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「舎人の渡し」町長の館では、町の重役たちが会議に参加していた。 主な議題は「山岳地域に出現した謎の軍勢に対して、どう対処するか?」。 GM/住人:「‥‥この町から離れた場所に住む農家が、次々と襲われてるらしい」 GM/住人:「み、みんな殺されちまうだか‥‥?」 GM/住人:「隣の国へつづく街道は、連中に押えられちまってる‥‥」 GM/住人:「以前にも山賊が出たことはあったべ?」 GM/住人:「んだな。あん時ぁお代官様にお願いして、お侍さんたつに」 GM/住人:「でも、用心棒だとかぬかして、連中、しばらく街に居座ってたろ」 GM/住人:「ロクな連中じゃなかったべ」「また同じ目は勘弁だなゃ」「んだんだ」 GM/住人:「‥‥なぁ、そいつら(謎の軍勢)は結局、金が欲しいんじゃろ?」 GM/住人:「こちらから支払って‥‥今回はお引き取りいただけねぇべか?」 GM/住人:「大人しく引き下がってくれっかなあ」「そんな金どこにあるだよ」「んだども」 GM/住人:「連中だって面倒は避けたいじゃろ」「そだな」「確かにな」 GM/住人:「お代官様を頼ったとしてもよ。先に連中に襲われちまったら、俺たちゃ終わりだべ」 GM/住人:「そうやってやり過ごしているうちに、お代官様に兵を手配してもらうのよ」 GM/住人:「なるほど」「名案だなゃ」「それしかないのかねぇ‥‥」 騒ぐ住人たちを眺めつつ、町長(やよいパパ)は沈黙し続けていた。 山岳地域に出没する謎の軍勢‥‥本当に、ただの盗賊団だろうか。 その規模。その装備。その行動。何か違和感がある‥‥ GM/町長:「‥‥‥‥」 GM/住人:「町長。アンタが黙ってちゃ何も決まらんよ!」「んだんだ」 GM/住人:「まぁ連中が本当にこの渡しを狙ってるのかも、まだ分からんだろう」 GM/住人:「まず誰かが様子見に‥‥」「それは危ねぇべゃ」「だどもなぁ」 GM/住人:「ウワサじゃ、今、お城の方で何か騒ぎが起きてるって」「おらも聞いたぞ」 GM/住人:「そんな時、お代官さまに、ちゃんと相手してもらえるかどうか‥‥」 GM/住人:「だども。その姫様が大変だって、ウワサだべ‥‥?」「本当だべ?!」 GM/住人:「ざわ‥‥ざわ‥‥」 喧々諤々と続けられる口論。何も方策は見つからない。 そんなとき。館に駆け込んでくる小柄な影があった。 GM/やよい:「お父さん!」 GM/町長:「弥生か。まだ大事な会議中だ。部屋に戻りなさい」 GM/やよい:「あのね! お父さんに伝言があるの!」 GM/町長:「伝言?」 怪訝そうに。「誰からの伝言だ、弥生」 GM/やよい:「まきな!」 GM/町長:「‥‥あの小僧か」 “彼”の姿を思い出して、苦笑い。 GM/町長:「あの小僧に近づいてはいかん。そう言っただろう、弥生」 GM/やよい:「うっ。ええと。あのね、お城へのほーこくはまかせろって!」 GM/やよい:「あのねあのね! すっごくキレイなヒトがいっしょでね!」 GM/やよい:「まきなといっしょにお城に行くんだって!」 GM/町長:「‥‥‥‥」 半年前。あの少年が「舎人の渡し」へ来た当時のことを町長は思い出す。 如月城の関係者であるらしく、さまざまな便宜を図れとの通達込みだった。 たしかに、あの少年の見識の広さと達観した心持ちは常人離れしていた。 弥生や村の子供たちが妙に懐いていたが‥‥ あの少年がこの町のために 無償で尽力してくれるとは思えない。なにか別の思惑があるのかも。 