オーストリアに頼んでいた部品が思いのほか早く到着しました。
と言うわけでギアボックス組み付け編

ギアボックスメインシャフトのベアリングが来日。これでギアボックスが進みます。
バックミラーはこの野暮ったいクランプタイプを大抵利用してます。以前の物は棒に「Made in England」と刻印されてましたがコイツにはありません。
台湾辺りの生産に変わったのでしょうか?そういや何処となく品質も向上しているような・・・w。
その他まだまだ当分使う事はないであろう部品達です。
ギアボックスの黒塗りを剥離剤を使って落とします。
ホームセンターで購入したこの瓶入り剥離剤は400gで780円、その隣に1リットル入りで2780円の剥離剤もあったのですがどちらがお得なのでしょうか?
比重を用いた式で答えなさい。
、、、嘘です、答えないでくださいw。
で落ちました。
ちょっと嫌な予感もあったのですが中途半端に磨きが掛かっててつるつるな部分と鋳物肌そのままの部分が混在しています。
このままいくのはダサイなぁ。
仕方がないので再塗装も検討してます。
スプロケ裏のカバーにはでかいロックナットが付きます。
これがまた外れません。
556を噴きかけてストーブの上に置いて熱で虐めドライバーで思いっきり叩いて外しました。
おかげでマイナスが食い込んでザクザクに。もうちょっと外し易いナットは作れなかったんでしょうかね・・
外したごみベアリングに代わってシールベアリングをぶっこみます。
シールベアリングのシールは簡易的なので完全なシーリングは望めませんが効果はかなりあると思います。
チェンジのブッシュにOリングを入れようかとばらしてみると考えていた加工は既にやってありました。
以前の修理の中でようやく評価できる点が。
ギアボックスを組んでいきます。
順番的にキックスターター機構から組まないと組めません。
ばらした時も思いましたが最悪な整備性。手を入れるのはおろか部品を目視する事すら危うい構造。
まるでパズルです。
とは言え根性とパーツリストのおかげでここまで組みました。
相変わらずカウンターシャフトのナットは無茶苦茶です。締めらんねーよ・・

しかしこのダグラスは部品の加工が粗い。
色々ありますが特に1次減速のべベルギアのシャフトのスプライン部外径削り等は完全にビってます。
精度が必要な部分の加工は問題ないのですが要求されないとか性能に表れないとかの加工はかなり手を抜いているな、という印象。
2つの大戦は乗りきっても50年代は乗りきれなかったメーカーの末期の姿勢って事なのでしょうか?
次は更に組み付け&調整編。
  • やはり90+のクランクケースは黒塗りでナイト・・


    クランクケース・キャスティングのどこかに BIRMAL の
    浮き出たマークってないですかね?
    Birmal はおそらく Birmingham Alloy の略でトラやノートンなどバーミンガム近郊
    メーカーには共通して下請けをやってた模様


    ブリストルのダグラスはそういう文化圏とどの程度隔絶してたのか興味あるんだよな
    -- 好調 (2012-02-13 23:14:43)
  • 90+の写真を何枚かネット上で発見しましたが黒塗りのクランクケースは一台も無かったです。
    まあ黒塗りも似合うので塗るのは良いんですがメンドクサイっす。
    バイク弄りの中で塗装が一番嫌いです。先ず乾燥まで待ちきれません。←んで塗りが台無しに・・


    ケースの刻印見ておきます。
    写真でもちと写ってますがなんか入っていますね。


    -- flattank (2012-02-14 19:31:46)
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最終更新:2012年02月14日 19:31