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あのとき、一組のカップルがいる図書室のなか、君は夕日を背中にあびながら本を読んでいた。
そのときに、僕がはなしかけたということは、人生がよい方向、または悪い方向に人生が折れ曲がったのはなんとなくは感じたが、まさか君の人生までも変わるなんておもってもなかった。いや、もうくるってたんだっけか。
まぁけど、すでに君は普通じゃなかったわけだ。
こんなこというと、君は「おもわせぶりはよくない」っていいそうだね。



高校も中学もおなじようなものだと、つい最近おもってしまう。勉強をさせられる箱にすぎなかったからだ。
友人をつくれない体質になってしまった自分は、つまらない学生生活をまた再開していた。けど、これじゃまるで友人いないと学生生活はつまらないみたいなカンジになっちゃってるけども、そんなでもないようなきがしなくもない。まぁ、ここに友人いない状態で「つまらない」とかいっちゃってるからなんともいえないけど。
つか、高校生活はまだ始まってないんだけどね。
そんなことを一人気持ち悪い声で脳内で発ここ重要)、机の横にかけてあるカバンを背負って教室をでる。初日だからか、新しい教科書が重い。きたときよりも重くなっているというこのカバンは魔法でもかかっているのだろうか。
つまらないことを考えながら靴箱のある一階階段を下りる。よし、病院にいこう。
……われながらバカないいまわりしだと感じた。
今日も、夕日がきれいだ。

「でだ、落としたニンゲンのところにお見舞いとは。君の感覚はウジ蟲にでも食べられて狂ったのかな」
「自分から飛び降りたんでしょうが」
とある病室の一室。2314号室内でのことである。
「君がぼくを抱きしめてとめてくれればなんとかなったかったのに」
「おそらく僕といっしょにコンクリートへダイビングしていただけだ」
「はは、コンクリートにダイブとはおもしろいあらわしかただ」
目が笑ってないのに、おもしろいとかいわないでいただきたい。
今現在、僕の目の前でベッドに横たわっているのぼく少女が御影さん。病室の名前のとこには雑な字で「菜々子さん」と荒々しく書かれた紙がテープではってあったが、御影エイというのが彼女の名前だ。
「でだ、ぼくが死んでからはどうだった」
彼女はニコニコしながらそんなことを僕にたずねてきた。
彼女は落ちた。四階の図書館から。あの夕日がきれいな図書館から。重力にさからうことができぬままに。
彼女は落ちるまえに、ある予言をした。『ぼくがいなくたってクラスは回る。いや、今以上に授業態度などはよくなる』と。それを聞いたときは、まさか自殺行為をするとはおもってもなかった。
「全部、あのノート道理にことが進んだよ」
僕がそうこたえると「そりゃよかった」と満面も笑みを浮かべた。僕はこの笑いが嫌いだ。
落ちる直前に、彼女は僕にノートを渡してきた。「ぼくがいなくなったあとはきっとみんな、喜ぶのだろう」という書き出しとともに、ノートに文字がつづられていた。
「さ、ノートを読んだのだから報告をたのむよ」
は?
「……そんなの聞いてない」
「そりゃいってないさ。書いてあるはずだ」
彼女はずっとニヤニヤしている。まったくもって陰険だ。
「ノートをかしたまえ亀君よ」
「燃やしたからないや」