえに責任感が薄まる場では、安易に同調し、論より情にまかせて過激さを競うような群集心理が働くという(岡崎博之『インターネット怖い話』)▼&bold(){自由に発信できるネットにより、善意の輪が広がることもあれば、 権力やメディアの所業が問われもする。} 「情」と「報」の海に紛れる悪意をどう摘むか。もはや言論の裏通りとはいえない存在だけに、交通整理の知恵がいる。 ---- **社説 ネットの中傷―表現の舞台を汚す卑劣さ (既に消去されているので魚拓) http://s03.megalodon.jp/2009-0206-1200-00/www.asahi.com/paper/editorial20090206.html 社説(2009年2月6日(金)付)  もしもあなたがインターネット上で「人殺し」などと根も葉もない中傷を受けたとしたら――。  被害はおそらくネットの場にとどまらないだろう。日々の生活のなかで疑いの目を向けられるかもしれないし、仕事にも影響しかねない。  そうしたひどい中傷に対する重い警告の意味も込めたのだろう。お笑いタレントの男性のブログに事実無根の書き込みをしていたとして、警視庁は全国に住む18人を名誉棄損の疑いで書類送検する方針を固めた。  また、タレントを「殺す」などという内容を書いたとして、1人を脅迫の疑いで書類送検した。  ブログへの書き込みをめぐる集団摘発はきわめて異例だ。それほどネットの世界には、悪質きわまりない書き込みがあふれているということだ。  根拠のないデマを流して、身近なだれかを誹謗(ひぼう)中傷する。著名人の発言が気に入らなかったとして、やり玉にあげる。おもしろ半分で始まった書き込みが、敵意をむき出しにした攻撃へとエスカレートすることもある。それをあおる人たちまでいるから厄介だ。  だが、書かれた方はたまらない。  いじめられた、と感じて追いつめられる子がいる。「血の海になります」との犯行予告を書き込まれ、講演会の中止に追い込まれた評論家もいる。  深刻なのは、そうした無責任な書き込み行為が幅広い層に広まっている点だ。今回摘発された中には女子高校生から国立大学の職員までいた。  07年に全国の警察に寄せられたネットでの中傷被害の相談は9千件近くにのぼる。お隣の韓国では、被害にあった女優が自殺する騒ぎがあった。もはや見過ごせない状況だ。  &bold(){背景にあるのは、名乗らずに発信できるネット社会の特性だろう。だが、自分だけは姿の見えにくい場所に立って、一方的に悪口を浴びせたり事実に反する書き込みをしたりするのは、あまりにも卑劣ではないか。}  もちろん、ネットそのものの役割は前向きにとらえたい。だれもが世界に向けて自分の意見を発信できる。この新しいメディアによって、表現や言論の舞台は大きく広がった。その場はしっかりと守らなくてはならない。  &bold(){だからこそ、その発信には責任が伴う。だれかを根拠もなくののしる行為はまっとうな意見表明とは異なる。批判するならば、事実にもとづいて自分の考えを冷静に伝える。そんな慣習が、急速に拡大したネット社会にはまだ根づいていない。}  今回は被害の訴えを受けて警察が乗り出したが、健全なネット社会を築くには世の中全体の努力が要る。  学校も家庭も、&bold(){ネットの使い方と発信者の責任をきちんと教えるべき時代になった。} ---- *朝日のネットにたいする認識例 **IPアドレスで足跡まるわかり http://s02.megalodon.jp/2009-0401-0020-50/www.asahi.com/digital/watch/TKY200903100179.html アサヒ・コム2009年3月11日  インターネットは匿名だと信じている人が多くいますが、捜査機関が令状を取って調べれば、多くの場合はかなり容易に書き込んだ人を割り出すことができます。  ネットに接続する機器にはIPアドレスと呼ばれる固有の番号が割り振られます。これは「ネット上の住所」などとも呼ばれます。  見たいページのURLをブラウザーに入力、送信すると、あなたのIPアドレスも目的のページのサーバーに送られます。サーバーからIPアドレスあてにデータが送られ、ページの内容が表示されます。つまりあなたが表示したページにはIPアドレスという「足跡」がしっかり記されているわけです。書き込みをしたときも同様です。  &bold(){IPアドレスは、例えば家庭から接続した場合は、契約しているプロバイダーが保有しているものの中から割り振られます。つまり書き込んだ先では大元のプロバイダーがわかるので、プロバイダーに「その時間にこのIPアドレスを使っていた人は誰か」と尋ねればいいわけです。}  書き込んだ先もプロバイダーも、プライバシー保護などの理由から、原則そのような請求には応じませんが、令状があれば別。こうして悪質な書き込みをした人物が特定されるのです。(丹治吉順) ----

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