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*メトロイドプライム3 コラプション
【めとろいどぷらいむすりー こらぷしょん】
|ジャンル|ファーストパーソンアドベンチャー|&amazon(B000IUCWKI)|~|
|対応機種|Wii|~|~|
|発売元|任天堂|~|~|
|開発元|レトロスタジオ|~|~|
|発売日|2008年3月6日|~|~|
|定価|6,800円(税込)|~|~|
|レーティング|CERO:B(12歳以上対象)|~|~|
|コンテンツアイコン|暴力|~|~|
|分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|~|
|>|>|>|CENTER:''[[メトロイドシリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1017.html]]''|
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#contents(fromhere)
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**概要
-『1』『2』に続くプライムシリーズ第三段で、シリーズの完結編。第一作から続くフェイゾンを巡る戦いに終止符が打たれる。
-それまでの『メトロイド』シリーズよりも、シリーズの世界観や設定に関して掘り下げられたシナリオとなっており、従来では設定としてのみということが多かった統括機関・銀河連邦の大規模な部隊や施設の登場、サムス以外のバウンティハンターの登場及びそれらとの共同作戦など、更にストーリー性に深みが持たされている。
-尚、シリーズで初めてサムス以外の人間キャラクターが登場する。
**新システム
''Wiiならではの操作''
-ゲームハードがWiiに移ったことにより、Wiiリモコンを用いた操作となっている。
--大きな変更点がWiiリモコンのポインターによってアームキャノンの照準やサムスの視界の移動を行うようになったこと。これにより従来作では無理だった対象をロックオンしたまま視点変更や任意の場所への攻撃、移動している敵に対しての偏差撃ちといったことも可能となった。
-Wii最大の特徴である直感操作をうまくつかった仕掛けも非常に多い。
--ボタンを押す、レバーを倒すのはもちろんのこと、プラズマビームで金属板を溶接したり、グラップリングビームで敵の盾や装甲を引きはがしたりなど。非常にリアリティかつ一体感のある動作が組み込まれている。
''ハイパーモード''
-ゲームをある程度進むと、「PEDスーツ((フェイゾン強化装置(Phazon Enhancement Devices)の略称。))」を入手できる。このスーツを手に入れた後はエネルギータンクを一つ消費することで、超強力な攻撃を行える「ハイパーモード」になることができる。
--ハイパーモード中はあらゆる攻撃を無効化する上に、ゲームが進むにつれてミサイルやグラップリングビームのハイパー版も使えるようになる。前作ではラスボス戦でのみ使用可能だったハイパーモードの猛威を、いつでも振るうことができるのである。
-しかし、ある程度ゲームが進むと、ハイパーモードを一定時間使用し続けるとサムスの体内のフェイゾンが暴走し、暴走状態である''コラプションモード''に移行する。この状態になると任意解除が不可能となり、ダメージを受けるとその分フェイゾンエネルギーが増加して、エネルギーが最大値に達して一定時間経つとフェイゾンに汚染され、ゲームオーバーになってしまう。
--しかし通常より長くハイパーモードを継続する事ができるため、一概にデメリットばかりではないのがミソ。
--ハイパーモードでしか倒すことができない敵や解除できない仕掛けも多く存在しているため、ゲーム攻略には必ず必要なシステムである。
-ちなみにPEDスーツ入手後はずっとそのスーツのまま。しかしボス敵を倒すたびに少しずつサムスの容姿が変化していく((スーツの青い部分が目立つようになり、バイザー越しのサムスの顔に青い筋が浮かんでいく。))など、「汚染」の演出に一役買っている。
''惑星探査''
-今までのメトロイドシリーズでは一つの惑星・人口ステーションが舞台であることが多かったが、本作では様々な惑星を行ったり来たりして謎を解く。ジャングル地帯、灼熱地獄、敵要塞など、その種類も非常に多い。
--惑星間の移動はシップに乗り込み、全体マップのようなものが表示され移動したい場所を選択する仕組みとなっている。同じ惑星の別の場所へ移動する事も可能。
-また、それに連れてスターシップに指示を送る「コマンドバイザー」が追加。各ランディング地点にスターシップを呼び寄せたり、サムス自身では運べない巨大な物を運搬してもらったり、ミサイルで援護してもらったりできる。スターシップを使った謎解きもあるため、このバイザーの有用性は大きい。
-今回では期間限定ではあるが、味方の旗艦に乗り込み、乗組員との簡単な会話を交わす事もできる。孤独な戦いの多かったシリーズだけに、ホッとする場面でもある。
--味方艦の中でも、時期的に少ないがそのまま武器を使用できる。武装した兵士は無言でビームを跳ね返すが、武装していない作業員に撃ち続けると…
''その他''
-本作ではビームの切り替えが無く、ビーム自体に様々な性能が追加される形式となっている。他にもパワーボムやチャージコンボ((前作にもあった、チャージビームとミサイルの同時攻撃。威力は非常に高いが、特定のビームのチャージコンボは癖があって使いづらかったりする。))などが軒並みリストラされている。
-特典の入手条件は、ゲーム中各所で手に入れられるクレジットと呼ばれるアイテムと引き替えにして入手できる。しかもクレジットの種類は赤・青・金・緑があり、それぞれ入手条件が全く違う。
--尚、クレジットを集めて入手できる特典の中にはスターシップ内にぶらさげるMii人形もある。
-本作から周回プレイにも対応し、同じファイルでスキャンしたログや取得したクレジットなどを引き継ぎつつ2周目もプレイ出来る。また、難易度も3段階になった。
--この仕組みは「Wiiであそぶ」リメイク版『1』『2』にも採用されている。
**その他の評価点
-前2作同様、グラフィックは相変わらず良い。
-BGMの評価も高い。特にランダス戦のBGMの人気が非常に高い。
--前作で使われたBGMを流用しているものもある。
**難点
-緑クレジットはフレンドとの交換で入手できる。つまり''本作を遊んでいる友達のいない人は全ての特典を入手できない''。
--緑クレジットに対応したおまけは一部の設定資料、ジオラマ、画面写真撮影ツール、スターシップに飾れるMiiの首振り人形などで、本当にオマケと言える程度の物なので、普通にゲームを遊ぶ点では問題ない。
-ロードが長く、多い。扉を開けるのにも時間がかかり、待っている間に敵の攻撃を喰らうことも。
--もっとも、この問題点は初代から指摘されていたのだが。
-キャラクターが多く登場してしまったことで、メトロイドシリーズの醍醐味の一つでもあった「孤独感」が薄れてしまっている。そのキャラクター自体も癖が強いデザインで好みが分かれる。
--しかし同胞のハンター達が次々とフェイゾンに汚染されて敵になっていくなど、今までのシリーズとは違った醍醐味もある。
**総評
-『[[ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス]]』と同格にするために延期させたというのもうなずけるほど完成度は高く、プライムシリーズの最後を飾るのに相応しい作品。前2作をプレイしたプレイヤーなら買って損はないだろう。
-システム面もWiiの直感操作とマッチしていてとても面白い。
**余談
-後に「Wiiであそぶ」シリーズとして発売された『1』『2』のWiiリメイク版に本作の操作方法が流用されている。さすがに本作のWiiリモコンの機能を生かした操作方法は無いが。
-ちなみに開発者のレビューによると、プライムシリーズはまだこれからも続くらしい。
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