大震災が発生して被害の大きさや自粛ムードから更新を大幅にサボりました。
横浜にある当ワークショップも震度5強の地震に見舞われましたが予備のリアブレーキゴムブロックが棚から落ちただけ。幸いにも全く被害無し。

災害の規模が規模なので若干気まずい思いをしながらも粛々と作業を進めエンジン、プライマリー、ギアボックスの分離作業は完了。
例によって写真は撮りませんでしたw。いや、撮ろうとは思ったんですが何となく気分が乗らない中での作業だったので。
分離作業ついでにヤバかったギアボックスのベアリングの交換と修正、ガタ取り他の作業も同時進行でやりました。
結構色々あって大変だったのですが時間もそれなりに経過しましたのでスルーしますw。

結果、クラッチは完全にすっぱり切れるようになりギアの入りもまあこれなら我慢するか、というレベルまで何とか持って行きました。
ただやはり完璧とは言えずやはりギアの新規作成、特にちょっとアレな状態のメインシャフトの1速2速ギアをキッチリ作り直さないと完璧は望めないようです。
次はギアの新規作成が課題になりそう。せっかく旋盤も来たことですしタイミングを見て材料を発注することにしましょう。

サボり期間中に更に2点、ずっとやろうと思っていた作業もかたずけました。
1点目が排気側バルブキャップのヒートコーン追加、通称排気の仏塔作成です。
タコツボと呼ばれるシリンダー、シリンダーヘッドが分離しないタイプのサイドバルブエンジンでは吸排各バルブを脱着するためにシリンダーの上に大きなキャップが付いています。
一部のメーカーでは熱量の大きい排気側キャップの上に円錐状のフィンを切ってある車両があり、それがちょっとカッコいいのでいずれパクって作ろうとSD入手時から考えていました。
材質は基本アルミですが色々調べてみたところ放熱器に真鍮という選択も悪くないチョイスと言う事が判明したので材料はアルミではなく真鍮を選択。真鍮製仏塔なんて見たこと無いし。
0から作ろうと近所の材料屋から60㎜の真鍮丸棒を買ってくるも材料の中間部分に6角を旋盤で切る為には結構準備が必要なことが判り0からの作成は早々断念。
ちょっと考えて純正の排気キャップに開いている丸穴にヒートコーンを圧入する簡易的な方法に切り替え。こうなると作業は結構簡単でサクッと出来ました。
性能的にはどうなんでしょうか?ちょっとは冷えるんでしょうかねぇ?

2点目はメーターライトの作成。
今付いている20年代のスミスメーターにはバックライトなどと言う気の利いたものは付ける余地すらなく夜になると真っ暗。
自動でオイルを給油する高級車ならメ-ターが見えなくても不具合は殆ど無いですが手押しポンプの完全マニュアル給油実用車であるSDでは給油タイミングを見れるか見れないか、というのは死活問題です。
ずっとどうにかしたい、と思っていたところにあるブログのある記事を見つけました。
http://ohvsingle.exblog.jp/15405324/
どうやらアレが現役だった時代から辺りが暗くなるとメーターが見えないぞ、という不満はあったようで社外品のライトオプションの存在していたようです。
ライトバルブはどうしようか?と思案していた所、近所の100円ローソンで売ってる自転車用電球が6v2.4wとジャストサイズ。ねじ込むソケット部はホームセンターで売ってます。これを素材に自作することにしました。
各材料を購入し、カサ部分用に1㎜の真鍮板も購入。
早速ブログの写真を参考にランプのカサ部分を真鍮板から叩き出そうとするも先ずまともな雄型を作らなければ熟練した叩き出し技術が無いと出来ない、という事を開始10秒程で悟ってすぐに作業中止。諦めは早い方ですw。
その後色々検索してライト部は古い車のダッシュボードランプを模して作ることに決定。
早速余りの真鍮棒を旋盤で加工してランプ部分を削りだし、メーターにマウントするためのバンドを真鍮板から加工作成。
結果は上出来。真っ暗の中でもメーターが確認できるようになりました。

どことなく橋や寺院の欄干についてるギボシや舎利容器、五重の塔を彷彿とさせるので勝手に仏塔と呼んでいます。

かなりちゃんと見えます。ガスタンク前部も照らすので夜に地図とか見る時も重宝しそうです。

  • おぉ。
    薄気味悪いHPハッケンw -- smw (2011-05-10 17:08:54)
  • 薄気味悪くてすみませんw -- flattank (2011-05-13 23:04:22)
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最終更新:2011年05月13日 23:04