藩王による戦争状況【おまけ】

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匿名ユーザー

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暇な藩王。淋しい藩王。


藩王が心情と自身の行動を独断と偏見で書き、客観的ではなく主観的に書いたものである。

フィクション・誇張などが、多数含まれています。ダラダラと書いた為に無駄に長くなりました。



○第一世界:日本

携帯がなる。
目が覚めた、時間は9時。部屋は暗かった。携帯のメール確認。ユーヤさんから、藩国のHP更新の要求だ。
あー、仕事だ。やらなくては。と思い、PCを立ち上げてテンダイスをチェック。
「!」
『ステージ1 イベント07 戦時動員開始』。
すぐにメッセで藩国の状況(国民の状況)を確認。すでに摂政のSOUさんが動いてくれたらしい。
よかった。SOUさんの案に従って動き、状況確認を終わらせて急がなくても良いことを知る。

軽く夕食を食べ、明日のテスト勉強をしようと思い、勉強机の前に座り、一応テンダイスのチェック。
『ステージ1 イベント08 新型I=Dの設計 』。
ぐはぁ、と独り言を言ってしまった。やばいぞーテンパってきた。
メッセを開いた。そこではSOUさんが、すでに緊急会議の準備していた。
私も会議に加わり、あとをSOUさんに任せて、勉強をすることにした。

約30分後、テンダイスの更新をチェック。(癖になりつつある。)
『ステージ1 イベント09 物語で見る各国の戦争準備状況 』。
頭と目がグルグルしてきた。これは天からの勉強はするなぁ!と言うお告げかと一瞬思ってしまった。
勉強机の左にある問題集の山を無視して、すぐに、会議中のSOUさんを呼び、更新を知らせる。
私も会議に加えてもらい、現状を確認。
すでに、仕事の割り振りは決定していた。私の100倍は優秀な国民たちだぁ、と感嘆して会議をあとにする。



○アイドレス世界:ビギナーズ王国

ビギナーズ王国では同一存在が同じようなことをしていた。
仮眠から目が覚めた。
そこは藩王の寝室であった。一般家庭よりかは、豪華なベットにビギナーズ王国藩王たくまが横たわっていた。
そろそろ、お勉強の時間である。
王とは思えぬ、悪態を吐きつつ、ベットから起き上がる。
すぐに勉強を始めるのも、何だから、事務所に行って、帝國からの連絡や命令がないかチェックしに行くことにする。
(これも藩王の仕事なんだよぉ。 べ、べつに勉強をサボる口実じゃないんだから!!)
根源種族とか、冒険とかで最近、帝國からの召集など多いのだ。

事務所に付くと、摂政のSOUが慌ただしく仕事していた。
なんだよ、慌ただしいなぁ。と思いつつ、SOUが手に持っていた一枚の紙を奪って目を通す。
『わんわん帝國の宮廷にて。ぽち王女取り乱す 80107002』
ぐはぁ、麗しきぽち様(わんわん帝國)からの動員令だった。
「SOU殿、現状を報告してくださいなぁ。」と藩王。
「資金と燃料を提出すれとのことです、藩王。 独断ですが、すべに資金10億ワンワン、燃料10万tを提出する準備が整っております。」
早いなぁ、なんで、貴方が摂政で俺が藩王なんだ?! 能力的に逆だろぁ。と頭の中で思ったが、口には出さなかった。
「この問題は、執政と国民の皆さんの了承が今取れたところです。」と冷静な口調で言うSOU。
「なので、藩王はお勉強にお戻りください。」
目線が、さっさと勉強にもどれ!と、語っていた。
「そうです、あとはお任せください」と、いつの間にか居た、執政の刻生・F・悠也にも言われた。
本当にいつから居たんだ? この人は良く分からない人である。
人生の先輩たちに、事務所を追い出せれて、監禁部屋(勉強部屋)に向かってトボトボと移動を開始した。
(藩王は16歳でビギナーズの人の中で最年少)

43分後、藩王こと俺は監禁部屋を抜け出していた。
「数学の余弦定理とCOSΘが俺をいじめるんだー」と言うのが言い訳である。
監視役の人にはトイレと言って抜け出してきた。
政庁の廊下を歩きながら、時間の潰し方法を考える。さて、どうしようかなぁ~?
「お! 前方12m先に事務所発見!」と言って駆け出す俺。つまりは勉強以外なら、何でも良いのだ。
事務所に入る前に、SOUと刻生・F・悠也がいないことを確認して入る。
あの人たちは、どうしても俺に勉強をさせたいみたいだ。
事務所のお姉さんに軽く会釈をして、山積みになっている、紙の山から一番上の紙を手に取る。
『”メカじゃー!” 80107002』
帝國からの新たな課題(命令)だった。すぐに、電話を手に取りSOUに掛ける。
「技士の招集が必要だ! どうしましょうか?」と俺。
「はい、すでに緊急会議の準備は整い、会議中です。」と早口でまくし立てるSOU。
なんで、俺が呼ばれて無いんだ?! これは新手のいじめかぁ?
「私も呼んで下さいよー」涙目で言う俺。
「え!勉強はー、あ、はいはい、分かりましたよ。第2会議室に来てください。」とSOU。
走り出す俺。戦争準備中なのに、無能な藩王の俺は、のけ者なのかー?と心の中で叫んだつもりが、声に出てしまっている。

