国民への提言

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d_va

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最近、国として、成長してきた証として、エリート階級が出現し
ある程度の利益を上げていることは、まことに喜ばしいことだと
感じている。

今後、このエリート層が、そのまま貴族階級となると予想されるが
ここでいっておきたいことがある。
志のない金持ちは貴族ではなく成金であり、心が伴わなければ
金を積み上げても卑しい身分のままである。

よく考えてほしい。生きることは常に戦いである。
食うに困るものは、日々の糧を得るために戦い
貧しきものは、自らのプライドのために戦う。
飢えることなく、またある程度の地位が約束されたものは
戦う必要や労力はあまり必要ではない。
ならば、そのあまった労力は何に使うのか考えてほしい。

ポチ皇女を見るといいだろう。皇女は高い地位にありながら
民のために涙を流してくれる存在だ。
かつて竜災害にあった国に、惜しみない援助をしてくれたのも
皇女である。

皇女が行けといえば、われわれは喜んで戦いに行くが
われわれが戦いに行き傷つけばもっとも悲しむのもまた
皇女自身である。

この恩にわれわれはどう報いるべきか。
それが貴族としてのたしなみであえり、答えであると私は思う。

帝国の民はすべてポチ皇女の財産である。
帝国の民は、財産を不用意に損なうことなく育み
よりよいものを次の世代に伝えていくことこそ真の忠節であり
義務であると考える。

まっとうに生きることが、忠義であるものもいれば
貧しきものに施し、1人でも多くの可能性を帝国に残すことが
忠義であるものもいる。
それぞれが、それぞれの地位や能力に応じた形で
彼女の恩に報いること、そしてその中でも
もっとも強い忠節を示すことができるものこそが
真のエリートであり、貴族を名乗ることが許されるのだと思う。

よく考えてほしい。
何も、今すぐ遠くのものを救いにいけというのではない。
まずは自分自身を大切にし、そして同じように自分の
隣の人を大切にする。すべてはそこから始まるのだ。
自分の近くの人を笑顔にできないものが、遠くの民を
笑顔にすることはできない。
まずは誰かを助けること、そして助けられたものが
ほかのものを助けるようと行動を起こすことで
助け合いの連鎖が起こる。

この連鎖が大きくなればやがて帝国すべてを覆い
ポチ皇女の心に届くと信じる。

われわれが受けた恩を皇女に返すため
とくに藩国のエリートたちが尽力してくれるよう願ってやまない。

藩王 弓下嵐
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