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*魔界戦記ディスガイア4 【まかいせんきでぃすがいあふぉー】 |ジャンル|シミュレーションRPG|&amazon(B0043RT8U4)| |対応機種|プレイステーション3|~| |メディア|BD-ROM 1枚|~| |発売・開発元|日本一ソフトウェア|~| |発売日|2011年2月24日|~| |定価|7,140円(税込)|~| |レーティング|CERO:A(全年齢対象)|~| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |>|>|CENTER:''[[魔界戦記ディスガイアシリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1027.html]]''| ---- #contents(fromhere); ---- **ストーリー 魔界の底辺にある刑務所“地獄”~ ここは罪を犯した人間の魂を加工し、下っ端悪魔“プリニー”として出荷する施設である~ 今、その地獄の真ん中で、プリニーの教育係を務める吸血鬼・ヴァルバトーゼが怒りに拳を固めていた。~ 彼が手塩にかけて教育してきたプリニー達が、出荷の目前に突然拉致されたのだ。~ 「おのれ……、許さんぞッ!このままではプリニーどもとの約束が果たせないではないか!」~ ヴァルバトーゼには彼なりの美学があり、約束や契約を守ることを信条としている。~ プリニーと交わした「イワシを与える」という約束をなし崩しにされては黙っていられない。~ 彼に付き従う狼族の青年・フェンリッヒの情報によるとどうやらこの騒動は地獄を管理する者、地獄を統括している“魔界政腐”のたくらみによるものらしい。~ 「イワシの約束を果たすまではたとえ政腐だろうと大統領だろうとプリニーどもに手出しはさせん!!」~ プリニーとの「イワシの約束」を果たすため、ヴァルバトーゼたちは魔界政腐からのプリニー奪還作戦を決行!~ 横暴な政腐の行いを正すため、かつて暴君と呼ばれた吸血鬼が行動を開始する。~ (公式サイトより抜粋) ---- **概要 その膨大なやり込み要素とぶっ飛んだストーリーから日本一ソフトウェア(以下、日本一)の代表作となった魔界戦記ディスガイアシリーズの4作目。~ 主人公のヴァルバトーゼが何かにつけてはイワシについて語るのが特徴であり、また彼はイワシは強い魚であると考えており「鰯」という漢字は徹底的に廃止されている~ 本作の世界ではイワシは魚強と書く。~ ---- **評価点 ''キャラクターグラフィックの3D化'' -グラフィックが大幅に強化され、キャラクターの動きもより多彩となった。 -3Dとは言っても、ドット絵風に作られた3Dであり前作までのファンも安心して入り込めるようになっている。ある意味、2DドットRPGの3D化において理想の形とも言える。 ''「魔チェンジ」システムの改良'' -前作では「変形合体」を彷彿とさせる事から虜になったファンも多い「魔チェンジ」システム。だが育成が進むと逆にステータスが下がるなど調整の粗いシステムであった。 -本作では「魔チェンジ」での能力強化量が増え、また装備武器の能力値も受け継がれるためより使い易くなった。特定の条件を満たせば「魔チェンジ」の二刀流も可能である。 ''汎用キャラクターのボイスパターンの追加'' -1つの職業につき3種類用意されている。 -これにより、汎用キャラクターの性格を選べるようになり、キャラクターにより愛着が湧くようになった。 ''難易度の上昇'' -前作までと比べてメインシナリオの敵の強さが上がり、レベリング無しでプレイした場合より歯ごたえのある戦闘を楽しめるようになっている。 -但し、キャラクターを数百、数千レベルまで育ててからシナリオをプレイするスタイルの場合、その程度の敵の強化は焼け石に水である。 ''オンライン要素の充実'' -自分だけのマップを作成し他のユーザーに対して配信する「マップエディット」、界賊団を組織し他のユーザーに殴り込み又は助っ人として参戦できる「界賊エディット」などオンライン要素が充実し、やり込みを自慢する場が出来た。 ''さらなるダメージインフレ'' -シリーズが出る度にダメージ量が上がってきたディスガイアシリーズだが、「マップエディット」システムの登場により、ダメージ量を増やすのに適したマップの作成が可能となり、さらにダメージ量が上昇した。 -本作では100兆ダメージでダメージ量がオーバーフローするのだが、オーバーフローしなかった場合の理論上は1該ダメージを超える事となった。 ---- **賛否両論点 ''修羅の解禁条件が理不尽'' -『2』から導入された敵のステータスが著しく強化されるモード。難易度が高いが、レベル上げがし易い・強いアイテムが手に入るといった恩恵がある。 -解禁条件は「PフロンガーX」という界賊船のパーツを全て集めること。一見すると難しい条件には見えない。だが、「PフロンガーXボディ」というただ1つのパーツが、一部のプレイヤーに大変辛い思いをさせている。 -そのパーツをドロップするにゃんこ界賊団の出現確率が非常に低いのである。運の良いプレイヤーは割とあっさり入手できるのだが、そうでないプレイヤーは何時間ギブロ(後述)を続けても出ない。 -そのため、この仕様は一部のプレイヤーから酷く嫌われている。 ''終盤のギブロ地獄'' -「ギブロ」とはギブアップ&ロードの略で、ランダム性の強い場面をソフトリセットを駆使して何度も繰り返し行い、自分の望む結果が出るまで粘る作業のこと。 -本作で「究極」を目指そうと思った場合、ありとあらゆる場面でギブロを要求される。ギブロだけで数時間かかるケースも(上述のパーツ集めは下手すれば2~3日かかる)。 -上述したパーツ集めのためのギブロ、アイテム界でレベルスフィア((アイテムレベルを+5させる。上限であるLv300へ到達させるためにはレベルスフィアをたくさん集めるか、大量のデール(アイテム界脱出用アイテム)を用意しなければならない))がたくさん出るまでギブロ、イノセントタウン((アイテムのステータスを強化できる施設がある。ただし出現するかどうかはランダム))が出るまでギブロ、ボスの装備がレジェンド((1/32の確率で出る通常よりも強力なアイテム))になるまでギブロetc... -完璧に拘らないプレイヤーにとってはそこまで気になる点ではないが、そうではないプレイヤーにとっては非常に面倒な要素である。 --不満の声が多かったのか、後にリリースされた『3Return』『D2』ではギブロを要求される場面がかなり減っている。 ''汎用キャラクターの減少'' -3D化の弊害であるとも言えるが前作までと比べて職業の数が減っている。 -一応人気が高い職業はほぼ収録されているが、キャラクター育成が魅力のシリーズだけに、未収録職業のファンから不満の声が上がるのは仕方のない事である。 ---- **問題点 ''バグ'' -元々日本一のゲームはバグが多いと言われる事が多いが本作も例外では無い。 -ただ、本作ではオフラインでは致命的なバグが少ないため、同社のソフトではバグが少ない方であると言える。 --但し、修正パッチによって一時的にフリーズが発生するようになった事がある(現在ではさらなるパッチによって修正されている)。 ''倉庫の使い難さ'' -シリーズが共通で抱えている問題点だが、ソート機能が使い難い、倉庫のウィンドウが一列分しかないなどの理由で、倉庫が使い難い。 ''ねこばば屋によるアイテム増殖'' -『3』で登場した要素で、撃破した敵のアイテムを低確率で入手(コピー)する。強化済アイテムを容易に増殖できることから賛否が分かれ易い。 -現在はバージョンアップによって修正されているが、発売当時はモールス信号発信機との組み合わせが問題視されていた。 --「モールス信号発信機」はオンライン対戦で勝利した相手の界賊団を一度だけ自分のデータのアイテム界に助っ人として呼び出す事が出来るアイテム。 --これらを同時に利用することで、他のプレイヤーの作成した強力な装備をコピーして自分のものにすることができる((『ディスガイア』シリーズの常として本作も、高ランクのアイテムを手に入れて鍛えあげることが、やりこみ要素の多くを占めている。))。 ---自分でやり込まずとも戦力を強化する事ができるので、やりこみゲームとしての寿命を大幅に縮めてしまう可能性が高い。 ---増殖された側からしても、苦労して作成したアイテムを他のプレイヤーにオンライン上で我が物顔で使用されてしまうので面白くない。 ---- **総評 強化されたグラフィックやさらなる追加要素により、さらに完成度が上がっており、イワシ閣下の愛称で親しまれる主人公「ヴァルバトーゼ」の人気も高い良作シミュレーションRPGである。~ ここ数年『[[ドラグナーズアリア>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/470.html]]』『[[Let's全力ヒッチハイク!!!!!!!!!>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/520.html]]』『[[ラストリベリオン>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/798.html]]』((これら3者の共通点は、日本一の内製ではなく外注作品であり、尚且つその開発会社の他作品の評価も軒並み低いことである。))などKOTYレベルの作品を発売する事も多かった日本一だが、本作により面目躍如に成功したと言える。
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