旋盤のねぢ切り歯車のついては文章にするのが結構大変なので暇なときにでもまとめることにしました。
最近のある程度のサイズ以上の旋盤はまずねじ切り用ギアボックスが付いているので何も選択の余地なくプレートに書いてある組み合わせしか出来ません。
小さなホビー旋盤などでは今だ歯車を組み合わせる方式が多いようですが私が知りたかったインチへの変換法などはまず語られず、最近の機械教本などでも資料がないので結構困りました。
そんなわけできちんとまとめていづれアップします。

でSDの近況。
おおよそ1000キロ走って鳴らしもほぼ終わり、ようやくまともに走れるようになってきました。
鳴らし終了と言っても途中でシリンダーを開けた様子からピストンリングの当たりなどは更に時間がかかるであろうと予想しているのでまだしばらくは距離とともに調子も変わるでしょう。
それはさておき最近の変更点、気づいたことなどを箇条書きに。

  • 排気バルブ好調
自分で当たり面を削った排気バルブ、調子は上々です。
しばらく置いてもキックペダルの圧縮もしっかりしているしエンジンの調子も走行距離とともに上がっています。

  • オイル粘度を低めに変更
オイルの粘度は年式ではなくシステム全体のクリアランスやエンジンの調子を見て設定するべきで特にピストンクリアランスがオイル粘度を決める最重要ファクターと考えます。
今回の鉄ピストン化でクリアランスが4/100mmまで狭くなったので今までどおり真冬で50番と20w-50のミックスでは明らかに硬すぎエンジンが重たくなる。
現在の状態ならば概ね12月から3月位までの平均外気温が10度以下の気温であれば100%、20w-50のオイルに変更した方が良いと思われる。
フルに20w-50の粘度であれば明らかにオイル抵抗が少なくエンジンの回り方が軽い。

  • リアのダミーリムブレーキは意外と高耐久
当初耐久性が心配されたゴム製のブレーキシューだが当たりも付ききると減り方が緩やかになって幹線道路の使用でも5000キロは十分持ちそうな気配。
どうもトレーリング側が側面ではなく底で当たってきているようだが例のリーディングトレーリング理論に則った調整をしてあるのでロックやその他問題を感じることは無い。
ブレーキプレートにゴムシューを止める本来リベットの部分を再使用可能なねぢ式に変更しているがシューが減ってダミーリムとクリアランスが少なくなってきたので3本の内減りの大きいリーディング側の2本を旋盤で削ってちょっと短くした。
新たに作成する場合、3本のねぢのうちより減りの大きいリーディング側をあらかじめ短く作っておくと良いだろう。

  • メーターが夜見えないと不便
取り付けた20年代のスミスメーターにはバックライトなんて気の利いたものはなく夜は真っ暗に。
それでも機械式の自動オイルポンプが付いた車両ならば気にならないと思いますがSDのような完全マニュアルポンプはメーターの距離計でオイルの給油タイミングを計るために夜メーターが見えないと非常に不便です。
どうにかしようと漠然と考えていたら某ブログで同じ型のメーター用のランプキットの紹介記事を発見。やはり当時から夜メーターが見えないことに対する不満や対応がなされていたようです。
同じものがあれば絶対に買いますが何せ80年以上も前の社外品なのでそう簡単には市場に出ないでしょう。
近いうちに車用のダッシュボードランプを使ったライティングセットを自作しようと決意。

  • プラグはチャンピオン製の物がベター
NGKのAプラグが英国車と相性イマイチなのは周知の事実。
NGKがイマイチと知っている英車乗りは大概ロッジやKLGと言った古の英国製プラグを装着していますが中古ゆえにその状態に釈然とせず今までチャンピオンのD16と言う今でも生産している18mmプラグを使用していました。
そのような中、某プラグ専門ショップでデッドストックのKLGの18mmプラグの在庫を発見、買い占めてみました。
早速装着してみますが今までのチャンピオンプラグに比べ気にならない程度ですが若干不安定に。作りも明らかに荒く明らかに今物のチャンピオンプラグのほうが上です。
点火系はエンジンの要ですから少しでも良いものを装着したいものです。
もともと消極的でしたがスパークプラグでKLG、ロッジ等の英国製は追っかけるのを完全に止めにしました。
ちょっとした見た目よりも少しでもエンジンの調子が良くなるほうが断然良いと思います。

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最終更新:2011年02月13日 03:07