最初にお聞きしますが、『 家賃・礼金は「誰」に交渉するのか 』を正確に理解していますか? まさか不動産屋にすると思っていませんよね?

そもそもの契約条件を決めるのは大家さんです。という事は、大家さんにお願いするのが正解です。では誰がそのやり取りするんでしょうか?

そう営業マンです。不動産屋の営業マンを通して、大家さんに家賃交渉するという事を忘れないでください。ここ非常に重要です。

なぜかというと、担当の営業マンに嫌われてしまえば、上手くいくはずの家賃交渉も失敗に終わりかねないからです。横柄な態度の方は嫌われる確率が高く、こんなにもったいない事はありません。

こうなると、どうなるでしょうか?

「大家さんの嫌いなタイプのお客さんだ。この物件は紹介出来ないな」と、なってしまう場合があります。地元の古いところほど、この傾向が強くなりますので注意が必要です。入居審査以前の問題になってしまします。

逆に「このお客さんの為に、何とか成功させたい!」このように思わせたら、成功確率はグッと高くなります。これをしないのは、あきらかに損です。

まずは不動産屋での態度を考えましょう。ポイントは「 謙虚 」です。成功させたいのであれば、最初の印象が重要です。

▼家賃交渉をすると、嫌われてしまうのではないか?

出来ると分かっていても、やってしまうと嫌われてしまうのではないかと、心配になる方もいると思います。実際やらない人はこのパターンが多い。

結論から言うと、過度の家賃交渉は間違いなく嫌われます。

『 過度の 』とは具体的にどんな事か例をあげると、
  • 部屋に行ってもいない、見てもいないのに値下げを要求する。
  • 礼金も、さらには敷金も、全て下げてと要求する。
  • 2万も3万も下げてと要求する。  等など、、、

上記のようなものが、なぜ嫌われるのか分かりますか?

理由は、貸し手(大家さん)の気持ちを無視しているからです。

大家さんは家賃収入で建物を維持しています。その為、極端に下げてほしいと言われても限界があるんです。それとあまりに大幅に値引き(特に家賃)を要求されると、本当にこの先払っていけるのかと不安に感じてしまいます。

あなたは払える金額までとしているつもりでも、相手の目にはこう映ります。

この貸し手の気持ちをあなたが分かっていれば、交渉を行っても嫌われてしまう事はありません。ここも非常に重要なポイントなので忘れないで下さい。

もう一つ絶対に忘れてはいけないのは、入居申し込みをする前(入居審査前)の段階でしか出来ないという事。これ以降に要求してしまうと、入居を拒否される事もあるので絶対にやめましょう。





最終更新:2011年10月21日 11:07