『戦争のためでは無く、幸せのために』

 

  国家は究極の社会共同体であり、1隻の巨大な艦ともいえる。そこに属する者は誰であろうと等しく社会を構成する要員であり、誰一人欠かすことのできない存在(クルー)である。
クルーはそれぞれ自立自助することがFVBの在り方ではあるが、しかし、そのクルーに生活上のさまざまな問題が発生し、自らの生活を自らの努力で営むことができなくなる場合もある。そのような事態が生じたときに、仲間を思いやり、互いを支え、助け合うのも1つの艦の上では当然のことである。
強者が弱者に救いの手を伸ばすのではなく、仲間として互いに助け合うのがFVBにおける社会福祉である。個人がクルーとしての尊厳をもって、安心できる生活が送れるよう自立を支援することは社会全体の責務であり、そのためのツールとしての社会保障制度をここに提示するものである。

起草:寂水(天戸吏族)
補筆:曲直瀬りま(法官2級)


 L:FVB社会保障制度(政策) = {
 t:名称 = FVB社会保障制度(政策)
 t:要点 = 社会保険、公的扶助、社会福祉
 t:周辺環境 = 笑顔、つなぎあう手と手、福祉施設
 t:内容 = {
 *FVBは、均衡ある国家予算の範囲において、最善の社会保障制度を構築する。


 *社会保険 = {
  側面:国民が生活する上でのリスク(病気や事故や失業)に備えた制度。
  側面:リスクが生じた際に国からの救済措置が行なわれる。
  側面:国民は原則強制加入とする。
  側面:収入に応じた保険料が課せられる。
  側面:低所得と認定された場合、保険料は減免されることがある。
 }

 *公的扶助 = {
  側面:貧困者に対する最低限の生活保障を行なうための制度。
  側面:他の法律による援助や扶助を利用しても最低生活の維持が不可能なものに適用される。。
  側面:対象者は救護、更正、医療保護、授産、宿泊提供施設を利用する事ができる。
  側面:対象者は生活の維持・向上に努めなければならない。
  側面:対象者は生活の維持・向上・救済のために国から指示があった場合は従わなければならない。
 }
 
 *社会福祉 = {
  側面:社会全体の豊かさや幸せを支援するための制度
  側面:児童福祉
  側面:老人福祉
  側面:障がい者福祉
  側面:親子福祉
 }
 
 *罰則規定 = {
  側面:この法律を悪用している事が発覚した場合、通常よりも重い罰則を適用する。
  側面:この法律を悪用して得られた利益は全て没収される。
 }
 }}

 政策用語{
 t:最低限の生活 = {
   側面:定期的な実体調査と基準の見直しが行なわれる。
   側面:日常生活に支障の出ない程度に食糧・生活用品が確保されている
   側面:15歳までの期間、藩立学校へ就学できる
   側面:心身の安全を確保できる住居の確保ができている
   側面:怪我や病気の際の通院・入院ができる
   側面:介護が必要な場合の支援と介護施設への入居ができる
   側面:出産・育児ができる
   側面:自活するための技能を身につけている
   側面:葬式や結婚などの葬祭を行なう事ができる
  }
 t:児童福祉 = {
   側面:児童福祉施設を設置、運営する。
   側面:以下の文中では18歳未満の者を児童と呼称する。
   側面:健全な成長を阻害する環境下にある児童が対象となる。
   側面:各種児童福祉施設に通所・入所する事により児童の保護・回復を図る。
   側面:児童虐待を発見した場合、警察・児童福祉施設どちらかへの通報の義務がある。
  }
t:老人福祉 = {
   側面:老人福祉施設を設置、運営する。
   側面:50歳以上のものが対象となる。
   側面:在宅介護サービスを受けられる。
   側面:老人福祉施設への通所、短期入所、長期入所ができる。
   側面:老人虐待を発見した場合、警察・老人福祉施設どちらかへの通報の義務がある。
  }
t:障がい者福祉 = {
   側面:障がい者福祉施設を設置、運営する
   側面:身体障がい者、知的障がい者、精神障がい者を対象とする。
   側面:支援の内容や必要性は個別に判断を行なう。
   側面:自立した生活を行なうための各種サービスや訓練を受けられる。
   側面:障がい者虐待を発見した場合、警察・障がい者福祉施設への通報の義務がある。
  }
 t:親子福祉 = {
   側面:子育て支援施設を設置、運営する。
   側面:子育てに関する各種相談を行なう事ができる。
   側面:ベビーシッターの派遣サービスを受けられる。
   側面:配偶者がおらず、かつ児童を扶養している者には生活を維持するために必要な支援を行なう。
 }
 }

 

(2008.12/19 政策提出)

最終更新:2008年12月19日 10:22