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 “夢のはなしをしよう”

「今日もおきてしまった」
おきてすぐにでてきたものは排出物や精子などといったものではなく、意味をもたないからっぽの言葉だった。ベッドの横においてある机の上の時計を手にとってみれば朝の五時である。はやい、寒い、眠いの三拍子がそろう。
窓からのぞけた銀世界、銀ということは雪がつもっている、ということ。まぁどうみても銀よりも白だ。あれを銀といったやつはとりあえず眼科いってみてきてもらえ、とおもう。
「眠い」
嘘。ぜんぜん眠くないくせに。
「今日こそ小説かくぜ」
嘘。昨日も書かなかったくせに。
「いや、今日こそは書いてやる」
嘘。そうやって昨日もいって書かなかったくせに。エロ動画見て、抜いて、寝て、食料食べて一日終了。
「いや、昨日の俺と今日の俺は違う」
嘘嘘嘘嘘
「俺の夢は小説家だろ。書かないでどうする」
俺はベッドから出る。けれど
「寒い。だれかストーブぐらいつけろや」
一人暮らしなのに、ストーブが付いてないことにおこるバカ。嗚呼、われながらバカ。
「はは、逆についてたら怖いもんだ」
そんなわけで寝室を出る。

ストーブがついていた。そして、コーヒーの匂いがすごい。
「おかしなもんだ。消さずに寝たのだろうか」
赤いランプがついている電気ストーブ。コーヒーの匂いを漂わせているその横になにかデカイ物体をみつける。
「やぁ」
「どうもです」
黒い物体は俺のイスに優雅に座ってた。足をくんでコーヒーを飲んでいる。あ、俺のカップ。
「君のぶんもいれておいたよ」
「あ、どうもです」
テーブルにあるカップ。そのカップの中には黒い液体が入っている。うん、匂いはコーヒーである。
「で、あんただれ」