「安全・安心」は重要課題の一つであり、日々の国民生活や経済活動を支える重要な基盤である交通機関や港湾における安全確保は重要な任務です。
  FVBでは、交通機関や重要施設等におけるテロ対策を実施し、これらの安全確保に全力を挙げて取り組んでいきたいと思います。

 

★全体方針

 テロ対策へ各機関の連携を強化し、その対応能力の水準を向上させることを目的に、以下の施策を実施します。
 
  ○宙奉行所を中核とした連絡体制の整備及び訓練の実施
  ○重要施設の管理者、交通機関の事業者等に対するテロ対策の徹底・点検
  ○関係機関との連携強化・迅速な情報の共有化
  ○サイバー攻撃発生に備えた初動体制の整備と研修

 

★分野別施策

【鉄道分野】
○危機管理レベルの設定

  • FVB政府が関係機関と連携して、鉄道テロの発生の脅威の度合い(危機管理レベル)を3段階で設定するとともに、危機管理レベルに応じて鉄道事業者が実施することが適当なテロ対策としての保安措置を規定


○「見せる警備・利用者の参加」を軸とした新たな鉄道テロ対策

  • 巡回ロボットによる巡回 
  • お客様用危機管理カードの配布
  • 不審物等発見時の連絡手段としての非常用インターホン等の設置及び車内通報器の活用
  • 旅客への不審物発見に係る電子掲示板・放送・ポスターによる協力要請の実施
  • 駅売店職員等テロ防止協力ワッペンの着用
  • 防犯カメラ警戒強化表示

 
○鉄道テロへの対応ガイドラインの策定

  • 鉄道事業者が鉄道テロ対策として、日頃より講じておくべき取組等についての標準的な指針となるガイドラインを策定

 
○鉄道テロ対策に資する新技術の導入可能性の検証

  • 乗客の円滑な流動や利便性を阻害することなく、安全・安心な輸送サービスを確保する新しい技術の活用の可能性について、実証実験等の実施を含めて調査を実施

 
○中央駅構内、車内等における警備強化

  • 巡回警備と巡回ロボットでの巡回
  • 巡回ロボットのカメラと防犯カメラによるモニタリング
  • ごみ箱の集約等
  • 車両基地の入出場の管理、巡回警備等

 
○国際的な連携・協力

  • 帝国環状線の防衛のためにも他国との連携・協力は惜しまない事。

 
【国内交通機関】
○交通ターミナル

  • 始業・終業時等における点検
  • 起終点における点検
  • 終業後のドアロックの徹底
  • 車両・身分証明書・制服等の管理及び盗難・紛失時の警察への連絡の徹底
  • 主要営業所・車庫における巡回強化
  • 駅ターミナルにおける巡回強化
  • 主要バス停にテロ対策実施中であること及び不審者・不審物発見時の協力要請を記載したはり紙の貼付
  • 車内放送等により乗客への危険物持ち込み禁止、不審者・不審物発見に関する協力要請を実施
  • 不審者情報等の警察への通報連絡の徹底
  • テロ発生時の通報・連絡・指示体制の整備

 
○車輌による貨物輸送

  • 営業所・車庫内外の巡回
  • 終業後のドアロックの徹底
  • 車両、身分証明書、制服等の管理及び盗難・紛失時の警察への連絡の徹底
  • 不審な荷物である旨の連絡があった場合には、荷物に触れないよう注意喚起するとともに、荷物の状態に応じ、速やかな引き取り、警察への連絡の徹底
  • 営業所等で不審な荷物を発見したときは、触れないようにするとともに、荷物の状態に応じ、警察への連絡の徹底
  • 危険物輸送における安全管理の徹底
  • テロ発生時の通報・連絡・指示体制の整備

 
【海・宙】
○海上運送保安指標の設定

  • 船舶・宇宙艦船及び港湾施設に対するテロの発生のおそれ等を考慮して、3段階の保安指標を設定

 
○国際航海船舶の保安対策

  • 船舶警報通報装置の設置
  • 巡回警備の強化
  • 船舶内外の監視
  • 出入管理の実施
  • 貨物の取扱管理の実施
  • 船舶における保安管理者の選任と港湾奉行への届出
  • 藩王及び摂政等の華族の承認を受けた船舶保安規程(保安の確保のために必要な事項について記載した規程)の作成及び船内への備え置き

