L:ムーン級フリゲート = {
t:名称 = ムーン級パトロールフリゲート(艦船)
t:要点 = 軍艦、大量生産、小武装
t:周辺環境=海
t:評価 = 対空戦闘25 遠距離戦闘25 対潜水艦戦闘25 装甲15
t:特殊 = {
*ムーン級パトロールフリゲートの乗り物カテゴリ = 艦船として扱う。
*ムーン級パトロールフリゲートは1ターンに2航路移動ができる。
*ムーン級パトロールフリゲートは運用に1隻1ターンにつき燃料3万t、資源3万tを使用する。
*ムーン級パトロールフリゲートは艦船操縦者1名(犬士でもかまわない)の他、設定国民200名を必要とする。
*ムーン級パトロールフリゲートの人機数 = 50人機として扱う。

t:→次のアイドレス = 艦船・駆逐艦の建造?(イベント),艦船・小型空母の建造(イベント),ルテナント(職業),改良(イベント)

#初期配備数10 (09/1201開示

 

 

#新記述
L:水上艦船・フリゲートの建造 = {
t:名称 = 艦船・フリゲートの建造(イベント)
t:要点 = 一般性能要求:{
フリゲートとはコルベット艦よりは大きめで駆逐艦よりは小さなパトロール艦で主として水上での警察任務や治安維持活動に使われた。対艦装備を一応 もってはいるものの、それが主任務ではなく、どちらかと言えば数をそろえることを目的にしており、艦隊にも組み込まれることはなく、地方隊で運用された。

t:周辺環境 = 海洋
t:評価 = なし
t:特殊 = {
*水上艦船・フリゲートの建造のイベントカテゴリ = ,,,藩国イベント。
*水上艦船・フリゲートの建造の位置づけ = ,,,生産イベント。
*水上艦船・フリゲートの建造の内容 = ,,,このイベントを取得した国は、その国用のフリゲート(水上艦船)の作成を行うことができる。作成したものにあわせてアイドレスが作成、公布される。

t:→次のアイドレス = なし

 

#旧記述
L:フリゲートの開発(イベント) = {
t:名称 = フリゲートの開発(イベント)
t:要点 = {
一般性能要求:フリゲートとはコルベット艦よりは大きめで駆逐艦よりは小さなパトロール艦で主として水上での警察任務や治安維持活動に使われた。対艦装備 を一応もってはいるものの、それが主任務ではなく、どちらかと言えば数をそろえることを目的にしており、艦隊にも組み込まれることはなく、地方隊で運用さ れた。

t:周辺環境 = 海洋

 

性能諸元

  全長: 115 m
  全幅: 17.5 m
  吃水: 3.7 m
  機関:
  CODLAG 2軸推進
  ガスタービン 2基
  ディーゼル 2基

  兵装:

  57mm砲(FCS):1門
  CIWS(近接防御システム):左右に2基 
  CIWSオプション類(1基につき1種類): 
   ・4連装小型ミサイルランチャー
   ・2連装中型ミサイルランチャー
  二連式魚雷発射管:2基

  電子装置 :

  2次元レーダー :1基
  対水上レーダー:1基
  目標捕捉レーダー:1基 目標識別レーダー:1基 赤外線捜索監視装置:1基
  各種ソナー
  戦術データリンク機能

  搭載機:

  ヘリコプター:1機

  そのほか:

  拡声器:1基、
  停船命令表示装置(電光掲示板):1基
  モールス信号装置:1基
  無線機
  信号弾
  手旗信号
  発煙筒 
  小型ボート
  救命ゴムボートと浮き輪
  探照灯

 




1:月光級フリゲート 概要


  船乗りとサムライの国家であるFVBが、新たに開発することに選んだのは、巡洋艦でも駆逐艦でもなく、「フリゲート艦」であった。これは、大規模艦隊戦における切り込み役ではなく、商船団や補給船団の護衛を務める艦を揃えることで、通商路の安全を確保することが目的としたものである。これは、FVBが経済基盤を強化するための手段でもあったが、経済的に国家を強くするためというのであれば、最優先されることがある。

  コストである。

  いかに資源を節約し、どれだけ早く数を揃えることができるかを最優先としたため、その設計は困難を極めた。つまり、予算に糸目をつけないで済むなら、いくらでも良い艦はデザインできる。しかし、コスト削減を要求され、同時に多目的に対応することを要求されたのである。

