ファイアーエムブレム トラキア776

ファイアーエムブレム トラキア776

シリーズ第5作目となる作品で、前作「ファイアーエムブレム 聖戦の系譜」の外伝的色合いが強い。
ユグドラル大陸の一地方トラキア半島を舞台に、
レンスターの王子リーフの戦いの軌跡が描かれている。
聖戦のセリスが開戦する第6章(の少し前?)からマンスターを解放する8章後半までといった時間軸だが、
聖戦と重なる19章以降も独自の展開になる事から、
(聖戦自体が恋人要素や親子二世代とプレイヤー次第で振れ幅は大きいが)パラレル作品とする見方もある。
サブタイトルが「○○の○○」ではないせいもあり、FEでは珍しくユーザー間での略称が
他と同じように略す「トラキア」と、前後半からそれぞれ取る「トラ7(トラナナ)」で分かれている。

ハードは前作同様SFCだがソフトを書き込む形式のニンテンドウパワーのサービス形式で販売されたのが大きな特徴。
通常のROMカセットでも一応販売はされたが数が非常に少なく、
ニンテンドウパワーのサービス終了後には更に入手困難なレアソフトに。
GBA作品から入ったプレイヤーが過去作をプレイしようとしても、
このような経過からなかなか手が出せない(もしくは出しようがない)状態が続いていたが、
現在ではバーチャルコンソールで配信され、簡単に遊べるようになっている。

シリーズ中でも難易度の高さに定評があり、発売当初からシリーズ最難関と呼ばれてきた。
システム面では紋章の謎をベースに、聖戦の系譜で取り入れられたスキルなどの要素が合わさり、
新しい要素もふんだんに取り入れられた、実験色の強い作品となっている。
特に体格のパラメータと、それに合わせた担ぐ盗むのコマンドは、
それまでのシリーズの様々な価値観を一変させ、戦略の幅を広げるのに一役買った。
索敵マップや勝利条件の多様化、武器の熟練度といった
この作品から導入されたシステムがそれ以降のシリーズでも基本となっているものも多い。
反面、実験色が強かった分、
・捕獲による敵のアイテムの強奪
疲労システム
・100と0が無い命中率
追撃必殺係数
・一定確率で発生する再行動
・移動力が低確率ながら成長する
といった要素はこの作品のみの独自システムで後の作品には引き継がれていない。

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