SDピストン交換から300キロ程度走りました。
スゲー調子良いです、と言いたい所ですがつまらないトラブルが出て困ってます。
と言うのも今回のピストン交換に合わせ点火時期を取りなおした際にフェイスカム方式マグネトーのポイントベースの雌ネジが死にました。
ココは以前からなめ易い部分として有名で私も過去2回ポイントベースを駄目にしています。
何の変哲もないアルミに多分4BAであろうネジが切ってあるのですがおよそ3ミリ程度しかないネジにポイントギャップの微調整で無理が掛り簡単になめます。
フェイスカムのポイントベースが駄目になるのは既知の事なので最近作られたポイントベースセットを確保してあったのですがコレがまた終わってます。

マグネトーとの嵌め合いにガタが有ってはいけないのにガタガタ。
オリジナルがアルミなのに対し最近の奴は真鍮製で重い。
ピックアップ注油用のコットンは省略。
マグネトー本体に止めるセンターボルトのロックワッシャーはポイントベース側に段が付いていないので付属していますが無意味。
つまり本来されるべき仕上げをほとんどせず型から抜いてそのままって感じ。
数年前に買ってからちゃんと確認していませんでしたがまじまじと眺めると本当にヒドイ作りです。
ヒドイとは思いつつ他に選択肢がないのでとりあえずこのダメダメポイントベースで点火時期を取りました。
がしかしちょっと走ると勝手に点火時期が遅くなってエンジンが重くなってきます。
あまりに走らなくなってきたので点火時期を確認してみると最大進角でピストン位置上死点前1/4インチで取った筈がほぼ上死点までずれています。
次にガタを回転方向に押しつけて取り付けてみましたがやっぱりしばらく走ると上死点付近までずれてエンジンが回らなくなります。
本当にこのポイントベース終わってます。

やはりマグ本体との間にガタが有るとずれてしまうのでガタを埋めてみます。
適当な厚みの銅板をこれまた適当に折り曲げてポイントベースの嵌め合い部に半田付け。
ヤスリで削りながらガタが殆んど無い状態まで仕上げました。
コレで点火時期がずれ無くなると良いのですが。
なめてしまったポイントベースの修理も近いうちに考えてみます。

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最終更新:2011年01月07日 00:31