  そこで設計陣が最終的に辿り着いたものがモジュール工法の徹底であり、それにともなって生産性重視のための直線な船体構造となった。

●多用途フリゲートコンセプト={
  側面:汎用的に使用できるフリゲート

  側面:艦艇(船体)を低コストで設計することが出来る,
  側面:基本となる船体が存在し、そこに様々なパーツを組み合わせる, 
  側面:様々なパーツ(兵器や電子機器、その他)をモジュールとしてまとめる,
  側面:3つのコンセプト(モジュール式設計・生存性・シグネチャー減少),
  側面:コンセプトに基づく艦型,
  側面:多用途フリゲートコンセプトによる艦型は基本船体+国+α,
  側面:特に低コストの為にモジュール式設計が重要,
  側面:改修も低コストで行うことが出来る,
  側面:改修は迅速に行う事が出来る,
  側面:モジュールを船体に組み込む事で完成する,}

●モジュール={
  側面:工学などにおける設計上の概念で、システム を構成する要素 となるもの,
  側面:いくつかの部品的機能を集め、まとまりのある機能を持った部品のこと,
  側面:モジュールに従っているものをモジュラー (modular)という,
  側面:入出力を絞り込み、標準化することで、「モジュールの組合わせ」にすることが出来る,
  側面:標準規格に合った部品であれば、機能を発現できる,
  側面:低コストに大量生産できる,}

●フリゲート={
  側面:フリゲートは治安維持の為に国が開発した艦船である,
  側面:フリゲートは国の海軍、地方隊及び警察機構やそれに遵守する組織以外での運用は禁止されている,
  側面:フリゲートは個人での所有は禁止される,
  側面:フリゲートは人の生活と幸せを護る為に開発した,
  側面:フリゲートでの略奪行為は絶対に認められない,
  側面:船体は国によって選定された工廠以外での建造は禁止されている,
  側面:モジュールは機密性等を考慮し、国によって厳格に定められた工廠以外での製造は禁止する,
  側面:組み込み作業は国によって厳格に選定された工廠以外での組み込みは禁止する,
  側面:フリゲートは国からの正式な受注以外は、製造、販売は禁止する,
  側面:フリゲートはセプテントリオン等のNWに仇なす者達には絶対販売禁止である。
  側面:フリゲート開発者はただ人の笑顔を護る事を願って開発に従事した,


1.1船体:

 

  量産される商船やタンカーと同じようにモジュール構造とした船体は「単胴船(モノハル)」となった。「双胴船」「三胴船」に比べ、甲板面積では劣るものの、調達コストでは優位であったからである。

  また、 船体はステルス性を考慮した長船首楼型で、煙突を設けず排気は海水で冷却された上で艦尾より行なわれ、これらにより、レーダー反射と赤外線の放射を減少させている。煙突のように見えるのは狼煙を上げるためのスペースである。

  船体の装甲には軽合金が採用されている。

 これによって、船のスピードが向上しており、また、ある程度の防弾性能が与えられた。戦艦・巡洋艦クラスの主砲に対しては紙同然の装甲ではあるが、同クラスまでの艦艇であれば船体が多数の水密区画に分けられていることもあり、簡単に沈まない堅牢な船体になっているといえるし、重機関銃装備の海賊相手くらいならこれで十二分と言えよう。

 

  ネーミング・ルールは当初「花」で統一することが考えられており、設計段階では「桜花級」と呼ばれていたが、「花」ルールでは宇宙艦隊の「フラワー級」と混同するトラブルが予想されたことから、最終的に「月」に関する言葉へと変更された。1番艦<月光>以下、夕月、 宵月、

有明月、暁月、十六夜月、半月、小望月などが予定されている。

1.2兵器

 

  武装、電子機器等はモジュールとしてまとめられ、船体へ組み込まれる。
  まず、基本となる船体が出来上がったら、武器システムや電装関連をモジュール化し、それらを船体に組み込む事で完成する仕様となっている。これにより通常の軍用艦を造る時よりコストを抑えつつ建造期間を短縮したり、
破損箇所を迅速に交換することが可能になる。

  また、モジュールを交換する事で様々な任務に対応した特化型に改装する事が可能にする事ができるはずであるが、現状は基本となるフリゲート用しか作成されておらず、あくまでも将来的な話でしかない。しかし、いずれは海難事故等用の災害救助型や索敵に特化した索敵型などが建造されることであろう。

 



2:機関

  機関部関連という中でも重要かつデリケートな部分の開発には、FVBでの随一の外科医にして機関部のスペシャリストである支倉玲機関士が中心の開発チームが開発に尽力し、
冒険艦の技術等を入れることなく最適構成をめざした。
  主機関は
、ディーゼル・エレクトリック方式とガスタービンエンジンを併用するCODLAG方式で、左右の推進軸はディーゼルエンジンによるスクリュープロペラ、中央の推進軸はガスタービンエンジンによるウォータージェット推進になっている。
  そのうち、左右の
ディーゼルエンジンは、長距離輸送システムのディーゼル・エレクトリック方式用機関をベースに、その運用データや宇宙開発で培ったノウハウを元に開発チームが改良、小型化したものであり、既存システムの改良ということから低コスト化と安定性を両立させた。

 

