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*ラ・ピュセル 光の聖女伝説 【らぴゅせるひかりのせいじょでんせつ】 |ジャンル|シミュレーションRPG|#amazon(B00005U0MQ)| |対応機種|プレイステーション2|~| |メディア|CD-ROM 1枚|~| |発売・開発元|日本一ソフトウェア|~| |発売日|2002年1月31日|~| |定価|7,140円(税込)|~| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| **ストーリー 舞台は『聖パプリカ王国』という小さな国。~ そこでは女神ポワトゥリーヌが信仰され、いにしえから『光の聖女と闇の王子伝説』が語り継がれてきた。 「闇の王子甦るとき、聖なる乙女現れん」~ 闇の王子~ 堕天使カラミティーに愛されし人類の反逆者~ その力、世界に暗黒をもたらさん~ 闇あれば光あり~ 彼の王子目覚めしとき一人の少女現れ世界を救わん~ 其は光の聖女~ 女神ポワトゥリーヌの御使いにして奇跡代行者なり~ そして、女神ポワトゥリーヌと光の聖女を信仰する聖女会の悪魔祓いたちを人々は「ラ・ピュセル」と呼ぶ。~ (公式サイトより抜粋) **概要 マール王国の人形姫シリーズで一躍有名になった日本一ソフトウェアが作ったシミュレーションRPG。~ マールの雰囲気を残しつつもシリアス且つ王道的なストーリーと膨大なやり込み要素が特徴。~ 後に同社の代表作となる魔界戦記ディスガイアシリーズの原点とも言える作品である。~ とはいえ、本作はどちらかと言えばストーリーを進める事を目的としたシミュレーションRPGであり、やり込み要素はあくまでおまけ的な存在であった。 **特徴・評価点 -戦闘システム --本作の戦闘システムはディスガイアシリーズなどでもおなじみになるターン制のタクティクスタイプである。 --複数のキャラクターで同じ敵を攻撃対象にするとパーティーを組み同時攻撃する、攻撃する時に隣にいるキャラクターが援護攻撃をしてくれるなど、戦略性が高い戦闘が楽しめる。 --尚、本作はストーリーを進める事をゲームの目的としているため、後の作品と比べて本編シナリオの難易度が低めでありシナリオをサクサクと進める事ができる。 -やり込み要素 --本作のゲーム性における最大の特徴でもあり、9999まで上がるレベルや10万を超えるダメージ、技やアイテムにもレベルがあり成長させる事ができる、本編のラスボスを遥かに超える強さの隠しボスなど、後のディスガイアシリーズで有名となるやり込み要素の基礎は本作の時点で完成されていた。 ---その意味で本作はディスガイアシリーズ及び同社のやり込みシミュレーションRPGの原点とも言える作品である。 --また、シリーズで同じみとなる最終的な隠しボスである「超魔王バール」は本作が初登場である。 -ストーリー --本作のストーリーは「光の聖女」を目指す主人公が「闇の王子」の復活を防ぐために旅に出るというRPGの王道的なストーリーである。 ---前半はマール王国のノリを受け継いだほのぼのとしたコミカルな展開が多く、マール王国シリーズのファンなら安心して楽しめる内容となっている。 ---一方、後半は鬱な描写が多く、鬱展開が多いと言われる同社の作品としてもかなり鬱な部類である。しかしただ暗いだけではなく、未来を見いだせる作りになっているため、同社のシミュレーションRPGの中でも特に評価が高い。 --本作のストーリーはディスガイアシリーズなどと同様、章立て構成であるが各話毎にグッドエンド、ノーマルエンド、バッドエンドといった複数のエンディングが用意されている。 ---特にバッドエンドは後味が悪いものが多い。しかし最終的なエンディングには影響しないので安心して遊ぶ事が出来る。 -主人公のプリエは隠し要素で手に入った魔王の称号をひっさげ、その後のディスガイアシリーズに何度も出演している。なお、当初は魔王とは言っても姿形は変わらなかったがディスガイアシリーズで本当に悪魔の姿になった。