12月1日より一般公開が始まる唯一飛行可能なオリジナルの零式艦上戦闘機五二型を見に仕事をサポタージュして所沢航空発祥館へ行ってきました。
今回はそのレポです。

組み立て見学会との事ですが既に此処まで組みあがってます。
先ず関心したのはゼロ戦と一緒に来日したアメリカの博物館スタッフが真冬並の寒さと言うのに短パンであると言う事です(←見てるのはソコかよw)
それはさておきこんな感じで外装パーツを順々に組み付けていきます。
オリジナルの栄エンジンのアップ。
エンジン後方にあるエンジンフラップの後にはゼロ戦五二型以降の特徴である推進式単排気管が見えます。
プロペラスピナーがまだ装着されてないので余所ではなかなか見る事の出来ない生きている可変プロペラピッチ機構等も見えて升。
途中でタラップが登場して上からの撮影会開始。
みんな一斉に並びます。

んでワタクシも上から撮影してみました。
この角度の方が推進式単排気管が良く観察できます。
コックピットはチラ見しかできませんでしたが九七式七・七粍機銃はガワだけ、九八式射爆照準器はナシと言う状況。
照準器はカッコだけでも付けた方が盛り上がると思うんですがね
タラップはその後前方に移動してエンジン側上部の撮影会開始です。
撮影会の真っ最中でもお構いなしにどんどんカウル類を装着していきます。
でエンジンナセル登場
3人でエンジンにナセルを被せます。
折角なのでワタクシもタラップに乗って上から撮ってみましたの図。
全てのカウルを装着後エンジン始動です。
数秒の空回しの後マグネトースイッチを入れて始動。
前日もエンジンを掛けているせいか始動性は良く白煙も殆ど出ません。
排気音は思ったより野太いなあ、と言う印象。一気筒当たりおよそ2000ccもあれば当然か。
所蔵しているアメリカの私設航空博物館プレーンズオブフェイムはレストア技術に定評がありオリジナルエンジンの状態もとても良いようです。
以前フライアブル状態で日本に帰ってきてまんまと不動及び二度と飛行可能状態に戻せなくなった四式戦を返還前にレストアしたのが此処です。この時の四式戦の扱いに館長も激怒して二度と日本に機体は返さないと宣言したそうなのでこのゼロ戦が日本に返されることはないでしょう。
まあ日本に帰ってきてもろくな扱いをされないのは明白なのでむしろアメリカの判っている人たちに管理されて本当に良かったと思います。
もし日本にあったら絶対に飛べないよな。
ゼロ戦の始動風景に大満足の軍国系女学生たちw。
このほか結構若い茶髪の女性等もいて本当にこの人興味あるの?とか思いましたが素直に感動している様子。
若い女子を振り向かせるにはやっぱりゼロ戦が一番と確信いたしましたw。


とまあこんな感じで朝10時から昼休みをはさんで2時半までのおよそ3時間半の見学会でした。
作業自体はカウルを付けるだけの小学生でも出来るんじゃないのか、ってくらいのショボイ作業でしたが主催側の見てもらおうと言う姿勢と本物の栄のエンジン音、更に普段は見られないような部位が存分に見られたので個人的には満足いたしました。
展示の詳しい情報は博物館のホームページをご覧ください。
http://tam-web.jsf.or.jp/spevent/highlight.html
今回改めて生きたゼロ戦を見て素直に本当に美しくカッコいい機械だなぁと感じました。
皆さまもぜひ。


この機体を使った各部解説動画。
これを見ればもうゼロ戦を操縦出来ますねw。

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最終更新:2012年11月29日 22:19