勘定奉行所

   FVBにおける行政機能の中枢は、勘定奉行(かんじょうぶぎょう)、町奉行(まちぶぎょう)、宙奉行(そらぶぎょう)の三奉行職にある。

  そのうち、国内の経済政策や国土開発を担当する部署が勘定奉行であり、勘定奉行が管轄する行政府を「勘定奉行所」と称する。

 

勘定奉行所の業務

  勘定奉行と一口に言うが、その所掌とする業務は幅広い。

  国家的な財政・金融政策の作成、財政・金融に関する訴訟、長期経済計画の策定、通貨管理、各行政機関間の経済政策の調整、内外の経済調査・分析、国民所得の調査等が所掌となる、いわば「藩国経済政策のすべて」である。

 町奉行と一口に言うが、その所掌とする業務は幅広い。

 以下に主な業務担当部署を紹介するが、それぞれに担当責任者である「与力」、そして与力の部下となる「同心」が複数名任命され、交代で職務を遂行している。

  

  • 御金奉行……藩国の金庫を掌握する財務管理の総括部署であり、予算案の作成と執行の総括から公租公課の徴収までを担当する。
  • 御蔵奉行……貿易に関する法令整備や管理監督を担当。食糧や戦略物資の備蓄も掌握する。
  • 作事奉行……経済の維持発展に必要な長期経済計画を作成し、その遂行に必要な資金の調達及び貸付をおこなう。
  • 御普請奉行……交通網整備以外の公共事業の計画と実施を担当する。
  • 御林奉行……治水を含めた山林の維持管理を担当する。
  • 帳面方掛……各役所の経理計算を担当。
  • 道中方掛……郵便・通信を所掌とする。
  • 神宝方掛……藩国が保持するアイテム・財貨を管理。藩国内寺社の修理建築等も担当する。
  • 酒造掛……醸造関係を管理監督。
  • 評定所……勘定奉行所轄における金融犯罪全般に関する調査取締を担当する。
  • 銭座……通貨を鋳造する。
  • 御勘定吟味役……勘定奉行支配のすべての部署が適切に運営されているかを監査する。

 

勘定奉行

  この勘定奉行職については、これまで慣例として藩王または摂政の兼務とされてきたが、昨今の急激な経済発展に対応すべく、不変空小春(旧名ヤガミ・アリアン)が勘定奉行に任命された。

  そして、不変空小春の不在時には、摂政が代行を務めることとしている。

 

 

最終更新:2009年01月12日 23:08