95 攻撃

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攻撃


作戦

○攻撃(フェイクトモエリバー)

●近接
  • 土場の兵士は突撃戦術に慣れ親しんでいるので、その経験を生かした攻撃を行います。
  • 一撃離脱戦法を取ります。
  • 高速での移動を行いながらの攻撃をし、慣性力を攻撃力に加えます。
  • 今回の作戦に必要な最低限の燃料しか搭載しない事により、誘爆の危険性を避け、機動性の確保に努めます。
  • 敵一機に味方が複数機で当たります。
  • 複数機での行動は、片方を敵の行動を制限させ、もう片方は行動を制限された敵を攻撃します。
  • 敵が連携できない機体から優先的に攻撃対象にします。
  • 燃料タンクなどを狙い、誘爆を狙います。
  • 行動中はオペレートに従い不規則に動くことにより、敵に動きの予測をさせ難くします。

RP


SS

攻撃

 土場のパイロット達の訓練は苛烈を極める。
 特にI=Dの操縦に関してはパイロット国家ということもあり、特に力が注がれている。
 その中で航空機の取り扱いに関してはトモエリバーが現役であったころからの慣例で多くの訓練時間が割かれていたのであった。
 国民の中には血税を莫大な燃料費に使用する事に疑問の声もあったが、それも今回の赤オーマとの戦闘に関する実例で小さくなることであろう。

 さて、そのパイロット達の訓練であるが、それは主に相互に助け合い、先輩から後輩へと技術は受け継がれるのである。
 その関係は極めて熱心なものであり、バトルメード(主に男性)同士の関係は周囲に対して誤解を招き易くもなるのではある。
 それを見て異性達はキャハハウフフとするが当人たちにとっては迷惑な話であろう。
 *(イラスト1参照)

 また、そのようにして培われた信頼関係はパイロットがオペレーターとして活動する場合にも生かされる。
 オペレーター達も本来はパイロットでありI=Dの操縦経験があるために実情にあった状況を把握できるのである。
 また、パイロット達にしても現場を知るものの指示によるものなので安心して指示に従う事が出来るのである。
 *(イラスト2参照)

 さて、今回侵略してきた赤オーマの空軍に対して、我が土場藩国の精鋭たちはどの様な戦果を得る事ができるのであろうか?
 我々国民一同は彼らの活躍に期待し出陣を見守る事にしよう。
 *(イラスト3参照)

 (土場藩国報道資料より一部抜粋)

 文章:主和

SS2


 蒼穹と同じ色をした鉄の塊が鎮座している。生物を連想させる流線型の美しい機体はしかし、戦争のために作られた、まさに鋼鉄の猛禽であった。
 その青い塗装は、迷彩とも思えない迷彩。青く美しい、この機体の隠れ蓑だった。
 それの名を、フェイクトモエリバーと呼ぶ。
 スカートを穿いた人間が二人、フェイクトモエリバーを見上げていた。土場藩国飛行隊の飛行士である。
「飛べると思うか?」
 一人が口を開く。
「シミュレーターは、熱負荷でぶっ壊れるまでしたぜ」
 答えるもう一人。
 二人そろって広島での戦闘では歩兵だったが、行きかえりの空いた時間、夜明けの船から電源を拝借してシミュレーターを動かしている。
 高熱で小火騒ぎを起こして、煙にまかれ、BALLSに救出されたのも今となればいい思い出である。これでいつ機体が燃えても大丈夫だな、とどちらかが軽口を叩いていた。
「まあ、これで飛ばなかったら」
「飛ばなかったら?」
「シミュレーターのプログラムを組んだやつが悪い」
 二人そろって爆笑する。どちらも、機体が悪いとか、腕が悪いとは言わない。
 パイロットのくせにスカートで、しかも二人とも男だったが、仲間も自分も、機体も信頼しているのが、この連中の良いところだった。
 出撃どうぞ、と整備士から声がかかる。二人は、どちらからとも無く歩き出して、パイロットスーツに袖を通した。
「なあ、俺この戦いが終わったらさ」
「死亡フラグだぜ?」
「知ってる。 あー、終わったら、終わったら……参ったな、結婚は相手いないし、故郷(くに)のおふくろはピンピンしてるぞ?」
「いや、俺に聞かれても」
 本気で頭抱える相棒をゲラゲラ笑ってから、そのパイロットは精悍な笑顔に表情を切り替えた。
「ま、着陸するまでに考えとけ」
 そのままの表情で、相棒どついてコックピットに身を躍らせる。
 整備員が一斉に敬礼した。パイロットは適当に手を振ってハッチを閉める。


そして、フェイクトモエリバーが飛翔した。


 数秒後。
「なあ、おい、ちょっとキツくないか?」
「一万四千機らしいぞ」
 一瞬の沈黙の後に、バカだろ、馬鹿だな、と二人で繰り返す。
 探す必要も無いほどに、空の上には無数の敵影が閃いていた。既に戦闘も始まっている。
「広島で会った黄色さんとこの8分の1だな」
「全部あわせりゃ150分の1だ」
 ちなみに広島戦の敵総数、空軍11万、総数211万。
「「なら楽勝」」
 パイロット、声を合わせて言い切った。
 機首を回し、飛んでくる弾丸を回避する。
「こちら土場03。エンゲージ」
 オペレーターの返答を待つ間も無く雨のように攻撃が飛んできた。ミサイルアラート。鼻歌交じりにインメルマンターンをこなして回避する。内蔵がひっくり返るが、我慢した。
 機体を立て直しながら接近、接近。敵編隊を中央に捉える。ミサイル発射。
 ジャベリンの名を持った機械仕掛けの槍が飛んでいく。
 フェイクトモエリバーもそれを追うように一斉加速、高速で敵機の間をすり抜けた。

文章:楽斎

イラスト


イラスト1
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イラスト2
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イラスト3
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