イエロージャンパー党

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暇つぶしに練習がてら描いて見た

昔描いたやつ再利用というか再加工


4
おやつ
うま・・・

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ひどい ひどい
さわやかさん きたー
れーかさんがきたので、わたし
たのしか・・です

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やと かてた の とても いい
今日 はらへったの、シュークリーム くう

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昨日、高い店にいこうとしたイエロージャンパーが一人、
説教された、て はなしだ。
夜、さむいしおなかすく。
おやつばこ ひっくりかえし たら おやつなくなてた。
いったいこれ どうな て

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朝起きたら、オヤツ箱だけでなく非常用のおやつもきえていた。
ヤガミ置き場がやけに静かなんで、麗華さんさそって見に行ったら数が全然たりない。
知恵者を配置したくらいで倒れやがって。
これだから医務室常連は困る。

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あまりにヤガミが帰ってこないんで医務室にいったら、
チリペッパーコーヒーを渡された。
それから、もう倒れないようにがんばらせるから、アリアンがいった。
今度はご飯おごってくれるらしい。

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昨日から、アリアンの機嫌がいい。いつも笑顔なので逆に疑問に思うが、
うれしいので、四月林檎の情報をアリアンの机の上においてきた。
たのしみだ。

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今朝5時頃、割烹着みたいな服を着たアリアンに突然たたき起こされて
缶のおやつをとられた。なんでも、会社近くのコンビニが全滅したらしい。
ヤガミたちときたら、夜も寝ないでゲームばかりやってるからこんな事になるんだ。

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今日、ヤガミみんなのために新しい社員食堂のプランを頼まれた。
ゲーム会社の地下に設置するやつだ。
安くて量が多いのがいいらいしので、国内の弁当工場から配送にしたら
奴ら、食事時間をズラしたり、レンジで暖めたりと
地味な努力をして食べていた。

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夜、アリアンと、さわやかさん、麗華さんとゲームをやった。
アリアンのやつ、やたら勝ちまくっていたけど、きっとチートにちがいない。
ずるっこめー。


イエロージャンパー党の結成について


 土場藩国においてイエロージャンパー党と呼ばれる組織が発祥したのは最近のことであるが、元となる集団は以前から存在していたようである。

 それらの組織が確認され始めたのはゲーム産業の勃興の後、ゲーマーと呼ばれるものが現れた頃と時を同じくしていた。
 彼らもしくは彼女らの生活の中心はゲームであり、必然的にゲームソフトの購入資金を確保する為に食費が削られる事となった。とはいえさしものゲーマー達も食事をしないわけにはいかなかった。数食抜けば人は死ぬのだ。
 これに伴いゲーマー達のコミュニティーにおいては、ゲームの攻略情報などとともに安価な食事についての情報の交換も行われ始めた。基本的にゲーマー達は自炊を好ま無かった為(そんな暇があればゲームをするのである)安くて美味くて早い店の情報が喜ばれた。

 当然のことではあるが土場藩国的な流れとして意見の対立による抗争も散見された。第3次目玉焼きに何をかけるか抗争において”俺は硬い黄身にケチャップを”派が「きゃあ変態!」「卵の美味しさを知らないのね。」と一蹴され粛清された事は記憶に新しい。

 農業が主産業の土場藩国では基本的に食料は安価であり順調にゲーマー達の食費は抑えられ、ゲームソフトの購入費に消えていくのであった。

 状況に変化が現れたのは政府の主導による構造改革の断行への抵抗勢力が治安悪化の原因となった事であった。
 治安の悪化により物価の上昇が始まりそれは当然のことながら食費への影響も例外ではなくゲーマー達の財布を直撃した。
 また食事やゲームソフトの購入の為に外出するにも危険を伴う可能性を否定できなくなりゲーマー達のフラストレーションは溜まっていく一方であった。

 そんな状況下において一人のゲーマーの行動が注目を浴びた。
 彼はたまたま食事に入った店においてトラブルに巻き込まれるも祖父仕込みの古武術によりこれを撃退する事に成功する。

「モノを食べる時はね
 誰にも邪魔されず 自由で
 なんというか救われてなきゃあダメなんだ
 独りで
 静かで
 豊かで・・・」

 彼の言動に感銘を受けた一部のゲーマー達が集まり、自警団的なものが複数発生したようである。
 この時期になると携帯ゲーム機の普及も進んでおりゲームをしながら見廻り活動を行えるようになっていたのである。通信機能が搭載されたこともあり、対戦やデータのやり取りの為に実際に集う必要があったことも拍車をかけた一因であろうか。

 主に安価な食事を提供する店やゲームショップの店内や周辺で屯してゲームをしつつ、有事の際には敵対勢力をよってたかって袋叩きにする彼らの行動は基本的に違法行為ではあったが、治安の維持にも一定効果があった為か藩国政府と利害が一致していた為か黙認されたようである。
 むしろ、彼らがイエロージャンパー党と呼ばれる所以となる黄色いジャンパーの出所が匿名の人物から大量に提供された事や、藩国上層部に黄色いジャンバーを愛用している人物が存在している事から藩国政府の存在が透けて見えるようではあるが具体的な証拠は無い。

 現在もイエロージャンパー党はゲームのついでに土場藩国の治安維持の一翼をになっている。

 最後にイエロージャンパー党員の間で伝えられている誓約文を紹介しておく。


「イエロージャンパー5つの誓い」
1、はらぺこのままゲームをせぬこと
2、ゲームをしながら道を歩くときは車に気を付けること
3、晴れた日はふとんを干してゲームをすること
4、ゲームの攻略はひとを頼りにせぬこと
5、土の上で裸足でゲームすること

 ・・・あまり守られていないようである。

有事の際のイエロージャンパー党の様子


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