大部品: ドーム都市 RD:92 評価値:11
-部品: 外観
-大部品: 構造と役割 RD:5 評価値:3
--部品: ドーム空間
--部品: 3層空間構造
--部品: 宇宙の民の故郷
--部品: 出産と教育
--部品: 教育
-大部品: 機能と技術 RD:41 評価値:9
--部品: 宇宙技術のフィードバック
--大部品: 宇宙都市 RD:37 評価値:8
---大部品: 宇宙開発の意義 RD:2 評価値:1
----部品: 目的
----部品: 天翔る国
---大部品: 開発の歴史 RD:21 評価値:7
----部品: モットー
----部品: 復興を待つ宇宙軍
----大部品: 宇宙港 RD:3 評価値:2
-----部品: 宇宙ステーション
-----部品: マスドライバー
-----部品: 宇宙港の戦い
----大部品: 宇宙開発センター RD:4 評価値:3
-----部品: 宇宙開発センター(初代)
-----部品: センターの造船機能
-----部品: 地中生活者
-----部品: エステルの招聘
----大部品: 新宇宙開発センター  RD:2 評価値:1
-----部品: 宇宙国家のプライド
-----部品: センター再建
----大部品: 天橋立 RD:5 評価値:3
-----部品: 輸送量の限界
-----部品: 長距離輸送システム
-----部品: 天橋立の完成
-----部品: 磁気干渉防御システム(MIDS)
-----部品: 軌道駅
----部品: 冒険艦蒼天号のレストア
----大部品: 星間リンクゲート RD:4 評価値:3
-----部品: 自由のバロメータ
-----部品: 大宇宙とのマリッジリング
-----部品: 保安体制の確立
-----部品: 管制とシステム更新
---大部品: 虚空の拠点 RD:14 評価値:6
----大部品: 機能とシステム RD:6 評価値:4
-----部品: 技術の集積
-----部品: 都市シールド
-----部品: 太陽光発電システム
-----部品: 空気循環システム
-----部品: 水リサイクルシステム
-----部品: 有機物循環システム
----大部品: 施設 RD:8 評価値:5
-----部品: 宇宙モール
-----部品: 宇宙長屋
-----部品: 宇宙ドック
-----部品: 関所
-----部品: 宙奉行
-----部品: 護り人の里
-----部品: 宇宙農園
-----部品: 宇宙養魚場
--部品: 太陽エネルギー
--部品: 水再生システム
--部品: 淡水化処理システム
-大部品: 緑化作業と鎮守の森 RD:45 評価値:9
--部品: 緑化事業
--部品: 緑化の基地
--大部品: 鎮守の森 RD:43 評価値:9
---部品: 災禍を逃れた森
---部品: 森の入り口
---大部品: カエルの神さま信仰 RD:8 評価値:5
----部品: 森の社
----部品: カエルの神さま
----部品: カエル人気
----部品: 祈願祭
----部品: 巡礼の地
----部品: カエルの合唱
----部品: カエルの詩
----部品: ラーカウ要塞攻略戦での逸話 
---部品: 信仰の意味
---大部品: 植生 RD:13 評価値:6
----部品: 示準の森
----部品: FVB本来の植生
----大部品: 森の植生 RD:8 評価値:5
-----部品: 森の植物
-----部品: ブナ
-----部品: ナラ
-----部品: トチノキ
-----部品: アズキナシ
-----部品: ワサビ
-----部品: タデ
-----部品: シダ
----大部品: 社務所周辺の植生 RD:3 評価値:2
-----部品: キャラボク
-----部品: サラシナショウマ
-----部品: アジサイ
---大部品: 森の管理者 RD:4 評価値:3
----部品: 管理なき森
----部品: 管理なき管理
----部品: 社務所周りの管理
----部品: みこさんぽ
---大部品: 鎮守の森保護プロジェクト RD:6 評価値:4
----部品: 森の維持
----部品: 砂漠化の阻止
----部品: 緑の壁
----部品: 森のネットワーク
----部品: 水源
----部品: 緑地回復期間
---大部品: 神事祭事 RD:9 評価値:5
----部品: 祭礼
----部品: 祭礼の復活
----部品: 初詣
----部品: どんど焼き
----部品: 祈年祭
----部品: 春祭り
----部品: 大祓
----部品: 夏祭り
----部品: 秋祭り


