『魔法の看護師ナースホルンSOS』

 

 白衣の天使の角笛が轟くとき、病魔退散!滅菌消毒!ナースホルンが降臨する。

 

  放映:2008年7/27~ 毎週日曜日10:00~10:30 全13話
  企画制作:スタジオFVB
  提供:国立百華療養所
  制作:曲直瀬りま
  出演:高天原アヤカ(ナースホルン・ホワイト)、高千穂蛍(シャーマン・ピンク)、

      須田リン(ス ターリン・レッド)
  主題歌:『フォイアー!救命天使』
   (作詞:曲直瀬りま、作曲:はなうたフフフン、歌:救命天使)

 

第1話『天使は舞い降りた』

 百華療養所に勤める看護師の娘・高天原アヤカは暴走オートバイから子供を守ろうとして死んでしまうが、飛来した赤い光によって命を与えられ、救命天使として侵略者と戦う使命を与えられる。一方、少女を撥ねたまま逃走中の暴走族・米村は青い光に包まれて、戦闘クランケ・ベイムラと変化していた……。

第2話『ボクの神社は戦場だった』

 救命天使ナースホルンとして戦うことになったアヤカ。そのアヤカの前に新たなる戦闘クランケ・サイゴウドンが立ちふさがる。サイゴウドンの突っ張り攻撃になすすべもなく翻弄されるアヤカ。しかし神社の暗がりに追い込まれたアヤカの窮地を、百華神社の巫女・蛍が救う。彼女こそ、第2の救命天使シャーマン・ホタルだった……。

 

第3話『ハチのささやき』

 戦いに勝利したものの、自らも傷つき倒れてしまったナースホルン・ホワイトとシャーマン・ピンク。2人の少女を救ったのは、スズメバチ型の妖精ホルニーだった。百華神社で繰り広げられる大特訓。そして特訓の最後に、ホルニーは赤い星の使いとして、2人に新たなる力<8.8cm体温計>を授け、アヤカと蛍は独立救命隊を結成するのだった……。

 

第4話『独立救命隊、西へ』

 アヤカと蛍は修学旅行でカンサイ地方へと向かうが、そこで生意気な少女・須田リンと出会った。「みんなは私のために。私は自分のために」をスローガンに傍若無人にふるまうリンに、アヤカと蛍は戸惑いつつも距離を置いて知らんぷり。しかし、修学旅行を襲う戦闘クランケ・サンバカゲツに立ち向かったのは、須田リンだった……。

 

第5話『眼科の敵』

 近所に開業した須田眼科。その娘こそカンサイで遭遇した須田リンだった。早速翻弄されるアヤカと蛍。しかし、そんな2人に妖精ホルニーは無情な言葉を告げる。須田リンこそ第3の救命天使に覚醒するはずの存在なのだと。反発するアヤカたちだが、そのとき既に新たなる戦闘クランケ・カフンジョーが接近しつつあった……。

 

第6話『第17隔離病棟』

 戦闘クランケ・カフンジョーに破れ、撤退したナースホルンたち。カフンジョーを倒すためには新たな戦士、<鋼鉄の赤>を覚醒させるしかなかった。だが覚醒しようとしまいと、須田リンは須田リンでしかなく、その厚顔不遜な前面装甲と傍若無人な122mm体温計が、カフンジョーを粘膜から破壊する!

第7話『深く静かに就寝せよ』

 新たなる救命天使を(いやいや)仲間に加えたアヤカたちは、互いのコミュニケーションを図るため、アヤカの家でパジャマ・パーティーをするという苦渋の決断を下す。予想通り、いつでもどこでもゴーインニ・マイウェイな須田リンだったが、そこで蛍はリンの意外な弱点を発見してしまう……。

第8話『キス・キス・キス!』

 先手必勝と戦闘クランケ・キンガンに対して奇襲攻撃をかけるナースホルンとシャーマン。しかし敵は1体ではなかった。「しまった! 新聞の字が読めないわ!?」 もう1体の戦闘クランケ・ローガンによって窮地に陥る救命天使だが、それでも<鋼鉄の赤>リンに助けを求めることをためらうアヤカ。だが、突然の胸の痛みに倒れてしまう……。

 

第9話『大手術』

 これまでの救命天使の戦いを回想するアヤカ。凶暴だったベイムラ、ひたすら重かったサイゴウドン、ラテン系のノリと関西風ツッコミで翻弄したサンバカゲツ、分身合体する強敵カフンジョー……しかし、誰かがアヤカに囁くのだ。これはすべて夢だ。おまえは最初の交通事故の時以来、意識を回復などしていないのだと……。

 

第10話『病棟のメリークリスマス』

 病床でクリスマスを迎えることになったアヤカを励まそうと、サプライズ・イベントを企画する蛍とリン。ところが、療養所へ見舞いに向かう2人は、頭上を光る何かが通過するのに気がつく。直後に降り始めた雪は青かった。積もり始めた雪は静かに集結し、ひとかたまりとなって動き始めた……。

第11話『遠すぎた主』

 戦闘クランケが出没する背後には、光るUFOが存在する。アヤカたちは妖精ホルニーを問い詰め、彼女らに力を授けた存在について詰問する。話を渋るホルニーだが、人体の神秘を知り抜いた救命天使の敵ではなかった。ナースホルンらの質問に協力的に答えてくれるようになったホルニーの教えた海岸に向かった少女たちが出会ったのは……

第12話『もっとも長い日』

 ついに戦闘クランケを生み出している敵の正体が明らかになった。深い森の奥に不時着した青い宇宙船。そこに潜む長い指の異星の生命体が地球人に戦闘クランケ・ウィルスを植えつけていたのだ。決死の覚悟で敵地をめざす救命天使たちの前に、色鮮やかな服を着込んだ屍人集団<ゾンタビーズ>が襲いかかってくる……。

 

最終話『天使は舞い上がった』

 敵の拠点を目前にして力尽きようとする救命天使たち。妖精ホルニーは最終封印を解除し、アヤカは赤い靴の踵を3度打ち鳴らすと声高らかに叫んだ。「ヒュッケバイン、ヒュッケバイン、ヒュッケバイン!」と。それは地獄の黙示録の幕開けを告げる歌となった。果たして救命天使は<長い指の>グレイに勝てるのだろうか……。

最終更新:2008年07月27日 07:39