 ・長距離輸送システムのディーゼル・エレクトリック方式用機関の小型化、簡素化={
  側面:大気還流システムの一部を省略,
  側面:船舶用に低出力化,
  側面:宇宙空間を想定した機構の省略,
  側面:これにともなう設計の見直し等を行う,}

 

  一方、ガスタービンエンジンは、既存の商船のガスタービンエンジンを参考に設計したものをモジュールとしてまとめている。

  

 こうして設計された機関はモジュールとしてまとめられ、セプテントリオンの息が掛かってないことを確認した藩国内のFVB宇宙海軍御用達の工廠で建造された。



3:レーダー

  レーダーにおいてもコスト削減を最優先に設計がおこなわれたため、宇宙艦船では標準装備となっている三次元レーダー案は放棄された。対水上レーダー、 目標捕捉レーダー、目標識別レーダー等の基本的なレーダーとセンサー類はすべて二次元レーダーが搭載されることになった。また、対潜戦闘も想定し、既存の船舶のものを流用したソナーが船底に装備されている。

  この他に、夜間警戒用として艦橋上部に赤外線による捜索監視装置を搭載され、これにより、夜間における海難事故への対処能力も向上している。さらに、艦橋天蓋部は目視での監視用に利用され、冬季用の風よけも据えつけ可能となっている。

 

 



4:データリンク機能

 

  上記の通り、レーダー等はNW水準としては脆弱なものとなっている。

  この当然の選択結果を補うために、開発陣はFVBの歩兵部隊が得意とする戦術方法を応用することでカバーする事にした。「戦術データ・リンク」である。

  フリゲートに備えた秘匿暗号回線を経由したデータ・リンクによって、認証用の暗号コードが一致する限り、様々な方面から得られた情報を統合的に共有し、総合的な判断材料を得ることができる。これによって、従来型の指揮系統にある中間管理層を経由せずに、フリゲート搭載のヘリコプターや他の味方艦船やシステム等とデータ・リンクして、効率的で迅速な情報収集と指揮命令の伝達が可能となるようになっている。

  また、 FVBでは、フリゲートを広範囲の海域に展開して、データ・リンクによって広域監視能力を隊全体で補強しながら共有できる為、作戦能力と索敵能力が格段に向上する事が予想される。

  このデータリンク機能においては、クラッキング等による外部からの悪質な介入への対策として、敵味方識別用の認証用の暗号コードが一致しない場合は使用不可能となるなど歩兵用戦術データリンクの運用で培ったノウハウが活かされている。それ以外にも、非常用のアナログな通信手段として、「無線機」や「信号弾」や「手旗信号」、はては物理域に世界が強制シフトされた場合の事を考え、犬忍者謹製の「発煙筒」による狼煙といったものまで装備されている。


〇データ・リンクのセキュリティについて

  フリゲートと宇宙港が直接双方向でリンクされていた場合、フリゲートそのものが物理的・電子的に奪取され、システム侵入が容易になる可能性があります。防空網のセキュリティーシステムに穴を空けるための足がかりにされる可能性すらあります。
  そこで、従来のセキュリティー対策に加えて、情報の流れに制限を設けるという運用面での工夫を行った結果、純粋な双方向リンクではなく、単方向リンクを組み合わせたシステムが採用されました。

 

////

 

  フリゲートのレーダーシステム
   
  宇宙港のデータ受信ポート
   
  セキュリティー処理
   
  各種情報と統合
   
  戦術画面の更新
   
  フリゲート側で戦術画面の情報を取得する

/////

  これにより、宇宙港と情報を共有しつつもシステムの独立性を維持しているため、防空網が汚染された際のサブシステムとして機能する事も期待されています。

  又、戦術データ・リンク時のセキュリティー対策を宇宙港側で引き受ける事で、フリゲートそのもののセキュリティー対策設備を簡略化してあり、コスト・メンテナンスの手間の低減が行われています。
  宇宙の賢者寂水氏が中心の開発チームがめざしたものは、一つ一つのレーダー性能は低くても、艦船の数と、宇宙港からの情報支援により総合的には質の高い監視網を形成するというものだったのだ。

 

 



5:ヘリコプター


  フリゲートの艦尾にはヘリコプター1機が駐機できる、無蓋式の発着甲板が設けられている。ヘリコプターを運用することができれば、周辺海域の哨戒や要救助者の救助等に大きな力となることだろう。
  搭載用として設計されたヘリコプターは、固定武装はないものの、小銃弾程度を想定した防弾仕様になっている。また、必要に応じて対潜装備や災害救助用装備を装着するため、出力と機体容積は少し余裕をもって設計されており拡張性に優れている。

 ・対潜装備={

  ディッピングソナーを装備
  対潜短魚雷x2 搭載可能

 

 ・災害救助用装備={

  救助用フック尽きワイヤー

  消火装備

  情報収集装備(災害時の情報収集用カメラ・センサー)

