FVBにおける行政機能の中枢は、勘定奉行(かんじょうぶぎょう)、町奉行(まちぶぎょう)、宙奉行(そらぶぎょう)の三奉行職にある。
そのうち、国内の経済政策や国土開発を担当する部署が勘定奉行であり、勘定奉行が管轄する行政府を「勘定奉行所」と称する。
勘定奉行と一口に言うが、その所掌とする業務は幅広い。
国家的な財政・金融政策の作成、財政・金融に関する訴訟、長期経済計画の策定、通貨管理、各行政機関間の経済政策の調整、内外の経済調査・分析、国民所得の調査等が所掌となる、いわば「藩国経済政策のすべて」である。
町奉行と一口に言うが、その所掌とする業務は幅広い。
以下に主な業務担当部署を紹介するが、それぞれに担当責任者である「与力」、そして与力の部下となる「同心」が複数名任命され、交代で職務を遂行している。
この勘定奉行職については、これまで慣例として藩王または摂政の兼務とされてきたが、昨今の急激な経済発展に対応すべく、不変空小春(旧名ヤガミ・アリアン)が勘定奉行に任命された。
そして、不変空小春の不在時には、摂政が代行を務めることとしている。