部品: 外観
広大に広がる砂漠の各所にぽつんぽつんと太陽きらめくドームが点在しているのが見える。宇宙都市を建設してきた技術と蓄積されてきた経験をもとに、FVBの砂漠化した地上を緑化するための拠点として建設した、半球型のドーム都市である。

部品: ドーム空間
宇宙空間ほどの機密性は必要ではないが、清浄で適当な温度と湿度を保った大気が保持され、熱く乾燥した外気を遮断した環境で、周囲の緑化が完成するまでの人々の生活空間となる。

部品: 3層空間構造
ドーム都市の周囲の大地は杭を打ち込まれ、硬化剤を注入され、都市内に砂が侵入してたり沈下しないよう配慮されている。地上部は地上緑化の研究センターや教育施設および浄化施設が置かれ、その中央には大きく最下層まで貫く森林エリアがある。その下の中層には、住居や商業施設および娯楽施設が、最下層にはやはり宇宙空間の水耕栽培技術を応用した農業エリアが設置されている。

部品: 宇宙の民の故郷
宇宙生活者といえども定期的に重力のある世界に足を踏み入れなくては、体力は落ちるし肉体の強度も下がる。つまりは宇宙生活者としての基礎能力にも影響するのだ。そこでFVBの宇宙生活者には、定期的に地上に降りて機能回復トレーニングをすることが義務づけられているのだが、宇宙生活者にとってドーム都市は擬似的な宇宙空間であり、無防備に外の世界に放り出されている気がしないため好意的に受け入れられている。擬似的な故郷となっているといえよう。

部品: 出産と教育
FVBでは以前から健康のため、妊娠が判明した時点から出産までは、特に身体上の危険がない限り地上で過ごすよう義務づけられており、また生まれた子供は義務教育機関が終わるまでは生活拠点を地上に置くものと定められている。人は大地で生まれ、そして星へ昇り、やがて回帰する存在なのだ。

部品: 教育
都市内の教育施設では、出身や種族等に関係なく一律に教育を受けることとされている。これによって異文化の衝突による軋轢が起きる可能性はあるが、起きるのであればまだ幼いうちに保護者の目の届く範囲でぶつかりあうことで相互理解を促進させる一助にすべきだというのが理念である。姿形や能力はさまざまなれど、一致団結し、協力することで星に挑んでいくのがFVB精神なのだ。

部品: 宇宙技術のフィードバック
ドーム都市で使用されている技術の基本的な部分は、宇宙都市で培われた技術であるが、さらにその原点を辿れば藩国地下を居住空間としていたときの技術の発展系であり、その地下施設の技術は宇宙航海のためのものが基となっており、つまり技術は常に循環し、次の発展のための礎となっているのだ。

部品: 目的
FVBはその大目的として、「我らは帝國の剣にして盾として、我らの帰るべき星の護り人となる」の言葉を国是として掲げてきた。それゆえ、星の世界へと歩み出したときに、そこからまた地上へと帰るのではなく、生活と産業の拠点を築こうとしたのは当然のながれであった。それは単なる領土拡張欲ではなく、そこに正義が必要とされ、慈愛の心が求められ、平和を願うからだという基本理念が存在した。

部品: 天翔る国
FVB藩王さくらつかさは、かつて「この国の往く道はやはり宙にしかない」と、居並ぶ家臣団に対して断じて見せた。それからのFVBはただ宇宙をその手につかむべく全身全霊を傾けて行動することになる。宇宙軍を再建し、マスドライバーや宇宙ステーションを建設し、さらには宇宙開発センターにまで手を伸ばしていく。

部品: モットー
宇宙開発の歴史は苦難の歴史であった。宇宙というのは、ただ「そこにいる」というだけで膨大な資源とエネルギーを必要とする世界なのだ。しかし、人々は、「いつだって前向きな心で」「みんなで笑って頑張ろう」「1人でも多くの人を助けられる国に」をモットーに頑張り続けてきた。それがFVBである。

