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スター・A・スター」(2008/05/14 (水) 08:55:57) の最新版変更点

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■基本データ 【コロナ】 聖戦士 【ミーム】 富嶽/オリジン 【ブランチ】ミリティア/ファイター 【消費経験点】184(能力値:0 特技:51 装備:145 パスの追加:0 ブランチの追加:0) ■能力値/耐久力 【能力値】    肉体:6  技術:10  魔術:12  社会:3  根源:3 【戦闘値元値】  白兵:6  射撃:6  回避:5  心魂:10  行動:11 【戦闘値修正値】 白兵:8  射撃:6  回避:5  心魂:15  行動:20 【HP】     元値:25  修正値:135 【LP】     元値:5  修正値:5 ■宿命/特徴/闘争/邂逅  宿命:決戦存在  特徴:不屈の闘志  特徴効果:最大HP+5  闘争:亡郷  邂逅:スカーレット・アンダンテ  ■初期パス  【因縁】スカーレット・アンダンテからの憎悪 ■準備された装備  部位:名称(必要能力/行動修正/ダメージ/HP修正/射程/備考/参照P)  右手 :ロングソード         (部:片/射:至/HP:+0/【肉】+1D6。【白】+2)  左手 :               (必:―/行:―/ダ:―/HP:―/射:―/―)  胴部 :リンケージスーツ       (必:【魔】6/行:0/ダ:―/HP:5/射:-/IJ063)  その他:               (必:―/行:―/ダ:―/HP:―/射:―/―)  乗り物:MT:ジュエル・イマーゴ   (必:【魔】11/行:-/ダ:―/HP:40/射:-/CT069)  予備1:AF:輝神の鎧        (必:【技】5/行:-/ダ:―/HP:40/射:-/CT071)  予備2:MTOP:シールド      (必:【技】10/行:-/ダ:―/HP:20/射:-/IJ067)  予備3:               (必:―/行:―/ダ:―/HP:―/射:―/―) ■コロナ特技 【CF088/自/ク/なし】◆勇気ある誓い  1度の判定でソフィアに合致しているフレアを何枚でも出せる 【CF088/自/オ/6H】虹色の希望  〔Sin1〕[メインプロセス]中に使用するフレアを全て自分のソフィアとして扱う 【CF088/自/効/なし】リインフォース5  [覚醒]専用。あなたが与えるあらゆるダメージ+[Lv×10] 【CF088/白/メ/なし】捨て身の覚悟  [白攻]のダメージ+[差分値]×2。自分も同ダメージを受ける 【CF088/自/効/なし】不死鳥の炎  〔Sin1〕[死亡][戦闘不能]を[覚醒]に置き換え、【HP】0【LP】1にする 【CT054/自/オ/フ3】アーマーパージ  【HP】1となり、1シーン[メジャー][リアクション]の判定+[最大HP÷10]  シーン終了時【LP】3点喪失 【CT054/効/効/効参】異能  取得時に指定した特技として扱うが、代償に【LP】1を追加する  指定可能特技:自動取得、DB以外の[PSI] 【CT048/自/イ/フ1】刹那への招待  即座に[移動]or[離脱]を行う。このとき、[封鎖]の影響を受けない ■ミーム特技 【IJ058/自/効/なし】◆モナドリンケージ  セットアップにMTを準備できる 【IJ058/心/メ/なし】エクストリームアタック  MT専用。[白攻][射攻]のダメージ+[差分値] 【IJ058/自/オ/なし】シードブレイク5  MT専用。宣:[覚醒]時。