GM/町長:(如月城側が、今の状況を把握しているなら‥‥ 心配無用か) GM/町長:「ああ。たしかに伝言は受け取った。御苦労だったな、弥生」 GM/町長:「‥‥今度は母さん宛で頼むぞ。“荷物をまとめてくれ”とな」 小声でお願い。 GM/やよい:「それだけでいいの? うっうー、わかったっ!」 明るい笑顔。 GM/やよい:「じゃ、お父さんたちも会議がんばってねっ!」 元気よく退室していく。 GM/住人:「やよいちゃんもなぁ」「転ぶんじゃねっぞー」「また遊びにおいでー」 GM/住人:「あの娘ぁいつも元気じゃな」「うちの子らもよぅ懐いちょう」「んだんだ」 GM/町長:「はは。元気だけが取り柄でして」 苦笑い。「では会儀を続けましょう」 ** ** ** ヒナギク:とりあえず登場判定をっ(ダイスを振る)10で成功です。 GM:‥‥ヒナくん。キミはどちらの姿で登場する? ヒナギク:…難しいことをw GM:そして、「彼女」を連れているか否かも宣言しておくれーw ヒナギク:連れてる方が説き伏せやすいかな 置いておくのも何だし ヒナギク:なので今回は僕が普通の格好でっ GM:では、学生服姿の少年と‥‥村娘姿の少女(千早姫)&糸目のお姉さんが登場だね。 ヒナギク:ばたん、と会議場の戸を開けて「待ってくださいっ!」と声を掛けよう GM/町長:「なんだね、君たちは! 今は大事な会議中だ! 部外者は出て行ってくれ!」 GM/住人たち:「んだんだ!」「‥‥ぽっ」「おめ、なんで赤くなってるさ?」「‥‥イイ」 ヒナギク:えーw ヒナギク:「僕たちは城から来た者です。…今、この国は大変な状況に陥っているんですっ」 GM/町長:「‥‥城から?」 胡散臭げな視線w GM/町長:「何を言い出すかと思えば」 嘆息。「今は子供の戯言に付き合っている暇は‥‥」 ヒナギク:「マキナの事は知っているはず。彼の仲間で、危機を伝えに来ました…」 ヒナギク:と、鳥居の謀反と敵軍が近づいていることは教えておこうー GM/町長:「なん‥‥だと‥‥?!」 GM/町長:「あの鳥居様が謀反を?!」 馬鹿な!w “天”の槇那:あの鳥居様かー。まあ平和な国だったんだし謀反とか考えにくいんだろうなw “天”の槇那:とりあえず出てみる。信用度は五十歩百歩神拳だけどw “天”の槇那:登場判定(ダイスを振る)11で成功。 “天”の槇那:「子供でもなければ戯言でもない」 GM:では、ここは意志判定させてあげよう。何かボーナスつきそうな要因ってある? GM:なんも根拠なく云い張るだけなら目標値21。財産点は無効。 ヒナギク:姫様の存在を明かすっていうのはありかな? ヒナギク:「ここに姫様が逃れているのが何よりの証拠ですっ」とかいう感じで。 GM/千早姫:「高槻屋。‥‥わらわの顔を見忘れたか?」 《世を忍ぶ仮の姿》解除。 GM/一同:「姫様ッ!!」 ははーっ!!w &i(){ ヒナギク:いいなぁ。天下人いいなぁw} &i(){ GM:キミもやるかい?} &i(){ ヒナギク:考えておきますw} ##「千早姫が“5:舎人の渡し”に現れた」ことが明確化されました。 これにより、各種シナリオフラグが変化します。 GM:では、判定に+15していいよ。ファンブルしない限りは大丈夫ってことだが!w ヒナギク:なぜフラグを立てますか!w(ダイスを振る)25で成功です。 GM:うむ。実に見事な説得であった!(権力を笠に着たゴリ押しともいう)w ヒナギク:だってそれ以外説得する材料ないしっ GM:んー。