どうも期待しすぎたのかもしれない、、、、、。というのも、個人的にはそれほどだな、とおもってしまった。小説すばるだからといって着たいしてはいけない、ということをおもう。

 本の内容は「満月の夜、友人に崖から蹴り落とされた「ぼく」。命は助かったが、右足に大怪我を負う。そんな「ぼく」の前に、二人の変人科学オタク・中川と邪眼を持つオカルト少女・かごめ、そして「やつら」が現れる…。第19回小説すばる新人賞受賞作。」

 うーん、キャラはいいのかもしれないけどちゃんと生かせてないようなきがする。まぁどちらにしろそんなキャラは好きじゃない。
 中川はちゃんと生かせていたみたいだけどもう一声、といったところかな。かごめに関してはキャラはとってもよかったけど、キャラとしてはつかみずらかったね。まったく喋らせないキャラだったからしかたがないといえばしかたがなかったが、、、、、。かごめはもうちょっとかわいくできたような気がする。
 あと、「やつら」のところは必要だったのかなぁ、とおもってしまった。「やつら」のくだりがどうにも楽しめずにいた。「やさしさ」というものについて考えさせるのであれば、「やつら」なんてもん使わずに表現できなかったのだろうか。そこは新人だからしかたがないのかもしんないけど、、、。賛否両論にわかれそうだとおもいます。
 個人的にはそんな楽しめませんでした。それにしても文庫バージョンの絵がいいのだが、、、、自分だけかな?

最終更新:2010年08月17日 12:06