部品: 復興を待つ宇宙軍
FVBは早くから宇宙軍を取得していたが、根源種族に建国の地を追われる際に、藩国国民の脱出のために大きな損害を受けたまま、組織としては消滅していた。以来、藩国国民の中には宇宙軍の再建を望む声があったものの、新たな地での祖国再建が優先であり、余裕も無いことから棚上げされていた。

部品: 宇宙ステーション
最初に完成した宇宙関連施設は宇宙港であった。軌道上に設置されたステーションが、地上基地から送られる燃料や補給物資によって宇宙艦隊を維持する施設であったが、この段階で稼働する宇宙艦はミアキス級プラットフォームだけであり、FVB独自の宇宙艦隊創設にはほど遠かった。

部品: マスドライバー
宇宙港の地上基地の中核で、通称「我らが故郷への入り口」。宇宙への補給物資をコンテナに詰め込み、加速して宙へ放り出すための施設。重力井戸の底であり、大気圏という壁もあるため、効率そのものは決して良くなかったが、初期のFVBみならず帝國の宇宙戦略を支えた施設である。

部品: 宇宙港の戦い
宇宙港の歴史は破壊と再生の歴史である。かつてはFVBがテラ領域の帝國軍唯一の、宇宙の守り手であった。その自負があればこそ、楽しいイベントも、個人アイドレスのパワーアップも二の次にして、ただひたすら質実剛健に宇宙施設の整備に奔走してきたのである。それゆえに、度重なる宇宙戦闘で真っ先に標的となり、わずか2ヶ月で2回、通算では3回も撃墜されるという惨禍を経験することになる。EV81「偵察機迎撃作戦」にてビアナオーマ偵察機の核攻撃により大破。EV108「空爆の開始」にて共和国天領軍によって東京に向けた落下軌道に入り、各国懸命の対空攻撃とハッキングが功を奏し自爆したものの2代目宇宙港は失われた。さらにEV114「第一波」にて第3新宇宙港も、共和国天領軍の大型I=Dのレーザー攻撃を受け大破してしまう。

部品: 宇宙開発センター(初代)
宇宙港に続いて完成した宇宙関連施設は、宇宙開発センターである。管制官100人が詰める大管制室には巨大なセンタースクリーンが設置され、ここから発射される宇宙船のみならず、周辺宙域の天体や飛翔物を追跡し監視することもできた。

部品: センターの造船機能
宇宙開発センターには往還機発着場のみならず、巨大ドックや噴射試験場が置かれ、宇宙船開発の拠点としても活躍した。しかし、それの施設の大部分は地下施設として作られ、景観保護と防衛能力の強化を両立させていた。だが、理由はそれだけではなかった。

部品: 地中生活者
花や風を愛しながらも、生活の中心が地下の洞窟になってしまうのも、もともと閉鎖空間である都市船、宇宙艦を居住空間としていたからであり、施設の大半を地下に移して不平不満の1つも国民から出ることはなかった。そういう意味ではFVBの国民の資質は美少女による銀河帝国の民(ネーバルウイッチ)に近いといえる。花鳥風月をこよなく愛するのも、虚空に生きる者ならではの飢餓感の反動なのかもしれない。また、この地下生活で培った水耕栽培技術が宇宙農園に活かされている。

部品: エステルの招聘
宇宙への飽くなき探究心を持ちながら、その技術も人員も多くが失われたままであったことから、FVBは外部から専門家を招聘した。美少女による銀河帝国を出自とする航海士、エステル・エイン艦氏族・アストラーダである。彼女の助言に助けられたと、後に多くの者たちが語ることになる。

部品: 宇宙国家のプライド
FVBの宇宙開発センターに壊滅的な被害が及んだのは、T11の天領共和国との戦いであった。それは単なる悲劇ではなく、唯一無二の宇宙大国であったFVBのプライドを打ち砕くものであった。しかし、FVBの国民のプライドは傷ついたが、帝國の防衛はなされた。宰相府藩国に建設された防空司令部が健在であり、越前藩国の防空システムとリンクすることで互いの死角や不在をカバーする体制が完成していたからだ。

