FVBは、自然環境との共生を目指して環境保全運動を推進していきます。
  宇宙開発と自然とが共存するFVBだからこそできる事を。

 

 

   人の営みと環境保全は、どちらかが優位にあるわけではなく、互いが互いの一部である。
  人の営みだけを優先して環境を破壊することは許されないが、環境保護を優先して人の営みを圧迫するのも人の行為としては本末転倒である。
  ルソーは「自然に還れ」とは言ったが、それは人間社会を破壊して野蛮な未開の世界に戻れと言ったのではなく、自然と人間の間の適正な距離を考えようと主張したに過ぎない。人は自然の一部であり、今や自然も人間社会の一部なのだ。
  もともと宇宙艦船・都市船が居住空間であったFVBの社会において、すべてが1つの循環型システムに組み込まれているという思想は一般的なものである。
  それゆえ、これまでも農業機械の小型スターリングエンジン開発、長距離輸送システムの大気還流システム、資源採掘地の自然環境保護対策に代表されるように、意識して「環境保護」=「自己完結する世界の維持」に努めてきた。
  しかし、FVBの都市が発展し、それにともない外部の世界との交流も活発になってきた以上、今までよりさらに踏み込んだ対策が必要になっているはずである。
  また、環境共生活動を1つの産業として発展させる事により統制されたシステムの構築と同時に、雇用創出と経済の活性化を図るものである。

起草:寂水(天戸吏族)

補筆:曲直瀬りま(法官2級)


 

 


 L:FVB自然環境共生運動(政策) = {
 t:名称 = FVB自然環境共生運動(政策)
 t:要点 = 排出の抑制,適切な後処理,環境共生組織の編成
 t:周辺環境 = 査察,再資源化施設,草の根活動
 t:内容 = {

 *排出の抑制 = {
 側面:環境基準の設定 = {
   維持される事が望ましい状態の基準,
   現在得られる限りの知識・技術を元に設定を行なうこと,
   常に新しい知識・技術の収集に努め、定期的に見直しを図っていくこと
 }

 側面:産業活動対策 = {
    産業活動から生じる廃棄物が環境基準を満たしているかの定期的な監査,
   生物や環境に害が及ぶ可能性があると判断された場合は国が業務改善を命じる事ができる,
   生物や環境に害が及ぶと判断された場合は国が業務停止を命じる事ができる,
   環境共生に関する技術向上・プロセスの効率化の研究結果を積極的に公開する,
   環境対策と産業活動の両立を目指した研究と支援を行なう,
   環境基準の達成度合いによって国から環境ライセンスを発行する,
   環境共生対策にかかる費用の一部に対して補助金を出す

 側面:民生活動対策 = {

    国民に対して環境共生の必要性、知識を周知する,
   環境汚染物質が発生しにくい生活用品の普及を支援する,
   ゴミの分別・リサイクルが容易な生活用品の普及を支援する,
   市民生活の実情に即したゴミ分別方法の調査と実施,
   定期的な清掃活動(壁のラクガキも消します)
}}

 

 *適切な後処理 = {
 側面:既に汚染された地域の浄化活動を行なう
 側面:廃棄物のリサイクルによる再資源化を推進する
 側面:環境への悪影響が極力低い方法で廃棄物処理を行なう
 側面:汚染浄化・リサイクル・最終処分の技術向上、処理プロセスの効率化の研究を行なう


 *環境共生組織の編成 = {
 側面:環境共生活動を継続的に行なうための組織である
 側面:FVB自然環境共生活動に記された活動を行なう
 側面:定期的な監査を受ける必要がある
 側面:国内外の他の組織と連携をとりながら活動を行なう
 側面:環境共生産業の発展をサポートする

}}

 

★08/12/17提出

最終更新:2008年12月17日 11:51