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コンピュータに内蔵された時計は、電源がオフの状態でも常に動作しています。これがハードウェアクロックです。 一方、ハードウェアクロックとは別に、Linuxのカーネル内に存在する時計があります。これがシステムクロックです。 システムクロックは、Linux起動時にハードウェアクロックを参照して設定されますが、その後は別々に動き続けます。 そのため、起動してからの時間が経過するにつれ、ハードウェアクロックとシステムクロックの差が生じてきます。 [[date]]コマンドを使うと、システムクロックを参照して現在の日時が表示されます。 システムクロックの設定も、[[date]]コマンドで行います。 [[date]]コマンドで設定したシステムクロックをハードウェアクロックにセットするには、[[hwclock]]コマンドを使います。 ただ、ハードウェアクロックもシステムクロックも、あまり正確ではありません。 正確な時刻を設定するには、ネットワーク上のマシンの時計を同期するプロトコプであるNTP(Network Time Protocol)を使い、 インターネット上にあるタイムサーバ(NTPサーバ)から正確な時刻を取得する[[ntpdate]]コマンドを使用します。
コンピュータに内蔵された時計は、電源がオフの状態でも常に動作しています。これがハードウェアクロックです。 一方、ハードウェアクロックとは別に、Linuxのカーネル内に存在する時計があります。これがシステムクロックです。 システムクロックは、Linux起動時にハードウェアクロックを参照して設定されますが、その後は別々に動き続けます。 そのため、起動してからの時間が経過するにつれ、ハードウェアクロックとシステムクロックの差が生じてきます。 [[date]]コマンドを使うと、システムクロックを参照して現在の日時が表示されます。 システムクロックの設定も、[[date]]コマンドで行います。 [[date]]コマンドで設定したシステムクロックをハードウェアクロックにセットするには、[[hwclock]]コマンドを使います。 ただ、ハードウェアクロックもシステムクロックも、あまり正確ではありません。 正確な時刻を設定するには、ネットワーク上のマシンの時計を同期するプロトコプであるNTP(Network Time Protocol)を使い、 インターネット上にあるタイムサーバ(NTPサーバ)から正確な時刻を取得する[[ntpdate]]コマンドを使用します。 また、自動的にNTPサーバに問い合わせて時刻を取得するためにはntpdデーモンを起動しておきます。 ntpdデーモンの設定情報は/etc/ntp.confに記述します。 /etc/ntp.confの例 # 時刻を取得する上位のNTPサーバの指定 server 1.jp.pool.ntp.org server 3.asia.pool.ntp.org server 0.asia.pool.ntp.org # システムクロックと実時間の誤差を記録するファイルの指定 driftfile /etc/ntp.drift 時期で指定したNTPサーバはpool.ntp.orgプロジェクトにより登録されているサーバ群です。 このプロジェクトでは巨大なサーバを設置・運用せず、複数のサーバに負荷を分散させてNTPサービスを 提供しようとしています。

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