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ディスクの設定

最終更新:

saijou

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CentOSインストール時のディスクの設定(パーティション設定)を行います。

インストール時にカスタムレイアウトを選択します。
※クリーンインストールにしますので、認識しておいてください。

まず、既存の古いパーティションは全て削除します。

削除できたかは、画面上に/dev/hdaの状況が表示されるので
freeという文字と容量が表示されているか確認します。

■/boot
  • OS自身の起動のために "/boot" パーティションを独立して作成することが推奨されます。
 CentOS5の中核となるカーネルと、CentOS5の起動時に必要なファイルが含まれていています。
□マウントポイント:/boot
□ファイルシステムタイプ:ext3
□使用可能なドライブ:hda
□サイズ(MB):200
□追加容量オプション:固定容量
□基本パーティションにする:チェック

■swap
  • 仮想メモリ などと呼ばれるお馴染みの機能です。
 サイズは2GB(2,048MB) メモリを増設しているので 2,048×2=4,096MB を確保しておきます。
□マウントポイント:なし
□ファイルシステムタイプ:swap
□使用可能なドライブ:hda
□サイズ(MB):4096
□追加容量オプション:固定容量
□基本パーティションにする:チェック

■/
  • ファイルシステム上に必ず/パーティションを作成する必要があります。
 CentOS5のファイルシステムの最上位になりますが、実際に大部分のファイルが書き込まれるのは
 特定のパーティションが割り当てられた/以下のサブディレクトリになりますから
 あまり大きなサイズを割り当てる必要はありません。
□マウントポイント:/
□ファイルシステムタイプ:ext3
□使用可能なドライブ:hda
□サイズ(MB):1000
□追加容量オプション:固定容量
□基本パーティションにする:チェック

■/usr
  • 公開サーバー の運用とGUI操作画面での使用を前提にCentOS5のインストールを行うと、/usrパーティションは
 3~4GB程度の容量を必要とします。更に多くのアプリケーションを導入しても、5GB程度あれば十分でしょう。
 ただ、ハードディスクに余裕がある場合は適宜増やしてもいいでしょう。
 実機は120Gなので多めにとります。
□マウントポイント:/usr
□ファイルシステムタイプ:ext3
□使用可能なドライブ:hda
□サイズ(MB):40000
□追加容量オプション:固定容量
□基本パーティションにする:チェックなし

■/usr/local
  • 余程特殊な用途ではない限り、自分で大容量のプログラムを必要とするアプリケーションを
 インストールすることはないでしょう。 1GBでも充分ですが、 ハードディスクに余裕が
 あるので2000程確保します。
□マウントポイント:/usr/local
□ファイルシステムタイプ:ext3
□使用可能なドライブ:hda
□サイズ(MB):2000
□追加容量オプション:固定容量
□基本パーティションにする:チェックなし

■/tmp
  • システムやアプリケーションの動作に不具合があって、大量のデータが展開されてしまうような
 トラブルが起こった場合、この/tmpを必要以上に確保しておくと、延々と ハードディスク
 への書き込みが行われて作業が中断しにくくなります。
 従って、最低限の容量として100MBを確保しておきます。
□マウントポイント:/tmp
□ファイルシステムタイプ:ext3
□使用可能なドライブ:hda
□サイズ(MB):100
□追加容量オプション:固定容量
□基本パーティションにする:チェックしない

■/var
  • webページのコンテンツのデータや メールデータの格納の他、ログファイルなどが書き込まれる部分で
 最も読み書きの頻度が高く、一番忙しいパーティションです。
 メールデータの他、CentOS5のアップデートプログラムを ダウンロードするための領域として1~2GB
 更にログファイルなどの書き込み領域として1GB程度、以上を合算して最適容量を割り出してください。
 容量に余裕があるので10G程取っています。
□マウントポイント:/var
□ファイルシステムタイプ:ext3
□使用可能なドライブ:hda
□サイズ(MB):10000
□追加容量オプション:固定容量
□基本パーティションにする:チェックしない

■/home
  • クライアントユーザーが設置するwebページのデータの他、CentOS5でWindowsOSやMacintoshOSの
 ファイルサーバーを構築するときの、クライアント毎のファイル置き場としても利用されます。
 大容量のハードディスクを搭載しているのであれば、/homeには必要な容量だけを確保して
 残りは自由領域にしておくと良いでしょう。
□マウントポイント:/home
□ファイルシステムタイプ:ext3
□使用可能なドライブ:hda
□サイズ(MB):
□追加容量オプション:最大許容量まで使用
□基本パーティションにする:チェックしない

以上、でディスクの設定は終了です。
大容量のHDを搭載しているなら、多めに設定する事が必要となります。
後でパーティションの変更をすると、面倒ですし。。。
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