Ideas and Opinions > 仕事

2017.05.30
かつてアメリカのケネディ大統領が航空宇宙局NASAを訪れた時、ほうきを持った男性職員に担当している仕事を尋ねた。おそらく掃除係であっただろうその男性は胸を張って「私の仕事は、人類が月に行くのを手助けすることです。」と答えたそうだ。世の中の人みんなが、個人を超えた目的意識を持つ世の中にしたい-それは若い世代に任せることではなく、同じ時代を生きている自分も努力すべきこと。

2016.08.15
志あるソニーの技術者のみなさん、何が起こってもあきらめずに技術の道を究めて下さい。広中平祐氏が「最も学者の美徳とする所は石の上にも十年」と言われましたが、10年20年の研究開発位では私も含めひよっ子です。世の中ではまだまだ高性能なバッテリーが求められてます。がんばりましょう!

2014.04.22
仕事上の不手際で周囲に多大な迷惑をかけてしまった。
今日明日はお詫び行脚だ。。
作業のミスというより、そもそもその作業をすべきかの判断が不適切だった。
このような絶不調の時、そして絶好調の時はともに「ていねいに生きる」
ことを心がけている。
今週はていねいに、ていねいにいこう。
とりあえずトイレットペーパーを三角に折ってみた。

2013.09.14
カンブリア宮殿の佐藤可士和編を観た。
佐藤氏の仕事は素晴らしいのだが、中には
「それって経営者が考えることでは?」
と思う内容もあった。
経営者が考えるべき課題を佐藤氏に丸投げしてしまっているのだとしたら、
それは違うのでは、と思う。
アートディレクターに頼むべきことは、
自分たちが考えたコンセプトや方針を、
どうデザインに落としこむかということではないだろうか。
もちろんデザイン以外の議論もあってよいと思うが、
それは双方が意見を持ち寄るべきことで、
丸投げすることではないと思う。
ところで、日本企業の経営理念や方針は昔は言葉でしたためられていたのが、
最近はCIと称してグラフィックで表現することが多くなってきたように思う。
今は、「グラフィックの時代」なのだろうか。
グローバル企業では、日本語の経営理念を他言語に訳すのが難しいのだろう。
そうか、某社の前CEOは、きっと日本語で書かれた設立趣意書を理解できなかったのだ。

2013.09.14
カンブリア宮殿の佐藤可士和編を観た。
佐藤氏の仕事は素晴らしいのだが、中には
「それって経営者が考えることでは?」
と思う内容もあった。
経営者が考えるべき課題を佐藤氏に丸投げしてしまっているのだとしたら、
それは違うのでは、と思う。
アートディレクターに頼むべきことは、
自分たちが考えたコンセプトや方針を、
どうデザインに落としこむかということではないだろうか。
もちろんデザイン以外の議論もあってよいと思うが、
それは双方が意見を持ち寄るべきことで、
丸投げすることではないと思う。
ところで、日本企業の経営理念や方針は昔は言葉でしたためられていたのが、
最近はCIと称してグラフィックで表現することが多くなってきたように思う。
今は、「グラフィックの時代」なのだろうか。
グローバル企業では、日本語の経営理念を他言語に訳すのが難しいのだろう。
そうか、某社の前CEOは、きっと日本語で書かれた設立趣意書を理解できなかったのだ。

2013.03.02
先週、全盲の技術者の方にお会いした。彼は音で文字や絵を”描く”ことに挑戦している。会社での所属は人事関連のようだが、独力でモノを創り上げたのだ。デモそのものも興味深いものだったが、それ以上に彼の姿勢に感銘を受けた。単なる机上の空論でなく、実際にモノを創って示す。この姿勢を見習いたい。

2012.12.16
企業の経営者で人として尊敬できるのは稲盛和夫ぐらいと思っていた(本田宗一郎と井深大は私の中では別ジャンル)。そこに(私にとっては)彗星のごとく現われたのが、村上太一だ。
「カンブリア宮殿」での村上龍とのやりとりがすごかった。
龍「起業する時はビジネスモデル、資金、人材などが重要だと思うが、優先順位をどうつける?」
太一「ビジネスモデル、資金、人材を考えると会社ってできないかと思う。ベンチャー企業が勝てる理由がなくなってしまう。(創業)当時、その3つを照らし合わせると私たちは何もなかったと思う。頭でっかちに考えずに、自分がどれだけモチベーションを持ってできるかとか、社会が求めているかとか、そういった視点でいけばいいのかと。」
いつも鋭い視点でゲストに切り込む村上龍の質問を、一瞬で愚問にしてしまった。先日小林三郎が言っていた「想い」はイノベーションだけでなく会社経営にも必要なのだ、少なくともこれからは。ヒルズ族と違って上品でさわやかな笑顔の中に、芯はしっかり通っているようにお見受けした。
霞ヶ関の話題は置いておいて、日本の未来は明るいと強く感じた。自分もがんばろう。