[白攻][射攻]のダメージ+[Lv×5] 【IJ058/自/常/なし】ワークスマシン5  [分類:富嶽(MT)]のアイテムを経験点[Lv×15]点分常備化する 【CF097/白/リ/なし】◆水波斬  [白攻]に対して[突返]を行う 【CF097/自/常/なし】ダンス・マカブル  [白攻]のCT値を9にする ■装備 [CT069]MT:ジュエル・イマーゴ(部:乗/射:-/HP:+40/) [CT070]MTOP:アニマ・春姫(部:-/射:-/HP:+0/) [CT071]AF:輝神の鎧(部:-/射:-/HP:+40/) [IJ068]AF:バスターF(部:-/射:-/HP:+0/) [IJ067]MTOP:シールド(部:-/射:-/HP:+20/) [IJ063]リンケージスーツ(部:胴/射:-/HP:+5/ミリティア専用) [IJ074]高価な衣服(部:-/射:な/HP:+0/) [RR034]武装:ヴォルカニックスピア(部:-/射:-/HP:+-/) [NV01]ふるさとの歌(部:-/射:効/HP:+-/〔Sin1〕聖戦士専用。《心の光》の効果2倍、対象をシーンに変更) [CF126]ロングソード(部:片/射:至/HP:+0/【肉】+1D6。【白】+2) ■モナドトルーパー  【MT】  ジュエル・イマーゴ  【解説】 要アニマ。 ■アーマメントフレーム  [CT072]バスターF (射/M/両)/[差分値]×3+5D6/遠 要マイナでのチャージ。対象:範囲。無属性。〔Sin1〕  [CT071]輝神の鎧   「サープリス」「鎧」が含まれるAF、[種別:オプション(シールド)]と同時に準備不可 ■MTオプション  [IJ067]シールド   (シールド)  [CT070]アニマ・春姫 (アニマ)[MT/両手]の武器ひとつを[MT/片手]として準備可 ■MT武装  [IJ071]ヴォルカニックスピア (白/M/両)【魔】×3+4D6/至  ■総計 名前:ジュエル・ジュノーン 常備化:175 能力値:【行動値】20 【HP】+100 【心】+5 属性防御:[肉]○ [技]○ [魔]× [社]× 状態付与/BS耐性:[飛行]× [転倒]× [水中]× [重圧]× 達成値:白兵攻撃+0 射撃攻撃+0 突き返し+0 回避+0 ダメージ:白兵攻撃+20 射撃攻撃+0 突き返し+0 ■容姿  ボロボロに古びた白き甲冑と、血のように紅い外套を纏った騎士。  HMDの役割も果たすヘルムを常に被っている為、顔は伺えない。  ヘルメットからはMTと接続するためのケーブルが、幾本も髪のように垂れている。  ヘルメットの下は、鬼気迫る表情をした青年である。  元は金髪だったのだろうが、過度のMT戦闘の後遺症から半ば白髪となり、  また美しかった碧眼も、左目は視力を失って、白く濁っている。  かつての彼を知る者がいたとしても、その変貌振りには驚くしかないだろう。 ■詳細 ――リオコルノの騎士たちに一騎打ちを挑み、次々と殺してく遍歴の騎士がいるという。 圧倒的な反応速度と技量で、情け容赦なく騎士を殺していく死神スター・A・スター。 あのブランド・カバリエ26機中、半数を独力で打ち倒した強さは 文句なしにMTライナーとしては最強の部類に入るだろう。 卑怯な手段を使わず、それこそ正々堂々とした騎士同士の決闘しか行わない為、 彼の戦闘力とその結果に関しては、リオコルノですら貶したり訂正することができないでいる。 正々堂々と戦って散っていった騎士達への、この上ない侮辱であるためだが…… それは同時に、リオコルノの騎士達にとって、この上のない屈辱でもある。 遍歴の騎士スター・A・スターを名乗っているが、 槍を構えた蒼黒色の重装甲を纏ったMTからつけられた”蒼騎士”の二つ名のほうが有名。 同胞であるはずのオリジン人すら容赦せず殺す姿は、両軍の兵士にとっても恐怖の対象であり 一部の彼を崇拝する人々を除けば、戦渦を拡大するとして 富嶽やオリジン、リオコルノの上層部からも疎まれている。 ――その正体は亡国ターフェアイトの王子、アラン・ターフェアイトその人である。 