ルーティングテーブルは、おもにOSが管理するルーティング情報を保管したメモリテーブルである。
テーブルのエントリーが経路を表していて、経路はネットワークまたはホストへ到達するために通過する必要のある
ゲートウェイを表している。
テーブルのエントリーが経路を表していて、経路はネットワークまたはホストへ到達するために通過する必要のある
ゲートウェイを表している。
■ルーティングテーブルの項目
項目 | 説明 |
Destination | 宛先のネットワークもしくはホスト |
Gateway | ゲートウェイのアドレス(「*」は未設定) |
Genmask | 宛先のネットマスク(ホストは255.255.255.255、デフォルトゲートウェイは0.0.0.0) |
Flags | 経路の状態 |
Metric | 宛先までの距離 |
Ref | ルートの参照数(不使用) |
Use | 経路の参照回数 |
Iface | この経路を使うネットワークインターフェイス |
ルーティングテーブルに格納されるエントリには、静的経路と動的経路があります。
静的経路は、routeコマンドを使って設定していく経路です。
動的経路は、ルータ同士が情報を交換することで自律的に構成していく経路です。
動的経路を構成するプロトコルとしては、RIP(Routing Information Prtocol)やRIPv2、BGP(Border Gateway Protocol)、
OSPF(Open Shortest Path First)などがあります。Linuxで動作するルーティングソフトウェアとしては、
routedやquaggaがあります。
Linuxをルータとして利用する場合は、異なるネットワーク間でのパケット転送を許可する必要があります。
そのためには、/proc/sys/net/ipv4/ip_forwardが1になっている事を確認します。0であれば、次のようにして1を書き込みます。
静的経路は、routeコマンドを使って設定していく経路です。
動的経路は、ルータ同士が情報を交換することで自律的に構成していく経路です。
動的経路を構成するプロトコルとしては、RIP(Routing Information Prtocol)やRIPv2、BGP(Border Gateway Protocol)、
OSPF(Open Shortest Path First)などがあります。Linuxで動作するルーティングソフトウェアとしては、
routedやquaggaがあります。
Linuxをルータとして利用する場合は、異なるネットワーク間でのパケット転送を許可する必要があります。
そのためには、/proc/sys/net/ipv4/ip_forwardが1になっている事を確認します。0であれば、次のようにして1を書き込みます。
# echo 1 > /proc/sys/net/ipv4/ip_forward
ただし、再起動すると変更内容は失われてしまいます。恒久的に設定するには、/etc/sysconfig/networkファイルに「FOWARD_IPV4=yes」と
記述したり、/etc/sysctl.confファイルに適切なエントリを記述します(ディストリビューションによって異なります)。
記述したり、/etc/sysctl.confファイルに適切なエントリを記述します(ディストリビューションによって異なります)。