「ディスククォータ」(2012/09/02 (日) 23:34:10) の最新版変更点
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*&bold(){ディスククォータ}
**&bold(){クォータとは}
複数のユーザーが特定のコンピューターのディスクを共有している際に
各ユーザーごとに割当られるディスク容量の上限のこと。
クォータを用いることであらかじめ
使用を許可するディスク領域を設定することができる。
制限する対象として
・容量
・ファイル数
・i-node 番号
など。
設定以上の領域を使用しようとすると、
それ以上のディスクの使用が不可能になったり
あるいは警告が表示されイベントログが記録されたりする。
**&bold(){クォータの制限について}
クォーターでは、次に示すパラメータを使って制限を設定します。
・ユーザーごとのハードリミット
1ユーザーが利用できる最大のディスク容量がハードリミット。
ハードリミットに達するとそれ以上ファイルを書き込むことができなくなる。
・ユーザーごとのソフトリミット
容量制限の警告を発するタイミングがソフトリミット。
ソフトリミットに達するとユーザーに対して警告が発せられるが、
ファイルを書き込むことは可能。
ただし、ソフトリミットを越えたまま一定期間が経過すると
書き込みができなくなる。
・グループごとのハードリミット
グループ単位でハードリミットを設定することも可能。
ハードリミットに達すると、そのグループに属するユーザーは
それ以上ファイルを書き込むことができなくなる。
・グループごとのソフトリミット
ユーザーがグループ単位に変わっただけ。
・猶予期間
ソフトリミットを越えた場合、猶予期間に入る。
猶予期間が経過すると、ソフトリミットがハードリミットとみなされる為
それ以上のファイルの書き込みができなくなる。
解消するためには、ソフトリミット以下までファイルを削除する必要がある。
デフォルトでは7日間が指定されているが変更することも可能。
**&bold(){クォータの設定}
***&bold(){■ファイルシステムの情報の編集}
容量を制限するファイルシステムに対して、
&bold(){&italic(){/etc/fstab}}でディスククォータが有効になるように設定する。
・ユーザーに対して制限をかけたい場合は &bold(){&italic(){usrquota}} を。
・グループごとの制限をかけたい場合は、&bold(){&italic(){grpquota}} を。
・ユーザーとグループ共に容量を制限をかける場合は、&bold(){&italic(){quota}}を記述する。
例えば/homeディレクトリに対してユーザーの容量制限をかける場合
/home /home ext3 defaults,usrquota 1 2
***&bold(){■再マウント}
/etc/fstabファイルを変更したので、適応する為に
アンマウントしてマウントする必要がある。
# umount /home
# manto /home
mount -o remount /home
こっちでも良いです。
***&bold(){■aquota.user作成_設定}
ユーザーごとのクォータ情報は、クォータ制限を掛けるaquota.userファイルに記録される。
最初に作成し、適切なアクセス権を設定する。
# touch /home/aquota.user
# chmod 600 /home/aquota.user
quotacheckコマンドで初期化
# quotacheck /home
quotaonコマンドでクォータを有効/無効にする
# quotaon /home ⇒有効
# quotaoff /home ⇒無効
&bold(){quotaonコマンドのオプション}
quotaon [オプション] [ファイルシステム]
|オプション|説明|
| -a|/etc/fstabにて指定されたファイルシステムのクォータを起動する|
|-g[グループ]| クォータを起動するグループを指定する|
|-u[ユーザ]| クォータを起動するユーザを指定する|
|-p| クォータの状態を出力する|
|-v| 詳細メッセージを出力する|
&bold(){quotaoffコマンドのオプション}
quotaoff [オプション] [ファイルシステム]
|オプション|説明|
|-a| /etc/fstabにて指定されたファイルシステムのクォータを停止する|
|-g| [グループ] クォータを停止するグループを指定する|
|-u| [ユーザ] クォータを停止するユーザを指定する|
|-p| クォータの状態を出力する|
|-v| 詳細メッセージを出力する|
***&bold(){■クォータの設定}
ユーザーごとにディスク使用量の制限をかける。
edquotaコマンドでクォータを設定する。
repquotaコマンドで確認です。
# edquota ユーザー名
edquotaを実行したらクォータ編集画面が開く
# repquota /home
&bold(){edquotaコマンドのオプション}
edquota [-p user] [オプション] [ユーザ名]
|オプション|説明|
|-u|指定したユーザの有無を制限する|
|-g|指定したグループの容量を制限する|
|-p|指定したユーザーのクォータをコピーする|
|-t|猶予期間を編集する|
&bold(){repquotaコマンドのオプション}
repquota [オプション] [ファイルシステム]
|オプション|説明|
|-a|「/etc/fstab」ファイルのクォータ状況を表示|
|-u|ユーザクォータを表示|