今は亡き国王からアダマス・ジュライSR3《ジュエル・ジュノーン》を託された彼は 身分を偽り、単身でリオコルノ、そしてブランド・カバリエと戦う道を選んだ。 また、彼は劣勢遺伝子とされるMTライナー能力を、この戦乱の中で開花させている。 それが脈々と受け継がれてきたフォーリナーの血によるものか アストロドラグーンだったという母の家系の影響なのかは不明だが 彼のMTライナーとしての力量は、決して他の騎士達の追随を許さない。 だが、その才能を覚醒させるために必要だった代償の大きさは ……彼の容姿を見れば一目でわかるだろう。 彼を駆り立て、ただ独りでリオコルノ騎士たちと戦わせる理由はふたつ。 ターフェアイト滅亡の際、行方不明となった妹を探すため。 そして故郷を滅ぼしたリオコルノの騎士達を殺すためだ。 ターフェアイトが、孤界侵略者と手を組んだ裏切り者だと!? 馬鹿な! それを言えばパットフットも、暁帝国も…… そしてターフェアイトですら、元は異なる孤界の住人ではないか! それを理想と称して滅ぼした貴様らの方が裏切り者だろうに! だというのに、奴らは英雄と崇められ、 本人達だって「平和を護る正義の騎士様」のつもりでいやがる。 そんな奴らが、同胞一国を容赦なく滅ぼしたという事実には見向きもしない! ……だったら良いさ。 「騎士様」として正々堂々と戦場で散ると良い。 貴様らが最も屈辱を覚える方法で殺してやる。 言い訳は許さない。 正々堂々と、真っ向からの一騎討ちだ。 反逆? 戦争? 否! これは、復讐だ。 ■性格 上記の通り現在は復讐鬼と化しているが、かつては穏やかな人物であった。 自分は政治に向いていないから、優秀な妹に王位継承権を譲ろうと考えており、 事実、帝王学の授業から逃げ出して武術を習う姿に、父王も呆れながら考えを認めていたようだ。 その一方、王族であるのならばそろそろ結婚ぐらいしろということで、 富嶽の姫君、織田上総介信長公との間に縁談が持ち上がっていたようだ。 わりと前向きに進められていたのだが、ターフェアイトが滅亡したため破談とり、 その代替案として、アルフレッド王子とお市の方の婚約が持ち上がっている。 現在も――その性質はあまり変わっていない。 彼は復讐鬼であるし、故郷を滅ぼした騎士達を全員殺すまでは死ねないと思っているが、 同時に「自分もいずれは復讐されて然るべき」とも思っている。 それ故、彼は「後顧の憂いを断つ」ということをしない。 殺された騎士と親しい者に恨まれても、それは仕方ないというのだ。 それ故、彼は全てが終れば誰かに殺されてやると、そう決めている。 自分が犯した罪は、そうでもなければ償えないのだから。 また、自分の目的はブランド・カバリエの騎士達のみ、と目標を定めている為、 自らの前に立ちはだからない限り――立ちはだかったとしても 積極的に他の者の命を奪おうとは考えていない。 無論、兵士であったり、復讐者であったりといった「戦場に立つ」者であれば たとえ死ぬのも許容しているだろうと、倒すことは勿論倒すが わざわざトドメを差したりはしない、と……その程度のコダワリなのだが。 ■機体について アダマス・ジュライSR3《ジュエル・ジュノーン》 全長20m(18m) 重量200t(160t) ヴォルカニックスピアと、蒼黒色の重装甲と盾を装備した姿は、 まさしく”蒼騎士”と呼ばれるに相応しいMTだといえる。 本来は高速による戦闘を得意とするこの機体ではあるのだが、 同時に出自も明白であるため、素性を見破られないよう外部装甲がとりつけられた。 とはいえ、この装甲を纏っていても従来のMTよりも機動性は遥かに高いのだが。 その性能をフルで発揮できるのは、合計40tにもなる外部アーマーをパージした時だ。 蒼黒色の装甲の内側から現れる、亡国の白きMT。 光速に匹敵するスピードと、その流麗な姿は、まさに最も美しい機体の称号に相応しい。 また一撃必殺のバスターランチャーを装備しているのも、特筆すべき点であろう。
