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 私には人間の考えてることがまったくもって理解できない。私なんて見て、いったい何が楽しいのだろう。気がついたときには、私は人形だった。それは、気がつけば人間として生活をしていたように同じことである。
 私は今、美術館のガラスのケースの中に展示品としている。人間にジロジロと見られている。人形なのだから、見られるという行動はいたって普通であるから、いたっていつも道理である。
 いつも、ただただ動かない私だけど、ひとつだけ願いがある。というのも、人間のように動くことだ。今の状態に不満はいだかない。けど、人間のように動き回れたらきっともっと楽しいくなれるのだろう。
 けれど、私には無理だってことぐらいわかっている。だって、私は人形でしかないから。だからこそ、動きたい。

 私にも多少人間のいってることがわかる。ちゃんと動けるようになった日のために、日々人間が何をいっているかをちゃんと理解せきるように勤めている。それに、日付けだって理解できる。
 だからこそ、今日この美術館に、誰一人として人間がいないのはおかしいのである。今日は休館日なんかじゃないはずだ。それに、もし休館日だったとしても、警備委員すらいないのは不自然である。
(私は何を思ったか、右の指先を動かしてみた)

ここで、人形動けることに気が付く


(えっ動いた?)
私はいまだに真実を受け止められず、また同じ指を動かしてみた。

また同じ指を動かす

(調子にのって腕ごと動かしてみた)
えいっ

右腕を前に出し、ガラスを割る。

あ、ガラス割っちゃった。