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*マリオカート7 【まりおかーとせぶん】 |ジャンル|レース|&amazon(B005TESN24)|~| |対応機種|ニンテンドー3DS|~|~| |発売元|任天堂|~|~| |開発元|任天堂、Retro Studios|~|~| |発売日|パッケージ:2011年12月1日&br()ダウンロード:2012年11月1日|~|~| |価格|4,800円(税別)|~|~| |プレイ人数|1~8人|~|~| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|~| |>|>|>|CENTER:''[[マリオシリーズ・関連作品リンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/342.html]]''| #contents(fromhere) ---- **概要 マリオカートシリーズ7作目。~ シリーズで初めてタイトルにナンバリングが冠され、タイトルにハード名が含まれないのは『マリオカート ダブルダッシュ!!』以来。~ DSやWiiと同様、新コース16コースと旧作からクラシックコースとして16コースの計32コースを収録。~ ---- **特徴 -''空中や水中の走行'' --今作最大の特徴。前作まではジャンプする程度だったり、入るとジュゲムのお世話になる場所を走行(飛行)可能。 --''空中'' ---コース中にある青いボード「グライドボード」の上を走るとグライダーを展開して空中を飛行可能。 ---車体を上げるとスピードは落ちるが高度が上がり、車体を下げるとスピードが上がるが急降下する。 ---グライダーなので次第に高度は落ちていくが、コース中の仕掛けやキノコで高度を上げることも可能。 ---コースによってはうまく利用すればショートカットを狙うことも出来る。 ---なお、飛行中に攻撃を受けると落下してしまうので相手のアイテムに注意が必要である。 --''水中'' ---マップ中で薄い青で示された水路部分に入るとスクリュープロペラで水中を走れる。 ---ややスピードが落ち、ジャンプに慣性がかかるなどの挙動の変化がある。 ---陸上と異なり、軽量級の方が重量級よりも最高速が高い傾向がある(パーツにもよるが)。 -''パーツの組み合わせ'' --今作もう一つの目玉。キャラクターと3つのパーツを組み合わせて自分に適した性能のマシンを作れる。 --パーツはコイン(後述)を集めたり特定の条件((一応コインでも入手は可能。凄まじく時間がかかるが・・・。))やすれちがい通信で入手することが出来る。 --''フレーム'' ---マシンの基本となる部分。これとキャラクターの性能でマシンの性能がほぼ決まる。 ---特定のキャラクターが乗るとボディカラーが変化するものもある。 --''タイヤ'' ---最高速やハンドリングなどの性能を左右するパーツ。 ---その他オフロードや水中での操作性も決まるほか、ミニターボの持続時間などにも影響している。 --''グライダー'' ---空中での飛行性能を左右するパーツ。 ---個性的なデザインが多いが、性能が異なるものが少なくあまりレースには影響しなかったりする。 -''キャラクター'' --ヘイホーが正式に使えるようになった((今までのシリーズでも限定された条件下なら使用可能。))。また、ハナチャン、ハニークイーン((もちろんカートに乗れるぐらいのサイズになっている))、メタルマリオ、''ジュゲム''((当然ながらレースの運営をしているものとは別の個体。よく見ると甲羅の色が違う))が初参戦。 --最初から使用可能なのは8人だが条件をクリアすると増えていき、Miiも加えて計17名が使用可能。 --軽量級、''やや軽量級''、中量級、''やや重量級''、重量級の5段階。 --重さが同じなら異なるキャラクターでも性能差はない(前述のパーツの組み合わせで差別化可能だが)。 ---ただし重量級の中でメタルマリオは他のキャラクターより若干小さいため、その意味で有利とも言える。 --軽いと加速やハンドリングが、重いと当たり強さや最高速が高いのは近作でも同様。 --ちなみに今作のMiiは性別や体格に関わらず中量級扱いになっている。 --余談だが、ロゼッタとMiiの声が変わっており、Miiは『ヤッピョー』『ミッピョー』といった感じになっている。また、ロゼッタはチコが付いていない。 -''ドライバー視点操作'' --レース中に十字ボタンの上を押すことでドライバー視点に切替可能。 --さらにこの状態で本体を動かすことで自分でハンドルを動かすような操作も可能。 --この操作に関連して、HORIからハンドル型アタッチメントが販売されている。~ グリップ感の向上に一役買っているので、ジャイロ操作を使わずとも愛用するユーザーも多い。 -''その他'' -1周が非常に長い代わりに1周のみでゴールというコースが初登場。 --同じ場所を通ることがないため、それに応じてアイテムを設置するなどの戦略が必要。 --これらのコースでは「セクション」で区切られ、3セクション目ではファイナルラップ同様にBGMが流れる。 -COMがアイテムの使い方や、ショートカットを狙うなど、以前の作品とは比較的に強化された。 --アイテムの使い方は、単品のアイテムを防御に使用したり、アイテムを装備しながらスピードを落とし、接触によるダメージを狙うなど。 ---だが、コースアウトから復帰した瞬間にサンダーを撃つ、他プレイヤーの移動先を予測してボム兵を投げるなど、人間が行うには難しいプレイも行うため、この点は賛否両論である。b --ショートカットを狙うのは厄介になったとも言えるが、ダートなどに突っ込み明らかに遅くなることもあるので一概には言えない。 ---バグやアイテムを使ったものや、非常に高度なテクを使ったものは使わない。 -一部のクラシックコースに仕掛けの追加や変更が加えられている。 --具体的には「Wii メイプルツリーハウス」などのWii版に登場したコースのハーフパイプの撤去や、&br;「SFC マリオサーキット2」の立体交差ジャンプ台にグライドボードが追加など。 -『[[Wii Sports Resort]]』等で登場した「ウーフーアイランド」がコースとして登場。 --昼間を走る「1」と、夕方に別ルートを走る「2」が存在し、2はシリーズ初の「スタートとゴールが異なる」コースとなっている。 -シリーズの名物コース、''『レインボーロード』が初めてリメイクされた。'' --リメイクされたのは『スーパーマリオカート』のもので、床に赤い部分がないことなど多少違いはあるが、&br;『アドバンス』のものと異なり背景やスーパードッスンなどは忠実に再現されている。 -レース中、1位になっているとパーカッションが流れる。 **インターネット対戦 ニンテンドーネットワークにより、今作もインターネット対戦が可能。~ 最大8人のレースだが、選べるコースに制限はなく、バトルゲームもちゃんと遊べる。~ 参加時にレース中だった場合は、観戦して待つことが可能。~ -''せかいのだれとでも'' --その時にニンテンドーネットワークに接続している人と対戦可能なおなじみの方法。 --対戦相手は自分とVRの近い人が選ばれやすい。 -''フレンドやライバルと'' --対戦経験のある相手や、3DSフレンド登録した相手がオンライン対戦をしている場合に合流してレースを行う。 --すれちがい通信した事のある人でも可能。 -''コミュニティ'' --今回追加された仕様。 --一人につき8つまでコミュニティを作成可能で、コミュニティに登録した人と対戦できる。 --作成時にアイテムの出現の有無や排気量などのルール設定が可能。 --公式のコミュニティも存在する。 **新アイテム 今作で追加されたアイテムは全部で3つ。新登場ではないがコインもここで記述する。~ Wiiで初登場したきょだいキノコ、POWブロックは続投されず。~ -''ファイアフラワー'' --いままで登場しなかったのが不思議なアイテム。 --ファイアボールを投げてライバルをスピンさせたり障害物を破壊することが出来る。前後に撃ち分け可能。 --10発撃つか使用してから一定時間経過するまでは効果は持続するが、効果中は他のアイテムを入手できない。 --効果は異なるが、ファイアボール自体は『ダブルダッシュ!!』以来の登場。 -''スーパーこのは'' --使うと一定時間カートに尻尾が生える。 --尻尾はLボタンで振り回すことでライバルをスピンさせたりアイテムや障害物を破壊したり出来る。 --アイテムボックスやコインにも効果があり、入手したとき同様に一定時間消失させられる。 --効果中は他のアイテムを入手できないほか、スピンしたり真後ろから攻撃を受けるとスピンしないが消滅する。 -''ラッキー7'' --使うと7つのアイテムが自分の周囲を回る。 --回るのはアカこうら、ミドリこうら、バナナ、ボムへい、ゲッソー、ダッシュキノコ、スーパースターの7種類。 --対戦でルールを設定していても出現し、その場合は設定したアイテムだけが周囲を回る。 --回っているアイテムは正面に来たときにLボタンで使用可能。何もない場合は正面に近い物が使われる。 --回っている状態でも攻撃や防御が可能だが、スターやキノコにライバルが接触すると利用されてしまう。 -''コイン'' --アイテムボックスからの入手ではなく、路上に置かれているものを拾うことで入手する。 --初登場ではないが、通常のレースに登場するのはアドバンス以来。3Dマリオカートとしては初。 --拾うと最高速が上がる他、拾った瞬間に一瞬だけ加速が可能。 --最大所持数が10枚で、拾ってもアイテムボックスのように時間経過で復活する。 --スピンした際に落としてしまうのは過去作と同様だが、今作では消える前なら拾える。 --コインがないと敵カートに衝突しただけでスピンする、といった要素はなくなった。 --タイムアタックとコインバトル以外では、ゴールした時に持っている枚数が積み立てられ、一定枚数で前述のパーツがもらえる。 -また、トゲゾーこうらの動きが、プレイヤーのやや上空を飛ぶ動きから、コースの中央を走り((使用した時点でまだゴールしていないプレイヤーのうち先頭のプレイヤーが通った場所をなぞるようにも動く。))、接触したカートを吹っ飛ばす動きになった。 **評価点 -良好なゲームバランス。 --キャラクターとパーツの組み合わせにより、自分のスタイルに合わせたセッティングが可能。&br;DSやwiiのような極端に強い組み合わせも無いため、自分のスタイルを研究して腕を磨けば誰でも勝つことが出来る。 --直ドリやウイリー、Wii版のような凶悪なアイテムといった要素もないため非常に安定している。 -安定したフレームレートと個性的なコース。 --60fpsで滑らかに動き、キャラが入り乱れるなどの状況でも安定している。さらに''3D機能をつけても安定する''。 --プクプクの泳ぐ水中を走る「プクプクラグーン」や近未来都市を走る「ネオクッパシティ」など個性的なコースは今回も健在。 -充実した対戦モード。 --DS版と異なり8人でのレースであり、現段階ではいわゆるチーターとマッチングすることもない快適な環境により、非常に楽しみやすい。 --前述のコミュニティなどもあるため、ルールを決めて対戦しやすくなった。 -タイムアタック要素も充実。 --すれちがいやいつの間に通信で毎日新しいゴーストが送られてくる。 --もちろん併走も可能なため、一人で寂しいタイムアタックも色々な人と楽しめる。 **問題点・賛否両論点 -''「ウーフーアイランド2」の致命的なバグショートカット。'' --今作で最も批判される点で、''成功すればセクション2をほぼまるまるカット可能。'' --インターネット対戦でこのコースばかり選ぶ人間は高確率で使用するため、''ウフカス''と呼ばれ蔑まされることも。 ---VRが低い場合は知らない人も多いため嫌がらせと化し、高い場合は殆どのプレイヤーが使うため、あまり意味を成さない。 --一応「ウーフーアイランド1」や「GBA クッパキャッスル1」にもあるが、難易度が高くそこまで稼げないためあまり批判はされない。 --2012年5月15日より、&bold(){パッチ配布によりこれらのバグの修正が行われた。} --パッチをDLしなければインターネット対戦に参加すらできないため、''ウフカス''と呼ばれた連中は根こそぎ消滅することとなった((パッチ配布直後は直り具合を確かめるかのように問題のあった場所に飛び込む輩が後を絶たず、参加者8人全員が飛び込むというカオスな現場も目撃されている))。 --ただし対応はインターネット対戦のみで、ローカル対戦などでは適応されない。対人戦でネタとして楽しんでくださいということだろうか。 --すでにこのバグを利用したタイムアタックの記録が氾濫しているためかもしれない。 --2013年現在、ネオクッパシティやGC・デイジークルーザーなどで新たなショートカットバグが確認されているが状況が限定され後者は更にカスタマイズすら限定されるためウーフーアイランド2ほど致命的ではない。 -コインが貯まりにくい。 --前述の通りパーツは基本的にコインを貯めて入手するのだが、そのコインが少々貯まりにくい。 --その理由は基本的に1レースで入手できる枚数は最大でも10枚と少なく、パーツを手に入れるにつれ、必要枚数が1000枚近くとかなり多くなるため。 --コースに存在するコインが多くなかったり、アイテム攻撃やコースのギミックは3枚のコインが飛び散り、コースアウトでは3枚のコインをジュゲムに払うため、最大の10枚をクリア時に集められてない事も多い。 --特定の条件を満たしたらたくさんプレゼント、ということもない。 --ただ、グランプリはもちろん対戦でも貯まるため楽しみながら貯める事は可能なのだが…。 -一部のパーツ入手条件が非常に厳しい。 --特殊な入手を要するゴールドシリーズの道のりが非常に長い。コインを大量に集めるか、特定の条件を満たすと入手できるのだが、フレームは廃人レベルでしか手に入らないほど厳しい((VR10,000又はコイン20,000枚。))。 --ただ、現在までにどこまでもやり込める要素が少なめだった本シリーズのため、自分の限界を試すにはちょうどいいと前向きにとらえる人もいるにはいる。 -VSモードの削除。 --これまでの作品にあったCOMの強弱やアイテムの有無を自由に設定して楽しめるVSモードが削除された。 --練習等に使えるありがたいモードであったため、惜しむ声は多い。 -新キャラクターに押されたのか、長らくパーティゲームの常連だった''ワルイージが未参戦''。 --しかも笑えないことに、DSから「ワルイージピンボール」が本作に収録されている。 --インタビューによると、新キャラクターを登場させたかったためとのことで、''「何故登場しないの」という声が非常に多かった''ことも受け止めている。 --元から人気があるとは言いがたかったキャラクターではあるものの、本人が登場しないのになぜ専用コースを出したのか。ワルイージ本人もさぞ無念だったであろう…。 **総評 多少粗はあるもののレースゲームとしての完成度はシリーズ中でも高く、一人でも多人数でも楽しめるゲームと言える。~ **売り上げ 売上はやはりマリオカート、かなり好調であり、順調にミリオンヒットを叩き出した。~ 世界的な不況といわれている中でここまでのヒットを確立できたのは、素晴らしいことだと言えるだろう。 ----
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