  救急医療装備(機内での応急処置用)

 }

 

 


 

 

6:その他

  フリゲートの任務はあくまで海上の治安維持と船舶の護衛であり、武装は威嚇目的とするのが本来の姿である。しかし、相手がフリゲートは威嚇しかしないとなめきっていては役が果たせないし、相手が攻撃しても反撃することなくやられることを美徳とするような習慣もない。

  護衛対象を襲撃してきた相手を殺害することが目的ではないため、「拡声器」、船橋後部の舷側に設置された夜間でも使用可能な「停船命令表示装置」(電光掲示板)、「モールス信号装置」によって投降や退去を求めるが、この警告に従わない場合は以下の手順に従って攻撃をおこなうことになる。

 


〇武器の使用に関する制限と手順について


  武器を使用する際には下記のような制手続きを踏み、任務終了後帰港したときは最寄りの艦隊司令部に報告し、行動が適切な手続きを踏んでいたことを記録しなければなりません。

フェイズ1.警告 (スピーカーや通信等で呼びかける)→こ1次報告
フェイズ2.威嚇攻撃(それ以上警告を無視すると攻撃するよ、の意思表示)→2次報告
  フェイズ3への移行許可を申請
   相手から攻撃された場合には即座に(許可を得ることなく)フェイズ3に移行する。
フェイズ3.攻撃(船体の機関を狙う等、可能な限り鹵獲を目指す)

  これらの対応段階については全てのフリゲートで共有され、フェイズ3移行の許可が出た敵性船舶に対しては、周辺のフリゲート全てに攻撃許可が下りることとなる。

 


 

7:兵装

★射撃管制装置(FCS)付き57mm速射砲:

  対艦対空両用の艦砲。 

  前甲板に1門搭載。優れた速射能力・追随能力を備え、高仰角を取りやすいマウント形態をしている。

  給弾方式はドラムマガジン式で砲身下部の船内の給弾ユニットから最大2つのドラムマガジンから給弾する方式である。ドラムマガジン最大装填数は36発である。

  基本はFCS制御であるが、何らかの理由でそのシステムが使用不可になった場合、人力での装填・発射も可能であるが、その場合はコンピューター補助から切り離した状態で光学照準器を用いた直接制御をおこなうが、射撃手1名以外に装填係1名を配置することが望ましい。

  主な弾頭は、対艦用HEAT弾頭、対空用の近接信管弾、対水上用の遅発信管弾がある。

 いずれも57 mm x 438 mm(砲弾全長は570mm)、重量は5.9キログラムである。

※有重力下での実体弾射撃訓練用プログラムの一例

海軍射撃演習プログラム


・CIWS(近接防御システム):

 



  基本構成は、6銃身20mmガトリング砲を上下二段に重ねにした砲塔であり、弾倉やモーターがマウント下に設置されるため、甲板上の砲塔が極めてコンパクトである。

  また、上部に光学照準器をマウントしているがレーダーは別に設置する分離式としているため、1基あたりの基本重量が軽い。これもコンピューター補助から切り離した状態で光学照準器を用いた直接制御により一人での運用を可能としている。

  このCIWSの特殊な点は左右にオプションを接続できるマウントを持っている点である。そのマウントにミサイルランチャー等を接続することによって、強い脅威が予測される場合においては複合型近接防御システムとして運用する用になっている。
  なお。オプション類は左右に同じ物を装着することが基本である。

・CIWSオプション類:{

・4連装ミサイルランチャー:
  撃ちっ放しが可能な歩兵携行型の対空ミサイル等の歩兵装備クラスの小型ミサイルをマウントできる。

・2連装ミサイルランチャー

  対艦ミサイル、対潜ミサイル等の少し大きめのミサイルをマウントできる。



・二連式魚雷発射管:
  海中の強脅威が予想される場合に装備される。

 ソナー誘導装置式で、弾頭にはHEATが使われており、外観は円筒状の胴体に小型の4枚のフィンが付くという標準的な短魚雷である。電池式推進で、スクリューではなくウォータージェットにより前進する。

  なお、パーツ関係はセブトンテリオンが介入してない民間の電子製品等の部品を流用している。

 

 ・対魚雷装備

  海中の強脅威が予想される場合に装備される。妨害雑音放出型デコイおよび射出艦の機関音に類似した欺瞞音響放出型デコイがある。

 

/*/

 

以下、フリゲート開発にまつわるお話。

 

ふりげーとのお話

フリゲート開発秘話

 

/*/

 

文・設定:光儀、寂水、菩鋳螺、支倉玲、栗田雷一、オカミチ

イラスト:さくらつかさ、オカミチ、夜狗樹、寂水、曲直瀬りま

以上、関連ページを含む

最終更新:2009年12月01日 21:41