Ideas and Opinions > 生きる

2017.09.18
今日は敬老の日だったが、先日TVで石川さゆりと椎名林檎のコラボ曲を聞いた。あの演歌の大御所が完璧に林檎の世界になりきっているのもすごかったが、コラボ当事の石川さゆりの年齢が56歳というのもすごい。もう新曲すら出さなくてもディナーショーで天城越えとか普通に歌ってれば済むものを、批判のリスクも恐れず挑戦し続ける姿に心を打たれた。同じ56歳で、パブロ・ピカソは大作「ゲルニカ」を描いた。自分は果たして彼らより”若い”と胸を張って言えるのか、攻めてるか。自問自答。

2016.10.22
自分が凹んだときに読み返す文章がある;
 そもそも「こうなりたい」という願望や目指すべき理想を持たない人間が,不安を抱えたり,絶望に陥ったりするものだろうか.自分の願いが現実のものにならないとき,あるいは危機的な状況に陥りそうになったとき,人は不安や絶望を感じるのではないか.逆にいえば,「こうなりたい」という気持ちがなければ,不安も絶望も感じるわけがない.不安や絶望を乗り越えてこそ初めて,「強い自分」と出会えるのではないか.
 人は自分の弱さと葛藤することで強くなる.それを繰り返すことで,新しい自分を発見できる.逆にいえば,不安やコンプレックスに苛まれ,「自分を弱い」と感じたときこそ,「強い自分」に変われるときなのだと思う.
  ~平尾誠二「人は誰もがリーダーである」
アタックと同じぐらいメッセージも切れる方でした。
ご冥福をお祈りします。

2015.07.27
日本ユネスコ協会連盟の前事務局長がお亡くなりになられた。個人的にはこの10年間、ボランティアの科学教室開催にアドバイスをいただいてきた。最後にお会いしたのは高校での講演会でご一緒させていただいた2年前になる。ご冥福をお祈りするとともに故人のご遺志を引き継ぐことを誓う。

2014.11.27
この1年、大変な思いをしたご夫妻を囲む集まり。伝えようとしたこと10のうち、最後に1話すのがやっとだった。言葉ってそんなもんかも。みんなの気持ちが天国に届いていることを願って。

2013.08.18
明日は昨年亡くなられた先輩の命日。この一年、折に触れて先輩のことが心に浮かんできた。もちろんご遺族の心からは片時も離れていないだろうが、この自分のところまでわざわざ来てくれる、どこまでもマメな方だ。
息子というのは父親の背中を見て育つと言われるが、先輩の息子さんは今何を見ているのだろう。私見になるが、父親の背中を見て真似することと反発することは、両方必要なように思う。ただでさえ先輩は人格者だったので、天に召されたいま反発するのは難しいだろう。大きなお世話とは思いつつ、息子さんのそのことを不憫に思ってしまう。

2012.11.25
ケガで入院中の友人のお見舞いに行ってきた。
お花やスイーツは他の人と被ると思ったので、星野富弘のカレンダーを持っていった。お見舞いにカレンダーは微妙だし、出入りの業者さんみたいではあったが。。
星野富弘は20代に事故で四肢を動かせなくなり、口に筆をくわえて絵や詩をかいている。
あたたかみのある絵と、エッジの効いた詩(で表現されている感性)が対照的だ。
入院やリハビリの1ヶ月、2ヶ月、、はとてつもなく長い。今日一日どれだけがんばるかよりも、気持ちを切らさず保つことの方が大事だと思う。早く治したいという気持ちはもちろんわかるが、焦らず、一歩一歩、お大事に。
夜、その友人からカレンダーの写真が送られてきた。本屋さんで自分が見入ったのと同じ詩だった。

2012.09.16
通勤中、駅の階段を一段一段上る身体の不自由な方やお年寄りに会うことがある。助けてあげるほどの人格者ではないのでただ横を通りすぎるのだが、自分は楽に上れる分、階段の上に立った時この人よりエネルギーが余っているはずだと心の中で思う。それを有意義に使いたい。パラリンピックを観ていて似たような感覚になった。選手たちはみんなハンディを乗り越えるエネルギーにあふれているが、自分も同じだけのものを持っているはず。さあ、何に使おう?

2012.08.23
かわいがっていただいた先輩が先日亡くなられた。
お通夜では全然実感がわかず、涙のひとつも出なかった。
葬儀でお顔を拝見してようやく、もうお話しさせていただくことはできないんだなと。。
先輩を嫌いという人は世の中に一人もいないくらい、人格者だった。
自分のことより周りの人を気遣う、不器用な程の人だった。
そんな人が逝ってしまって、なんで自分のような人間が生かされているのか考えた。
葬儀で神父さんが、先輩は世の中でのおつとめを十分果たされたから旅立たれたのだとおっしゃってた。
確かに、自分はまだまだこの世での宿題を終えていない。世の中にどれだけ貢献できるか。
自分が生かされている身だということを、去年の震災で感じたはずなのに、いつの間にかだらけてしまっていた。先輩にここまでされないと気付かなかった自分のバカさ加減にいいかげん腹が立つ。
O先輩、ありがとうございました。これからは、自分の宿題を絶対忘れないようにします。安らかにお眠り下さい。
最終更新:2017年11月05日 12:22
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