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*現代大戦略EX 【げんだいだいせんりゃくいーえっくす】 |ジャンル|SLG| |対応機種|PC-9801VM/UV以降| |発売・開発元|システムソフト| |発売日|1993年7月| |定価|12,800円| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''| |>|CENTER:[[''大戦略シリーズリンク''>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/2054.html]]| ---- **概要 -戦術SLG大戦略シリーズの集大成。『[[現代大戦略]]』以降、様々な続編を作り上げた本シリーズだが、それらで開発されたシステムを纏め上げ、遊びやすく、歯ごたえも十分なものになっている。 **特徴 -ターン制の戦術SLG。シリーズでは一時、リアルタイム制を採用したものもあったが、本作では遊びやすいターン制を採用している。最大5陣営でプレイする事ができる。基本システムは現代大戦略と同様。街を占領しながら経済力を増し、それにより兵力を増強。敵首都占領を目指す。 --他のシリーズにあった工業力といった概念など複雑な国力の概念は、オミットされ単純化されている。 --同盟システムがあり、プレイ開始前に設定できる。ただ同盟をプレイ中に解消する事はできない。 --敵の首都を占領せずとも、降伏する場合もある。 -兵器は陸海空175種。それまでのシリーズあった兵器の系統は一通り揃えている。中には弾道ミサイルもある。ただIIなどにある工兵はない。生産型は11種類。さらに基本の生産型以外に輸入国として3つの生産型を設定でき、それらの兵器も扱えるため、実質的な生産型の種類はかなりの数となる。 --兵器のパラメーターの種類は従来のシリーズとそう差はなく、経験値や索敵などシステムも継承している。 --弾道ミサイルは目標が長距離だと1ターンで着かずユニットとして残ることがある。その間に逃げたり対空ミサイルで撃ち落とすことが可能。 --長距離砲が誤爆することはなくなった。 -士気の概念があり、戦闘を繰り返すと減っていく。それが0になると戦闘できなくなる。戦闘をしなければ回復していく。 -スタックは限定的だが一応できる。それは街などの地形のみ。街に収納という形でスタックする事となる。収納されたユニットは、損耗の補充、弾薬燃料の補給を受ける事ができる。ちなみに街や空港を占領されるとそこに収納されているユニットは全部破棄される。 -コンピューターのAIのレベルを三段階から選択可能になった。強いAIはなかなか歯ごたえがある。大戦略シリーズはAIが弱い傾向にあり、物量的な面以外ではなかなか強さを感じにくかった。本作はそれがある程度解消され、シリーズ中ではかなり強い部類に入る。 -MAPエディタは当然完備。使い勝手も悪くない。 **難点 -とにかく地味。先発の『大戦略IV』よりも地味な印象を受ける。BGMが複数あるが、落ち着いたものが多い。そして戦闘シーンも相変わらず淡白。それでも以前よりマシにはなったが。 -兵器が微妙に古い。F-22があるのにユーロファイターがないのは残念な所。確かに、ユーロファイターの初飛行は、本作発売の翌年。だが、以前のシリーズでは試作機のロールアウトどろこか、仕様も固まってないような開発段階の兵器をユニットとして採用していた((中には結局日の目を見なかった兵器もあった))。それを考えると少しは遊び心が欲しかった。 **総評 それまでの大戦略シリーズの集大成であり、原点回帰とも言える作品。本作までのシリーズでは、リアルタイム制や、一連もマップをクリアするキャンペーン制を導入したりと、様々な試みが行われていた。複雑化し、ややマニア向けに傾いたゲーム性をリセットし、あくまで遊びやすさを追求するためシステムを整理しなおした点は大きい。
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