■基本データ 【コロナ】 聖戦士 【ミーム】 富嶽/オリジン 【ブランチ】ミリティア/ファイター 【消費経験点】184(能力値:0 特技:51 装備:145 パスの追加:0 ブランチの追加:0) ■能力値/耐久力 【能力値】    肉体:6  技術:10  魔術:12  社会:3  根源:3 【戦闘値元値】  白兵:6  射撃:6  回避:5  心魂:10  行動:11 【戦闘値修正値】 白兵:8  射撃:6  回避:5  心魂:15  行動:20 【HP】     元値:25  修正値:135 【LP】     元値:5  修正値:5 ■宿命/特徴/闘争/邂逅  宿命:決戦存在  特徴:不屈の闘志  特徴効果:最大HP+5  闘争:亡郷  邂逅:スカーレット・アンダンテ  ■初期パス  【因縁】スカーレット・アンダンテからの憎悪 ■準備された装備  部位:名称(必要能力/行動修正/ダメージ/HP修正/射程/備考/参照P)  右手 :ロングソード         (部:片/射:至/HP:+0/【肉】+1D6。【白】+2)  左手 :               (必:―/行:―/ダ:―/HP:―/射:―/―)  胴部 :リンケージスーツ       (必:【魔】6/行:0/ダ:―/HP:5/射:-/IJ063)  その他:               (必:―/行:―/ダ:―/HP:―/射:―/―)  乗り物:MT:ジュエル・イマーゴ   (必:【魔】11/行:-/ダ:―/HP:40/射:-/CT069)  予備1:AF:輝神の鎧        (必:【技】5/行:-/ダ:―/HP:40/射:-/CT071)  予備2:MTOP:シールド      (必:【技】10/行:-/ダ:―/HP:20/射:-/IJ067)  予備3:               (必:―/行:―/ダ:―/HP:―/射:―/―) ■コロナ特技 【CF088/自/ク/なし】◆勇気ある誓い  1度の判定でソフィアに合致しているフレアを何枚でも出せる 【CF088/自/オ/6H】虹色の希望  〔Sin1〕[メインプロセス]中に使用するフレアを全て自分のソフィアとして扱う 【CF088/自/効/なし】リインフォース5  [覚醒]専用。あなたが与えるあらゆるダメージ+[Lv×10] 【CF088/白/メ/なし】捨て身の覚悟  [白攻]のダメージ+[差分値]×2。自分も同ダメージを受ける 【CF088/自/効/なし】不死鳥の炎  〔Sin1〕[死亡][戦闘不能]を[覚醒]に置き換え、【HP】0【LP】1にする 【CT054/自/オ/フ3】アーマーパージ  【HP】1となり、1シーン[メジャー][リアクション]の判定+[最大HP÷10]  シーン終了時【LP】3点喪失 【CT054/効/効/効参】異能  取得時に指定した特技として扱うが、代償に【LP】1を追加する  指定可能特技:自動取得、DB以外の[PSI] 【CT048/自/イ/フ1】刹那への招待  即座に[移動]or[離脱]を行う。このとき、[封鎖]の影響を受けない ■ミーム特技 【IJ058/自/効/なし】◆モナドリンケージ  セットアップにMTを準備できる 【IJ058/心/メ/なし】エクストリームアタック  MT専用。[白攻][射攻]のダメージ+[差分値] 【IJ058/自/オ/なし】シードブレイク5  MT専用。宣:[覚醒]時。