賃貸契約書を交わす前に、宅地建物取引主任者(通称:宅建)という資格をもった人に、重要事項説明というものを受けます。これはが建物と部屋の説明をして、借りる方にこの内容で契約するかどうかを判断してもらう説明書(賃貸契約書ではありません)です。

■重要事項説明書で必ず確認すべきこと

▼全ての金額が正しいか
敷金・礼金・家賃・管理費(共益費)の金額が、営業マンに説明された金額になっているか。家賃交渉等を行い、金額が変更になった場合は特に注意しましょう。

▼エアコンやガスコンロ、照明、網戸等は設備なのか
設備となっていれば、故障の場合の修理費は大家さんの負担になります。逆に設備となっていなければ、修理費はあなたが負担することになります。

『 都市ガス 』か『 プロパンガス 』なのかも必ず確認してください!使えるガスコンロ、ガス料金も変わりますので要注意事項です。

▼賃貸契約の解除は、いつ連絡すればいいのか
一般的には、1ヶ月前通知か2ヶ月前通知ですが、建物によって45日前通知等、違いがあるので注意しましょう。解除の通知の方法も確認し、トラブルを避けましょう。特に電話だと、言った言わないというトラブルが多く起こります。

▼特約事項(備考)があるかどうか
家賃の支払いが遅れた場合の罰則や、ペット禁止等さまざまあります。

■賃貸契約書で必ず確認すべきこと
上記の重要事項説明書の確認項目と、以下の項目を追加して確認しましょう。

▼賃貸契約の期間(日付)
いつから始まり、いつで満了するのかは最も重要です。
通常は賃貸契約開始日から家賃が発生しますが、家賃の発生が開始から数日後という場合もあります。例えば2月5日が開始日で、家賃発生が2月15日からという場合です。

※部屋の賃貸契約は通常2年間です。満了は2年後の家賃発生の日までではなく、賃貸契約開始日の前日までですのでよく確認しましょう。

▼家賃の支払い方法と、支払い期日
振込みか持参か、または引き落しなのか、支払い期日も必ず確認しましょう。

▼更新料の金額
満了時に継続して住む場合には、更新料を支払う必要があります。

■契約前に必ず読んでおきましょう。
記載されている事項について、知らなかったと言っても、署名捺印してしまえば取り返しがつきません。特に初めての方は知識が不足しがちなので、分からないことは、不動産屋に必ず確認しましょう。




最終更新:2012年04月15日 01:44