 
○港湾施設の保安対策

  • 巡回ロボットによる巡回警備
  • 港湾施設内外の監視
  • 出入管理の実施
  • 制限区域の設定(フェンスの設置)
  • 保安照明・監視カメラ等の設置
  • 貨物の取扱管理
  • 埠頭施設における保安業務管理者の選任と港湾奉行への届出
  • 港湾奉行は関係機関の連携を強化

 
○入港規制

  • FVB以外の地域の港からFVBの港に入港しようとする船舶及び宇宙船の船長は、入港24時間前までに、船舶保安情報(当該船舶の名称、船籍港、乗組員・旅客名簿、出発港及び船舶保安証書に記載された事項等)を港湾奉行に連絡しなければならない
  • 港湾奉行は、船舶保安情報のみでは保安の確保に必要な措置が講じられているかどうか明らかでないときは、船長に対し、情報の提供を更に求め、又はその同心・与力に立入検査をさせることができる
  • 港湾奉行は、船長が情報の提供又は立入検査を拒否したときは、入港禁止等を命ずることができる
  • 海港・宙港に配置された与力は上記の船舶保安情報や立入検査の結果その他の事情から合理的に判断して、当該船舶に係る危害行為に起因して危険が生ずるおそれがあり、当該危険を防止するため他に適当な手段がないと認めるときは、入港の禁止その他の措置を講ずることができる

 
○事件発生時における対応措置

 
○旅客ターミナルにおける警戒強化

  • 巡回警備の強化・腕章等の着用
  • 張り紙による注意喚起
  • ごみ箱の集約化・撤去
  • 不審物・不審者発見に係る旅客への協力要請の措置の実施

 
○船舶における警戒強化

  • 旅客への不審物発見に係る放送
  • 張り紙による協力要請の実施

 
○テロ対応体制の強化について

  • 巡視用フリゲートの充実整備、船艇クルーの技術向上、個人装備等の充実整備
  • 国内外関係取締機関等との情報交換の推進、連携・協力の強化
  • 巡視船艇を配備し、警備実施、警衛・警護等を実施
  • 同心・新線組による旅客船等への警乗及び旅客ターミナル警戒を必要に応じて実施

 
○事件発生時における対応措置

  • 宙奉行では、テロ事案が発生した場合には、犯罪の鎮圧・逮捕及び二次災害の発生防止への対応のため、必要な勢力を迅速に集中投入し対処する

 
【道路】
○連絡体制の確立

  • 道路管理者・警察など関係機関との密接な連絡体制の確立・徹底を図ることとし、関係情報及び不審物・不審者情報の警察への通報連絡の徹底を図ること

 
○道路の管理及び警備の強化

  • 会議場等関連地域周辺におけるパトロール等の道路、橋梁下、共同溝、植栽、休憩施設等巡回・点検時において、安全性の点検・確認を行うとともに、不審物等に対して特段の注意を払うこと

 
○工事現場の管理強化

  • 工事用資機材の盗難防止・紛失等の管理強化を図るとともに、盗難・紛失時の警察への連絡の徹底を図ること

 
○事件発生時等における初動措置

  • 警察等関係機関との密接な連絡体制、初動体制の確立を図ることとし、爆破予告、不審物等発見時は、警察等関係機関との連絡を特に密にし、迅速な状況把握と適切な応急対策を実施すること

 
○道路利用者への広報の実施

  • 警察等関係機関と連携した、道路情報板、看板等を利用した注意喚起、協力要請等の広報の実施を図ること

 
【国営公園】

  • 公園内における巡回警備の強化
  • 公園利用者に対する注意喚起
  • 関係機関との連絡体制の確保

 
【官庁営繕工事現場】

  • 関係者以外の立入禁止の徹底
  • 看板を設置する等による注意喚起
  • 安全確認のための再点検

 
【ホテル・旅館関係】

  • 宿泊者名簿への正確な記入
  • 捜査機関を含む関係機関への協力
  • 不審者等発見のための施設内外の巡回・点検
  • テロ発生時における通報・連絡・指示体制の構築の徹底

 
【旅行業関係】

  • 宙奉行・町奉行への危険情報の伝達

 

 

光 儀 

曲直瀬りま

最終更新:2010年06月26日 09:44