[白攻][射攻]のダメージ+[Lv×5] 【IJ058/自/常/なし】ワークスマシン5  [分類:富嶽(MT)]のアイテムを経験点[Lv×15]点分常備化する 【CF097/白/リ/なし】◆水波斬  [白攻]に対して[突返]を行う 【CF097/自/常/なし】ダンス・マカブル  [白攻]のCT値を9にする ■装備 [CT069]MT:ジュエル・イマーゴ(部:乗/射:-/HP:+40/) [CT070]MTOP:アニマ・春姫(部:-/射:-/HP:+0/) [CT071]AF:輝神の鎧(部:-/射:-/HP:+40/) [IJ068]AF:バスターF(部:-/射:-/HP:+0/) [IJ067]MTOP:シールド(部:-/射:-/HP:+20/) [IJ063]リンケージスーツ(部:胴/射:-/HP:+5/ミリティア専用) [IJ074]高価な衣服(部:-/射:な/HP:+0/) [RR034]武装:ヴォルカニックスピア(部:-/射:-/HP:+-/) [NV01]ふるさとの歌(部:-/射:効/HP:+-/〔Sin1〕聖戦士専用。《心の光》の効果2倍、対象をシーンに変更) [CF126]ロングソード(部:片/射:至/HP:+0/【肉】+1D6。【白】+2) ■モナドトルーパー  【MT】  ジュエル・イマーゴ  【解説】 要アニマ。 ■アーマメントフレーム  [CT072]バスターF (射/M/両)/[差分値]×3+5D6/遠 要マイナでのチャージ。対象:範囲。無属性。〔Sin1〕  [CT071]輝神の鎧   「サープリス」「鎧」が含まれるAF、[種別:オプション(シールド)]と同時に準備不可 ■MTオプション  [IJ067]シールド   (シールド)  [CT070]アニマ・春姫 (アニマ)[MT/両手]の武器ひとつを[MT/片手]として準備可 ■MT武装  [IJ071]ヴォルカニックスピア (白/M/両)【魔】×3+4D6/至  ■総計 名前:ジュエル・ジュノーン 常備化:175 能力値:【行動値】20 【HP】+100 【心】+5 属性防御:[肉]○ [技]○ [魔]× [社]× 状態付与/BS耐性:[飛行]× [転倒]× [水中]× [重圧]× 達成値:白兵攻撃+0 射撃攻撃+0 突き返し+0 回避+0 ダメージ:白兵攻撃+20 射撃攻撃+0 突き返し+0 ■容姿  ボロボロに古びた白き甲冑と、血のように紅い外套を纏った騎士。  HMDの役割も果たすヘルムを常に被っている為、顔は伺えない。  ヘルメットからはMTと接続するためのケーブルが、幾本も髪のように垂れている。  ヘルメットの下は、鬼気迫る表情をした青年である。  元は金髪だったのだろうが、過度のMT戦闘の後遺症から半ば白髪となり、  また美しかった碧眼も、左目は視力を失って、白く濁っている。  かつての彼を知る者がいたとしても、その変貌振りには驚くしかないだろう。 ■容姿  ボロボロに古びた青い甲冑と、血のように紅い外套を纏った騎士。  HMDの役割も果たすヘルムを常に被っている為、顔は伺えない。  ヘルムからはMT接続用ケーブルが、房飾りのように幾本も垂れている。  その素顔は鬼気迫る表情をした、オリジン人の青年である。  かつて金髪だった頭髪は、過酷なMT戦闘の後遺症から白髪となり、  碧眼だった両目のうち左目は視力を失い、白く濁っている。  かつての彼を知る者がいたとしても、その変貌振りには驚くしかないだろう。 ■詳細  ――リオコルノの騎士たちに一騎打ちを挑み、次々と殺してく遍歴の騎士がいるという。  圧倒的な反応速度と技量で、情け容赦なく騎士を殺していく騎士級MT。  その騎士は蒼い重装甲の機体に乗り、聴いたこともない歌と共に現れる。  槍と盾を構えて戦場に臨む姿から、ついた二つ名が“蒼騎士”。  鎧兜で顔を隠し、謎に包まれた搭乗者。  同じく正体不明のアニマ。  何処のマイスターによるものともわからない高性能MT。  その存在を疑う者、或いは卑怯な技を用いたのだと語る者もいるが、  残された戦闘記録は「非の打ち所の無い真正面からの一騎討ち」のみであり、  一対一でブランド・カバリエ26機のうち半数を打ち倒した強さは折り紙つきだ。  およそ現在のオリジンで、蒼騎士が最強のMTライナーの一人であることは、まず間違いない。  