会議室は面白いほど、国民たちがテンパっていた。俺はその2.4倍はテンパっている。
「技士さんたちには、緊急で仕事をしてもらう必要があります」と、入って来たと、ほぼ同時に言う俺。
摂政と執政が慌ただしく、技士さんや国民に指示している。
「はい、分かってます。今から、分担を決めるところです。」と二人同時にシンクロして言われた。
他の会議室にいる人からは、藩王、勉強の時間ではないのですか?、藩王の仕事は終わったの?など、と言われる俺。
あれ?俺はここに居ちゃ邪魔なのかな?と錯覚してしまうほどだ。
「じゃ、ここは任せて、私は自分の勉強と仕事に戻って良いのか?」
藩王には、国民とは別にいろいろと、仕事が残っている。ハンコ押しとか、ハンコ押しとか、ハンコ押しである。
「はい、いいですよ」とあっさりと、みんなに言われてしまった。
少し淋しい。否、俺には俺にしか出来ない、勉強とか、勉強とか、ハンコ押しが待っているんだーと言い聞かせて、会議室をあとにする。

24分後、また抜け出す俺。
戦争準備で、みんながグルグルしてるのに、俺だけ個室で数学とかハンコ押しは淋しい。と言うのが今回の言い訳だ。
事務所に行って、事務の手伝いをしようかと思った。
俺は戦闘要員じゃないし、事務作業しか出来ないしなぁ、と、つぶやいた。
事務所には誰もいなくて、新たに入ってきた書類が一枚あった。
『にゃんにゃん共和国の女性藩王とわんわん帝國の女性藩王の言葉 80107002』
顔から倒れそうになる。 新たな、帝國からの課題であった。
今日は、なんて面白い日なんだ!と思う。 ふふふ、これで勉強とハンコ押しとはサヨウナラだ!
たぶん、会議中の摂政たちは、これを知らないなぁ。よし、知らせてテンパる姿を拝見するか!と思い電話を掛ける。
「”物語で見る各国の戦争準備状況”って知ってますか? 新たな課題(命令)ですよー」と少しのんきな声で言う俺。
「え、えー、あ、はい、わ、分かりました。今確認します。」とSOU。
「私も、会議に行って良いかな?」と聞いてみる。
「あ、はい、って、何だこれ?ど、どうしよう~・・・・」かなり、ぐるぐるしてるなぁーと思う。
これで、俺も戦争準備に加われるなぁ。

4分後、会議室に到着と同時に現在状況を確認する。
「I=Dの作業分担は・・・・・  戦争準備状況の分担は・・・・・」とテキパキと決定事項を述べられる、俺。
なぜ、この短い間で新たな課題の割り振りまで、決まってるんだ?!
なんだよ、摂政といい、執政といい、国民といい、優秀すぎるぞ。俺の存在意義が、薄くなるではないか?
「いや~、ごめんなさい、肝心な時に役に立たない藩王で」と、小さめな声で俺。
「トップはずっしりと構えていて下さい」「否、そんなことないですよー」「藩王が居なきゃ、ここに私は居ませんからー」
などと、褒められて、結局、会議室をあとにする藩王。
監禁部屋に戻って、戦争準備状況を書き出すのは、すこしあとの事である。

なんだか、これだけを見てると、戦争準備はそんなに忙しくないように見えるが、絶対に違う。違うはずだ!
藩王の目線から、見てるから忙しく無いように思える。
私の見えないトコ(私に見せないトコ)で、国民が吐血しながら頑張っているはずである。
藩王をのけ者にして、笑っている奴は居ないと・・・・信じたい!

完。

追記:SOUさんが書いた物語を読んだのは、これが書き終わった後です。
    俺とSOUさんのシンクロ率は60%を軽く超えてると思います。

注意:実際の国民の皆様は、大変お優しく本気で私のリアルワールドの心配をしてくれ方ばかりです。
   国民の皆さんは、私をのけ者にはしておりません。これはギャグの一環です。

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