ファイルシステムとは、ハードディスクやフロッピーディスクなどの記憶装置に
ファイルを保存して管理する仕組みのことを言います。
OSによってファイルシステムの種類は違います。
ファイルを保存して管理する仕組みのことを言います。
OSによってファイルシステムの種類は違います。
Linuxでは、VFS(Virtual File System:仮想ファイルシステム)の仕組みにより
色々なファイルシステムを扱うことができます。
VFSは各種ファイルシステムとユーザープログラムの中間にあってファイルシステムの差異を収集し、
ユーザープログラム側はファイルシステムの違いを気にすることなく統一的に扱えることができます。
色々なファイルシステムを扱うことができます。
VFSは各種ファイルシステムとユーザープログラムの中間にあってファイルシステムの差異を収集し、
ユーザープログラム側はファイルシステムの違いを気にすることなく統一的に扱えることができます。
そして、システムで利用するファイルシステムの情報は、/etc/fstabファイルに記述されています。
/etc/fstabファイルの例
# /etc/fstab: static file system information. # /dev/sda1 /boot ext3 defaults 1 2 LAVEL=/ / ext3 defaults 1 2 none /dev/pts devpts gid=5,mode=620 0 0
①/dev/sda1 ②/boot ③ext3 ④defaults ⑤1 ⑥2
①デバイスファイル名/ラベル
デバイスファイル名、もしくはラベルを指定します。
NFSやCIFSを使ったリモートファイルシステムなどを指定できます。
デバイスファイル名、もしくはラベルを指定します。
NFSやCIFSを使ったリモートファイルシステムなどを指定できます。
②マウントポイント
ファイルシステムのマウント先となるディレクトリを指定します。
ファイルシステムのマウント先となるディレクトリを指定します。
③ファイルシステムの種類
ファイルシステムの種類を指定します。
ファイルシステムの種類を指定します。
④マウントオプション
ファイルシステムごとのマウントオプションを指定し、
複数のオプションを指定する場合は「、」で区切ります。
ファイルシステムごとのマウントオプションを指定し、
複数のオプションを指定する場合は「、」で区切ります。
⑤dumpコマンドの対象
dumpコマンドの対象とするかどうかを指定します。
通常だとext2/3ファイルシステムは「1」、その他は「0」を指定します。
0を指定した場合はバックアップの対象外となります。
dumpコマンドの対象とするかどうかを指定します。
通常だとext2/3ファイルシステムは「1」、その他は「0」を指定します。
0を指定した場合はバックアップの対象外となります。
⑥ブート時にfsckがチェックする順序
Linuxが起動するときにfsckがチェックする順序を0、1、2~で指定します。
1,2~の順にチェックされ、0を指定するとチェックされません。
Linuxが起動するときにfsckがチェックする順序を0、1、2~で指定します。
1,2~の順にチェックされ、0を指定するとチェックされません。
デバイスファイル名はUUID( Universally Unique Identifer:汎用一意識別子 )で
指定されることがあります。
UUIDとは、デバイスを一意に識別するため他とは重複しない文字列のことです。
指定されることがあります。
UUIDとは、デバイスを一意に識別するため他とは重複しない文字列のことです。
ファイルシステムの種類には様々なものがあります。
/etc/fstabで指定できるマウントオプションには、以下のようなものがあります。