Ideas and Opinions > 心洗われる

2014.11.18
映画俳優、高倉健。ロケ現場でインタビューに応じていた時、居合わせたナイナイの岡村が「自分が病気の時、すっごく励ましてくださったんですよ~」と割り込んできた。すると彼はこういってたしなめた。「そんなこと口に出して言うもんじゃないの。そういうのをぐっとこらえるのが眼力になるんだ。」 彼を少しでも見習って、ヘラヘラと自画自賛する人間にならないように自戒したい。ご冥福をお祈りします。

2014.08.04
難病を抱える高校生がインタビューで質問を受けた。「病気を抱えているあなたについて私たちが知っておくべきことは何でしょうか?」
「私はとても幸せだ、ということです。」

2014.07.11
20年以上も前に買った、価格も高くもない靴。それほど履いたわけではないが当然ヘタってきた。捨てる前にダメもとでお店に持って行ってみたところ、グッドイヤーウェルトの靴底を総取っ替えしてくれた。申し訳ないことに、お代はいらないという。くどいけど20年以上前のモデルだ。修理代も買った値段以上かかっているはずなのに。世界に誇るべきメイド・イン・ジャパン。回し者ではありませんが感動したのでブランド名出します。1年経ったら修理より買い直した方が安いと言い放つ家電業界の人間として、背筋が伸びる思いだ。台風一過の週末、心を込めて磨き上げる

2013.08.27
ガラス張りの開放感のもとで昼飯を食べてたところ、突然トンボが上から落ちてきた。外に出ようとして力尽きたのだろう、全く動かない。「俺の目の前で死ぬなんてやめてくれ~」と思ってたら、突然力を振り絞ってガラスにアタックし、そしてまた動かなくなった。でもまだ生きているようだ。羽をつかまえるとかすかな力で胴体を動かし、抵抗する。その懸命さに涙が出そうになった。このまま見過ごすには忍びないので、外に連れ出した。水がある所がいいかなと思ってスプリンクラーの近くの芝に放してあげたら、飛ぶ元気はないものの芝を食べだした。すごい生命力だ。見えないカベに行く手を阻まれ、もうダメだと思うことは自分にもよくある。そんな時も最後の最後まで、絶対に諦めてはいけないということをこのトンボから教わった。自分の怠慢さを見抜いた神様が目の前に落としてくれたのだろう。偶然ではない気がする。

2012.07.22
年に数回、万年筆を取り出す。中学時代の恩師に手紙を書くためだ。先生は自分とは正反対の、アナログ派で(ケータイはかろうじてお持ちのよう)愛情あふれる方だ。先生に達筆なお手紙をいただくと、返事はボールペンではいけない気がして万年筆を取り出す。先生から学ぶことは、いまだに多い。
最終更新:2017年11月05日 12:17
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。