また後に出た本作PSP版「ラ・ピュセル†ラグナロック」ではこの魔王プリエが新規設定として逆輸入され、それを元にストーリーが追加された。 -チュートリアル --本作は独自のシステムが多いもののチュートリアルが親切であるためシミュレーションRPG初心者でも安心して遊ぶ事が出来る。 --また、そのチュートリアルもただ遊び方を説明するだけでなく笑いを交えて説明してくれるため、だれる事無く遊び方を覚える事が出来る。 -グラフィック --グラフィック自体のレベルは当時のドット絵ゲームとして見ても並である。しかし、ドット絵の動きが多彩であり、特にイベントシーンでは台詞の度にキャラクターが動いていると言っても過言ではない。 **問題点 -インターフェイス --本作が日本一ソフトウェア初のシミュレーションRPGという事を考えると仕方のない部分もあるが後の作品と比べてインターフェイス面で不親切な点も多い。 --例を上げると、ソフトリセット機能が無い、イベントをスキップできないなど。 ---特にソフトリセットに関しては、本作は同社の他の作品と同様ロード時間を短縮するために起動時に大量のデータをメモリに読み込むため、リセットすると起動時のロードをやり直す事になるためストレスの要因となる事が多い。 -バグ --同社のソフトはバグが多いと言われる事が多いが本作にもバグは存在する。 ---特にアイテムを育てすぎるとオーバーフローして能力値がマイナスになるバグが有名である。 **総評 ディスガイアシリーズなどと比べ、やり込み要素やインターフェイスの面で劣る部分が多いものの、当時としては斬新なシステムや膨大なやり込み要素など評価点が多く、またストーリーも良く練られているため同社の作品でも高いレベルで纏まった良作であると言える。~ 日本一ソフトウェアのやり込みシミュレーションRPGの入門編としてもお勧めしたい作品である。~ しかし、後述する「2周目はじめました。」という修正版が存在し、またセーブデータの互換性が無いため、今からプレイするなら「2周目はじめました。」版を強くお勧めする。 ---- *ラ・ピュセル 光の聖女伝説 2周目はじめました。 【らぴゅせるひかりのせいじょでんせつにしゅうめはじめました】 |ジャンル|シミュレーションRPG|#amazon(B0002TY18G)| |対応機種|プレイステーション2|~| |メディア|CD-ROM 1枚|~| |発売・開発元|日本一ソフトウェア|~| |発売日|2004年10月21日|~| |定価|2,940円(税込)|~| |レーティング|CERO:全年齢対象 ※当時の判定を記載|~| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| **概要 -ストーリーは通常版とほぼ同じである。 -タイトルの通りクリア後に、いわゆる「強くてニューゲーム」がプレイできる。 -アイテムのオーバーフロー等のバグが修正されている。 -ソフトリセット機能が追加。 -通常版の隠しボスを遥かに上回る強さの隠しボスを追加。特に本作最強の隠しボスは同社の作品で最強のボスと言われている。 --単純な能力値ではディスガイア2以降には本作の隠しボスを上回る強さの隠しボスが存在するが、味方の能力値を考えた場合の難易度では本作の隠しボスが最強と言える。 -通常版とセーブデータの互換性が無い。そのため、今からプレイするなら「2周目始めました。」版を強くお勧めする。 **余談 -ディスガイアシリーズ等で人気の戦闘曲「グレートワイルダー」は本作が初出である。 -2009年にはPSPで「2周目。」をベースとして再調整・ゲストキャラ追加・新規シナリオが追加された「ラ・ピュセル†ラグナロック」が発売されている。 また「ラグナロック」を機に本作を3部作構成の1部目に当て、シリーズ化が決定した…のだが、2011年現在に至っても音沙汰がない。 ----
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