「とあるカップルの会話 ラジカセver」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
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猫の鳴き声
カラスの鳴き声
女「ねぇ、なんでデートのときいっつもここなの」(不満そうに)
男「俺がここが好きだから」
女「ふぅーん」
女 小さい声で「なんでこんなのが彼氏なんだろう」
二人の足音
男「ねぇ、生きてて楽しいって感じたときどんなとき?」
イスに座る音
女「えーっと、、、、、なんだろう。わかんないや」
男「じゃあ、なんで生きてるんだろうね」(笑いながいっているであろう)
女「ぇ、、、、、」
すこし沈黙
男「生きていくことの理由は楽しいから、その一言につきてるわけじゃないんだ。だから人は死なない」
一息
男「人はなんで生きてるのかわからないで生きている。目的のない旅と人生は一緒なんだよ。」
女「その旅に終わりはあるの?」
男「きっと死なんだろうね。けど、目的がない旅なんだから終わりなんてあっちゃいけないと思うんだよ。だって、それじゃ死がゴールみたいになっちゃうんじゃないか。
せっかくの旅なんだから、長い旅にしたいよね」
女「じゃあさ、ネコ君のその傷はなんなのよ。そんないい話聞いても、そのリスカ後が台無しだよ」
男「うん、リストカットは自己主張だからね」
女「?」
男「リストカットの後のある人間はみんな、かまってほしくってしかたがないんだよ。もともと手首を切るということは死のうとしているはずなのに、傷が残ったまんま生きてる人間なんてただかっこ悪いだけなんだよ」
女「じゃああんたはかっこ悪い男なわけだ」
男「ご名答」
イスから立ち上がる音
男「こんなかっこ悪い男とまだ交際をつづけますか?」
少しの沈黙
女「どうだろう。わかんないや」
男「ふふっ、そうですか」
男「じゃあ、帰りましょうか」
カラスの鳴き声
女「そうだね」
二人の足音