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はじめての文学 桐野夏生 - (2010/05/27 (木) 22:16:27) のソース

 本の題名に「はじめての――」なんてかかれているからかんちがいされそうだけど、桐野さんの作品に触れたことはある。まぁだいぶ前になてしまうために偉そうにああだこうだとはいえないが。あと、この本の色に驚く。桐野夏生といったら水色なのだろうか。そこんところ納得がいなかい。また、今回は『桐野
夏生?だれそれ』といったかたがた向けに
むけてかこうかなと、、、、
 はじめての人向きなので短編集。『使ってしまったコインについて』『アンボス・ムンドス』『リアルワールド「ホリニンナ」』『嫉妬』『近田によるあとがき 近田ひさ子』『植林』の6点です。今回は作品紹介の分がないので苦労してここかきたいともいます。

 「使ってしまったコイン」は若干レズめいた女の子の話。一夜にして友人とかの仲が決裂したり、そんないろいろなことがおこるっていう話。
 「アンボス・ムンドス」はある若い女性の教師の悲劇について。女性教師の一人語りで話がすすんでいきます。
 「リアルワールド」のほうは長編作品の第一章。どこにでもいる女の子の隣の家で殺人だってさぁ、ってはなし。ホリニンナは主人公の使う偽名のことです。
 「嫉妬」は女子プロレスでのこと。この話の主人公は近田という女の子。「近田によるあとがき」はそのまま、「嫉妬」のあとにあった話です。近田さんが幸せそうにみえました。
 「植木」こちらの作品は、まぁ桐野さんの『毒』がうまいぐあいにのってましたね。話としてはブスの女の子が覚醒する話っていっておく。

 自分の感想としては「使ってしまったコイン」が気に入りました。こういう女の子がでてくるような作品しか桐野さんの作品はみていないので、しっくりとはきた。
 桐野さんをしらないかたへ、このかたの作品は毒が強いです。その毒が、とてもおいしいのです。ぜひ、読んでみてください。

 [[紹介した本 はじめての文学 桐野夏生>http://www.amazon.co.jp/%E3%81%AF%E3%81%98%E3%82%81%E3%81%A6%E3%81%AE%E6%96%87%E5%AD%A6-%E6%A1%90%E9%87%8E%E5%A4%8F%E7%94%9F-%E6%A1%90%E9%87%8E-%E5%A4%8F%E7%94%9F/dp/4163599002/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1274964508&sr=8-1]]