リオコルノの騎士達にとって腹立たしいことに、彼の戦闘スタイルは騎士そのものである。  堂々と名乗りを上げ、不意を打ちもせずに真っ向からの正面勝負なのだ。  自らを騎士と称しているリオコルノにとって、それを否定し、拒否することはできない。  そして、蒼騎士が「騎士」である以上、リオコルノ騎士達も卑怯な手法を使えない。  もしも蒼騎士を否定すれば、或いは卑怯な行いをすれば、  それは即ちリオコルノ騎士団の存在意義を根底から粉砕する事になるからだ。  ゆえに彼らは蒼騎士の挑戦を拒むことができず、今日もまた戦場に屍を晒すことになる。  ――――誰も彼もが“蒼騎士”を憎み、恐れ、疎んでいる。  一般市民の間で、彼を歓迎する動きは少ない。  その行動は、戦禍の拡大を招いているとしか思えないからだ。  そしてそれは市民に留まらず、国際勢力間においても同様である。  リオコルノ騎士団は元より、神王エニア三世、富嶽艦隊、ミリティアの上層部。  戦争を終わらせようと動くもの、或いは戦争を拡大しようとするものにとって、  蒼騎士は想定外の動きをする異端者、紛れも無い『イレギュラー』なのだから。 ■正体  ――“青騎士”は、亡国ターフェアイトの王子である。  本名はアラン・ターフェアイト。  亡き国王からアダマス・ジュライSR3《ジュエル・ジュノーン》を託された王家最後の生き残り。  父を殺され、母を殺され、国民を殺され、故郷を滅ぼされ、妹を失った男。  全ては『理想』の為。『誇り』の為。『騎士道の為』。  「孤界侵略者と通じた裏切り者」などという名目で、アランは全てを奪われた。  パットフットも、暁帝国も、そしてターフェアイトすら、かつては異世界の民だというのに。  異世界の民を受け入れ、融和しようとするのはオリジン人の美徳であり、誇りでもある筈だ。  その行為が何故に裏切りと呼ばれなければならないのか。  百歩譲って、裏切り者の汚名を甘んじて受け入れるとしよう。  ――だがリオコルノ騎士団よ。  そのお題目だけで同胞を滅ぼすことを是とする貴様らは裏切り者ではないのか。  無論それだけならば。単に戦争であるというだけならば。  彼は仇討ちなど考えなかったかもしれない。  だが、その後の奇妙な動向がアランに復讐を決意させた。  同盟国であるターフェアイトが滅ぼされたのに動かぬファイフ・ミリティア。  リオコルノ騎士団の行動を黙認し、沈黙を保ったままのエニア三世。  友好関係にあったというのに傍観を続ける富嶽艦隊。  ……陰謀があったのではないか。くだらない、くだらない陰謀が。  かくしてアランは身分を偽り、単身でリオコルノ騎士団――ブランド・カバリエと戦う道を選ぶ。  騎士であるというのならば、騎士の流儀に則って。英雄を騙るのならば、その仮面を引き剥がす。  リオコルノを駆り立てる『誇り』とやらを踏みにじる為に、最も過酷な戦いを始めたのだ。  幸いにも、アランの母はアストロ・ドラグーンの末裔であった。  そして父が駆逐艦エルドリッジ艦長の末裔……フォーリナーだった為、  彼は劣勢遺伝子とされるMTライナー遺伝子を保有し、驚異的な操縦技術を体得している。  騎士級MT同士による光速戦闘は通常、アニマのサポート無しでは実行不可能なのだが、  アランの場合は過去に数度、アニマ無しで光速戦闘を行った事があり、  その異常なまでの反射神経と情報処理能力を証明するに至っている。  だが、その才能が開花するまでにアランが支払った代償は大きかった。  それは――彼の容姿を見れば理解できるだろう。  アランは言う。  「反逆ではない。 戦争でもない。    これは、単なる復讐だ」 ■性格  ――蒼騎士となった現在、誤解される事が多いが、アランは本来、穏やかな青年である。  彼は決して見境の無い復讐鬼ではない。心をなくした鬼ではない。ダスクフレア等ではないのだ。  「復讐鬼」を演じている只の青年に過ぎない。  