|-g|グループクォータを表示|
*&bold(){ディスククォータ}
**&bold(){クォータとは}
複数のユーザーが特定のコンピューターのディスクを共有している際に
各ユーザーごとに割当られるディスク容量の上限のこと。
クォータを用いることであらかじめ
使用を許可するディスク領域を設定することができる。
制限する対象として
・容量
・ファイル数
・i-node 番号
など。
設定以上の領域を使用しようとすると、
それ以上のディスクの使用が不可能になったり
あるいは警告が表示されイベントログが記録されたりする。
**&bold(){クォータの制限について}
クォーターでは、次に示すパラメータを使って制限を設定します。
・ユーザーごとのハードリミット
1ユーザーが利用できる最大のディスク容量がハードリミット。
ハードリミットに達するとそれ以上ファイルを書き込むことができなくなる。
・ユーザーごとのソフトリミット
容量制限の警告を発するタイミングがソフトリミット。
ソフトリミットに達するとユーザーに対して警告が発せられるが、
ファイルを書き込むことは可能。
ただし、ソフトリミットを越えたまま一定期間が経過すると
書き込みができなくなる。
・グループごとのハードリミット
グループ単位でハードリミットを設定することも可能。
ハードリミットに達すると、そのグループに属するユーザーは
それ以上ファイルを書き込むことができなくなる。
・グループごとのソフトリミット
ユーザーがグループ単位に変わっただけ。
・猶予期間
ソフトリミットを越えた場合、猶予期間に入る。
猶予期間が経過すると、ソフトリミットがハードリミットとみなされる為
それ以上のファイルの書き込みができなくなる。
解消するためには、ソフトリミット以下までファイルを削除する必要がある。
デフォルトでは7日間が指定されているが変更することも可能。
**&bold(){クォータの設定}
***&bold(){■ファイルシステムの情報の編集}
容量を制限するファイルシステムに対して、
&bold(){&italic(){/etc/fstab}}でディスククォータが有効になるように設定する。
・ユーザーに対して制限をかけたい場合は &bold(){&italic(){usrquota}} を。
・グループごとの制限をかけたい場合は、&bold(){&italic(){grpquota}} を。
・ユーザーとグループ共に容量を制限をかける場合は、&bold(){&italic(){quota}}を記述する。
例えば/homeディレクトリに対してユーザーの容量制限をかける場合
/home /home ext3 defaults,usrquota 1 2
***&bold(){■再マウント}
/etc/fstabファイルを変更したので、適応する為に
アンマウントしてマウントする必要がある。
# umount /home
# manto /home
mount -o remount /home
こっちでも良いです。
***&bold(){■aquota.user作成_設定}
ユーザーごとのクォータ情報は、クォータ制限を掛けるaquota.userファイルに記録される。
最初に作成し、適切なアクセス権を設定する。
# touch /home/aquota.user
# chmod 600 /home/aquota.user
quotacheckコマンドで初期化
# quotacheck /home
quotaonコマンドでクォータを有効/無効にする
# quotaon /home ⇒有効
# quotaoff /home ⇒無効
&bold(){quotaonコマンドのオプション}
quotaon [オプション] [ファイルシステム]
|オプション|説明|
| -a|/etc/fstabにて指定されたファイルシステムのクォータを起動する|
|-g[グループ]| クォータを起動するグループを指定する|
|-u[ユーザ]| クォータを起動するユーザを指定する|
|-p| クォータの状態を出力する|
|-v| 詳細メッセージを出力する|
&bold(){quotaoffコマンドのオプション}
quotaoff [オプション] [ファイルシステム]
|オプション|説明|
|-a| /etc/fstabにて指定されたファイルシステムのクォータを停止する|
|-g| [グループ] クォータを停止するグループを指定する|
|-u| [ユーザ] クォータを停止するユーザを指定する|
|-p| クォータの状態を出力する|
|-v| 詳細メッセージを出力する|
***&bold(){■クォータの設定}
ユーザーごとにディスク使用量の制限をかける。
edquotaコマンドでクォータを設定する。
repquotaコマンドで確認です。
# edquota ユーザー名
edquotaを実行したらクォータ編集画面が開く
# repquota /home
&bold(){edquotaコマンドのオプション}
edquota [-p user] [オプション] [ユーザ名]
|オプション|説明|
|-u|指定したユーザの有無を制限する|
|-g|指定したグループの容量を制限する|
|-p|指定したユーザーのクォータをコピーする|
|-t|猶予期間を編集する|
&bold(){repquotaコマンドのオプション}
repquota [オプション] [ファイルシステム]
|オプション|説明|
|-a|「/etc/fstab」ファイルのクォータ状況を表示|
|-u|ユーザクォータを表示|
|-g|グループクォータを表示|
表示オプション
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