FVBは宙翔るサムライの国であり、戦を恐れはしない。
しかし、無益な戦いは国を疲弊させる。どのような戦いであっても富み栄える者はいるが、信義なき戦いによる繁栄を善しとしないのが武士の志である。
我々はぽち皇帝に忠誠を誓った一振りの刀である。
それはただの道具に過ぎないが、正義を貫くための道具である。
我々は星の世界の尖兵として、共に帝國を守り、宇宙開拓の礎となる同志を募り、そのために必要な社会経済制度の改革を実施する。
移民政策を担当する部署として「移民庁」を宙奉行所内に臨時に設置し、移民庁は移民の受け入れ基準および国籍付与基準を策定し、その他必要な法整備をおこなう。
○制度の運用緩和
○「移民基本法」の制定
○「社会統合基本法」を制定する。
今、我々は厳しい試練の時を迎えている。
現在、FVBの国民は地上に残る4万人あまりであり、そのほとんどが地上にある。
移民を受け入れることで国体を維持しようとすれば、最終的に人口の9割以上が移民となる。その上で、FVBの国家としてのアイデンティティーを維持するには、従来の国民と新しい国民が、互いを対等の存在と認め、それぞれがこれまでに持っていた文化と伝統を尊重した上で、協力して新たな文化を生み出していく姿勢が重要である。
FVBのあらたな発展のために、我々は努力を惜しまない。
摂政 曲直瀬りま
留守居 士族 きみこ
留守居補佐 菩鋳螺