彼は悩みながらも、決して脚を止める事が出来ないまま、今もなお突き進んでいる。  家族、友人、仲間、多くの者が死に、故郷を奪われたのだ。  その痛みを、彼は復讐という形でしか耐えることが出来なかった。  そして、もしも途中放棄すれば、それこそ今まで死んできた者達の意味が無くなってしまう。  アラン・ターフェアイトの人柄を保証する話が、一つある。  彼と富嶽の姫君、織田信長公との縁談が持ち上がっていたのだ。  信長公は破天荒な”うつけの姫”である。その彼女が、ある程度まで婚約を承知していたという。  無論、ターフェアイトが滅亡したため、婚約は事実上消滅している。  だが現在に至るまで信長公は他の者と婚約をしていない。……そういう話だ。 ■機体について  アダマス・ジュライSR3《ジュエル・ジュノーン》  全長20m(18m) 重量200t(160t)  蒼騎士の操る強襲用重騎士級MT。  全体を蒼い装甲板で覆いスピアと盾を装備した姿から、蒼騎士と呼ばれている。  製作マイスターや工房など、その履歴は一切が不明。  しかしながら騎士級の機体とも互角以上に渡り合える基本スペックを誇り、  事実、数多くのブランド・カバリエを撃破することにより、それを証明した。  また全身を覆う40tもの増加装甲は、擬装用のデッドウェイトであり、  内部には“亡国の白きMT”アダマス・ジュライSR3《ジュエル・ジュノーン》が存在する。  装甲を解除することにより驚異的なまでの機動性を発揮する事ができるが、  自らの素性を隠匿するため、アランは機体を見せることを嫌っている。  マリア・カスタフィオーレ博士により徹底的なカスタマイズが施されている他、  機体制御のみをサポートするAIシステムが搭載されている。  無論、これだけでは多少操縦がマシになるだけだが、アランはMTライナー因子を所持している。  よってこれにより、アランならば単独での操縦が可能となる。  さらにその上でアニマは戦闘支援に全力を投入する事ができ、戦闘力は単純計算で二倍に跳ね上がった。  またシールド内部には砲身を切り詰めたバスターランチャーが内臓されている。  “騎士らしい戦い方による復讐”に固執するため、滅多に使用することはないが、  単なる白兵型MTと侮れば、痛い目を見るのは明白である。 ■ふるさとのうた  1.  おお、見ゆるや 夜明けの淡き光を受け  先の夕暮れ 陽が落ちる時 我等が歓呼しもの  其は太き縞と輝く星なり 危き戦の間  塁壁の上に見たり 勇壮に翻りし 彼の旗  狼煙の赤き炎立ち 砲音宙に轟く中  耐え抜き 旗は猶其処に在り  おお、星散りばめたる旗は 今猶棚引くや  自由なる大地 勇者の故郷に  2.  岸辺の霧 其の濃く深き帷の中  傲慢なる敵の軍勢 畏れ息潜めたる  彼は何ぞ 断崖聳ゆる向かう  時折吹く微風に 隠れ 見ゆるもの  今正に 朝の新しき光を一筋受け  大いに輝き 風を受けはためく  其は星散りばめたる旗よ 永久に棚引け  自由なる大地 勇者の故郷に  3.  そして斯も得意げに宣誓せし彼の一塊は何処ぞ  戦いの浪費と戦争の乱雑が  故郷も国家も我等に最早残さじと  彼らの血は彼らの汚れし跡の穢れを洗注しき  小屋は彼らの雇員と奴隷制度を助けまじき  潰走の恐れと死の暗がりから  其は星散りばめたる旗よ 永久に棚引け  自由なる大地 勇者の故郷に  4.  おお、斯く不断にあらん事を  自由世界が彼らの愛情される家と戦ひの浪費の間に立たう時  勝ちと泰平で恩恵され 天に助されし地所が  我等に状態を創り擁護したる力を誉めん事を我等は破るべし  其が正に我等の原理なる時は そして此が我等の金言ならん事を  「造物主通り我等の信任あり」  其は星散りばめたる旗よ 永久に棚引け  自由なる大地 勇者の故郷に

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