部品: センター再建
二度とこのような暴挙を許してはならない。その憤りが新宇宙開発センターの原動力となった。その工事においては、施設の隠蔽が最優先されることになった。崩れ落ちた地上施設のレーダーサイトや関連システムは表面的には、破壊されたまま放置された。その一方で、その内部に待避壕レベルのコンクリート材に包まれた設備が設置され、また、より小型高性能の探査システムや誘導装置のアンテナが周辺の樹木や遊園地のジェットコーストの構造体などに偽装され、分散配置された。もはや地上に見えるものは、破壊されたレーダーサイト、森林、火山、そして建設途中のテーマパークだけとなった。
ちなみに宇宙港はこの時点で4代目である。

部品: 輸送量の限界
FVBは、その目的である宇宙への帰還を目指し、ただひたすらに宇宙関連施設の整備に奔走してきた。しかし、実際に宇宙が活躍の場になると宇宙開発センターの打ち上げ力だけでは輸送力が足りず、また度重なる攻撃を受けたことから新たな施設を建造する必要性があることは明白であった。そこで着目されたのが、長距離輸送システムであった。

部品: 長距離輸送システム
既に先行して他国では長距離輸送システムが建造され、その一部は路線を宇宙まで延ばしていたことからFVB一強の構図は崩れたが、それは問題ではなかった。鉄道輸送システムで宙まで上がれるという事実が明らかになったことが重要だったのだ。

部品: 天橋立の完成
稼働した長距離輸送システム「天橋立」は、磁気干渉防御システムによって守られた軌道上昇塔「蜃気楼の塔」の中を、ディーゼル・エレクトリック方式と電車方式のハイブリットタイプで動く列車が年輪状に3層に分けられた上下計6線を疾走するものとなった。

部品: 磁気干渉防御システム(MIDS)
宇宙開発センターとも繋がった監視システムが付近の宙域を監視。警告を無視して接近する飛翔体にはMIDSが対処する。これは、垂直軌道と螺旋軌道に大電力を流すことで強力な磁場を作成しそれによって粒子ビームやレーザーをそらし軌道上昇塔を守るシステムであり、列車が降る時に回生ブレーキによって発生した電力が、その使用電力の補助として塔各部のバッテリーに蓄えられている。

部品: 軌道駅
終着駅が宇宙であるため、駅舎の構造は宇宙港のターミナルとして建設された。その特徴は、身元の確認と手荷物チェックをおこなうエリアが独立していること、旅客の乗り降りにボーディング・ブリッジを使用することである。ボーディング・ブリッジの反対側は貨物埠頭になっており、乗客の乗り降りと貨物の荷扱いを同時に行えるようになっている。

部品: 冒険艦蒼天号のレストア
FVBの本格的な宇宙艦は、地下から発掘された冒険艦をレストアしたことに始まる。そのため、メインの船殻と機関部についてはほぼブラックボックス状態であったが、艤装の傍ら研究調査が進められ、その後の宇宙艦建造の礎となった。

部品: 自由のバロメータ
施設や宇宙艦艇も充実してきたFVBであったが、新たに航路数の増強問題が持ち上がってきた。宇宙防衛戦での手数が不足しがちであり、より高速の宇宙船を数多く建造するか、それともそれ以外に手数を増やす算段をするかの二択を迫られたのだ。そこで選択されたのが星間リンクゲートによる航路短縮であったが、折しもFVBへと亡命してきた美少女による銀河帝国系国民(銀河美少女)の技術があり、宇宙船建造業の隆盛により作業艇の確保が容易となっており、そして長距離輸送システムによって地上からの物資の輸送も安価におこなうことができるようになっていたからこそ実現した工事であった。

部品: 大宇宙とのマリッジリング
星間リンクゲートは宇宙空間に浮かぶ巨大な円状の施設であり、その中心部に生成される巨大な穴を艦船が通過することにより、広大な距離を瞬時に移動することができる。それは高度な技術による超巨大工事となったが、宇宙空間においての大きさは投入される血と汗の量の問題でしかない。銀河美少女のみならず、人も犬士もカカシロイドも、水夫も船乗りも剣士も理力使いも幻影使いも、つまり誰も彼もがこの建設に参加し、挙国一致の努力によって完成した星間リンクゲートは、まさにFVB国民すべてと大宇宙とのマリッジリングであった。
 

※後半2へ続く

最終更新:2017年08月01日 16:11