2012.12.07
自分が就職を決めたのは、NHKスペシャル「電子立国日本の自叙伝」を観て、という安直な理由だった。番組の中で、技術の話を最も楽しそうにしていたのが元ソニー中央研究所長の菊池誠氏だった。自分もこんなふうに研究開発に携わりたいと思わせた、当時あこがれの技術者だった。社会人になってから、直接間接にいろんなメッセージを拝聴した。「研究開発は血沸き胸踊るもの」「論文はレターでよい。(極端な話、)考察が間違っててもよい。これはすごい!というインパクトのあるデータが1つあれば、それで十分。(およそこんな趣旨だったと思う)」 研究所長を勇退後も、「菊池AWARD」という賞が残り、毎年そのスピーチで(小林三郎氏のいう)「想い」を後進に伝えてくれていた。我々は、これを更に次の世代に伝えていく義務がある。残念ながら先月お亡くなりになられたとのこと、ご冥福をお祈りしたい。

2012.12.01
ホンダでエアバッグを開発した小林三郎氏の講演を聞く機会があった(リンクとは別)。"イノベーション”を謳う講演で、これほど感動し、心から拍手を贈ったものは今までになかった。自分だけでなく、会場全体の拍手が鳴り止まなかった。
「イノベーションを起こすために最も大切なものは、市場調査から導いた戦略ではなく、”想い”(spiritual belief)」-これ以上文章にするとチープになるので止めておくが、以下の問いにあなたならどう答えるだろうか。
あなたの人生の目的は何ですか?
あなたの会社(組織)の存在理由は何ですか?
愛とは何ですか?

2012.11.03
かつての留学先を10年ぶりに訪れた。なんと秘書さんが名前も顔も覚えてくれていた。日本人の感覚としてがっちり握手、のつもりが、ハグかよ~しかも愛情たっぷり~。。彼女は秘書のとりまとめをしていたので、部屋番号119が日本の緊急番号なんですといってよく駆け込んでいた。「私たちが送別会を企画したのはあなただけよ」と言われてちょっとうるっときた。手のかかる子供のように印象に残ったのだろう。いろいろな人にお世話になって、今の自分がいることを改めて思い知らされた。

2012.10.26
2年以上の間ほとんど手弁当で仕込んできた仕事のネタが、ようやく立ち上がることになり実担当者に引き継がれる。20年来の人間関係を犠牲にしたり、社内で対立を起こしたりという中で、誰の何のためにやってるんだろうと思うことも多かった。これから担うのも、みんなかつてこのプロジェクトに反対してたり匙を投げてた人たち。ここ最近の手の平の返し様は、驚きを通り越して見事という他ない。彼らにもこれからそれなりの苦労はあると思うが、成功を陰ながら祈りたい。

2012.09.27
勤務先で、会社の現状に危機感を抱き、打破するために行動してる人には全力で協力したい。思考停止で危機感ない人、愚痴りながら会社にしがみついてる人、こんな人達につきあってる暇は一秒もない。会社→世の中としても同じか。

2012.09.15
勤務先の、それほど面識があるとも言えない同僚から研究の相談を受けた。自分でお役に立てるのならと2時間かけて訪問した。技術的な面ではどれだけお役に立てたか心許ないが、ちょっとしたきっかけにでもなれば幸い。20代の頃は自分の能力を磨くことしか頭になかったが、最近は人の役に立つ喜びの方が大きいと感じている。

2012.07.19
自己主張や私利私欲が飛び交う世の中でも、利他の心で動く人がいる。今日、勤務先の社内で久しぶりにそういう方にお会いした。そういう志をつなげていくことが、世の中にとって、会社にとって、大事だと思う。背筋が伸びました。
最終更新:2017年11月05日 12:22
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