まぁ、このミドル3Cより前に「謎の軍勢」と接触したり、 GM:偵察にいったりしてたら証拠集めも出来たんだが‥‥まぁ仕方ないかな?w ヒナギク:そっかー GM:で、あらためて。この街の住人たちをどうしようか? ヒナギク:とりあえず「皆揃って避難」かなぁ 北のほうにでも。 GM:「他の街に避難させる」(難民イベント発生)だね。 GM:無論、千早姫の後押しがなければ、町長の越権行為となる。> 住人たちを避難させる GM/千早姫:「如月城さえ奪還すれば、彼らの受け入れ先も手配してやれるが‥‥」 くっ ヒナギク:「僕たちが城を取り戻すまで‥‥みなさん、今しばらく耐えてください」と申し訳なさそうに GM:具体的には「次の次のシーン」に撤収が完了します。 “天”の槇那:[舎人の渡し]が落ちる結果は同じ‥‥かな。まあどうしょうもないけど ヒナギク:ここを守り切るのは難しそうだし… GM:‥‥まぁ住人に被害が出るのは免れないね。 GM/町長:「‥‥姫様の御配慮を賜り、誠に光栄です」 GM/町長:「この舎人の渡しは父祖から代々受け継いできた思い入れのある故郷ですが‥‥」 GM/町長:「それほど危険な軍勢が迫っているならば‥‥ やむをえないでしょう」 GM: これから住民たちを説得して回る役目を負うわけですね。町長さんは。 “天”の槇那:「……失ったものは、いずれ取り戻す」とだけ ヒナギク:「…はい、必ず…」 GM: 町長はキミ達の言葉に頷き、信頼を込めて尋ねるよ。 GM/町長:「鳥居様‥‥いえ、鳥居の手から千早姫を護るために、私どもで何か?」 GM/町長:「姫様が奴の手に落ちてしまえば、すべては水の泡です」 ヒナギク:「でしたら、逃れる先々の地で今の状況を知らせてください」 ヒナギク:「そして如月の民の被害を減らすことが、姫様のためになることです」 GM/町長:「判りました。‥‥どうぞ、よろしくお願いいたします」 ふかぶかと礼を。 GM:では、町長は住人たちを指揮して避難の手筈を整えさせていく。 GM/町長:「さあ、呆けている暇はない! 早くふれまわるんだ!」 GM/町長:「まず女子供や老人、病人を集めろ。足の遅い連中から先に逃がすぞ!」 GM/住人たち:「‥‥逃げろって、ウチの畑はどうすんだべ?」「そりゃおめー‥‥ 諦めるしか」 GM/千早姫:「‥‥‥‥」 彼らの戸惑いや嘆きを。じっと見つめている‥‥ ** ** ** GM:では、しばらくして。村の女子供たちや老人たち。病人たちが広場に集められました。 ヒナギク:「皆さんにはご苦労をかけてしまいますが」 ヒナギク:「平和を取り戻すまで今しばらくの辛抱をお願いしますっ」と深々と頭を下げよう GM:千早姫はキミの隣で堂々としている。彼女は上に立つ者だからね。頭を下げるわけにはいかない。 GM/やよい:「あっ! まきなー!!」 おーい!と両手をぶんぶん振って笑顔! ばんざーいw “天”の槇那:「……しばらく苦労をかける」ぎこちない表情。 &i(){ “天”の槇那:何でこんなに懐かれたんだろうと思いつつ(笑} &i(){ GM:なんでだろうなぁ? なんかイベントでっちあげようか?w} &i(){ “天”の槇那:いや、いいですw以上で} &i(){ ヒナギク:w} GM:ぶっちゃけ「舎人の渡しの人々を避難させる」フラグは成立しました。御見事です!w “天”の槇那:何か別のフラグも立ったっぽいけど(笑<姫様登場 GM:まぁ、そりゃ立ちますよw ヒナギク:うむーw
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