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*メタルマックス2: リローデッド 【めたるまっくすつーりろーでっど】 |ジャンル|RPG|&amazon(B005ADFYVM)| |対応機種|ニンテンドーDS|~| |メディア|DSカード|~| |発売元|角川ゲームス|~| |制作・著作|エンターブレイン、クレアテック|~| |開発元|キャトルコール|~| |発売日|2011年12月8日|~| |定価|通常版:6,090円&br()Limited Edition:8,190円|~| |プレイ人数|1人|~| |セーブデータ|3個|~| |通信機能|DSワイヤレスプレイ対応|~| |レーティング|CERO:B(12歳以上対象)|~| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |>|>|CENTER:''[[メタルマックスシリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1011.html]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 1993年に発売された『[[メタルマックス2]]』を基に、『[[メタルマックス3]]』のグラフィック・システムを採り入れ、改良・発展させたリメイク版。 **ストーリー 育ての親でもある“不死身の女ソルジャー”マリアに引き連れられこの町にやってきた主人公。~ マリアはマドの人々から「この町を守って欲しい」という依頼を受けてやってきたが、凶悪な武装組織"バイアス・グラップラー"にかなわず、強大な力の前に何もできず大切な人を失った主人公はマリアの仇を討つべく旅に出ることになる。~ (公式HPより転載) ---- **特徴・評価点・原作からの変更点 ***キャラクターメイキングの採用 -主人公はオープニングで、仲間は序盤のとあるクエストをクリアした際に開放される「ヌッカの酒場」にて、名前・性別・職業を自由に決めることができる。本作では主人公の職業・性別も自由に決められる。 --性別は3の男・女・オカマに加え、第4の性別「麗人」が追加された。こちらは外見は男だが男性専用の装備品を装備できないというオカマと真逆の特徴を持つ。職業はハンター・メカニック・ソルジャーに加え、3で追加されたレスラー・ナース・アーチストの6つから選べるようになった。このうち、ハンターを主人公にすると男女とも専用のグラフィックになる(なお台詞関係の事情もあり、主人公に「オカマ」・「麗人」は選択不可能)。 --メインとは別の職業をスキルとして設定できるようになる「サブジョブ」の導入。ハンターのサブジョブをメカニックにすれば修理可能なハンターになるし、メカニックのサブジョブをメカニックにすることで修理回数の底上げも可能になる。サブジョブは移動中ならいつでも任意に変更可能。なお、戦闘時に効果のあるスキルは基本、セットしてあるサブジョブのもののみ使用・発揮できる((ナースの所持する常道型のスキルが一つだけ、例外的にサブジョブから外しても有効となっている。))。 --原作でイベント加入する男メカニックと女ソルジャーはそれぞれクエストをクリアすることで加入するようになり、「アクセル」・「ミシカ」という固有名と専用グラフィックが用意された。 -もちろん、原作同様に犬も仲間になる。本作では三匹の犬が仲間になり、それぞれグラフィックが異なる。 --主人公と犬だけでフルメンバーのパーティを組むことも可能。通常は主人公を含む人間3人と犬一匹でパーティを組むが、人間を減らせば犬を余分につれていくことができる。なお4人目は犬専用の枠であり、ここを人で埋めた人間4人のパーティを組むことはできない。 --本作ではさらに最大サイズとなった金食い虫を犬枠で仲間として連れ歩けるようになった。ただし3から追加されたポチタンク系を金食い虫は装備できないので、耐久力は厳しい。 ***さらに深まるクルマのカスタマイズ -原作の8台に追加の4台を加えた全12台のクルマを好きに改造できる。 --なお、本作ではレンタル専用のシャシーが存在する。ただ、本作は''レンタルタンクを一台買い取りが可能''(買いなおしも可能)。どこぞの[[2壊>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/493.html]]とは違うんです。 ---レンタル専用シャーシの他に、イリーガルな改造を施された野バス(本来ダブルエンジン非対応の車両だがダブルエンジン化されている)などもある。この中から一つ選べというのは嬉しい悩みである。 ---なおレンタルタンク自体の数も豊富で、プレイ中に息切れしにくくなっている。 --原作では出番の無かったクルマに出番が早まったり、固定兵器が強力だったりなどのテコ入れがなされている。 -本作では穴(武器を装備するための穴)の改造に、シャシーに応じたパターン改造と穴ごとの個別改造を行える。 --パターン改造・個別改造のどちらかでしかつかない特性や固定兵器も存在するため、どちらかだけ行えばいいとは限らず奥が深い。 -3までは弱かったり不可逆改造の影響で邪魔扱いされがちだったりの固定兵器だったが、個別改造などで非常に強力なものがついたりすることもあるため好評。むしろ最強戦車たる要素にすらなる。万が一邪魔になっても取り外し可能なのでありがたい。 -ダブルエンジンと対になるダブルCユニット改造が新登場。主に3ではシングルエンジンで力不足になりがちだった軽車両が改造可能。「迎撃」や「見交わし走行」などのCユニットに付く特性を複数発動できるのが最大の強み。 --軽車両は後述のボーナス付のエンジンを積んでも積載量との戦いになりがちだが、特性を組み合わせることができるためダブルエンジンとは一味違ったカスタマイズが楽しめる。 -エンジンに特性が追加。「カーボーナス」・「タイヤボーナス」など、条件に合致するクルマに積み込むと積載量が大幅にアップする。このボーナスのおかげで、''最大重量90tという馬鹿すぎる重量を誇る最強の主砲も、本作では十分に実用可能品となる''。 --ちなみにこの主砲、レア度最低値の「☆0」でも市販品最高の主砲と同程度の威力を持つ''4連バースト砲''であり、特殊砲弾は全て使用可能、最大装弾数は☆3で100超という何もかもが狂った性能。さらに装備などを整えることで1ターンに''28連射''という容赦ない攻撃もできる(しかも十分実用的)。ガトリング砲の如く叩き込まれる砲弾は一見の価値がある。ちなみに最大は32連射だがここまでいくとバランスが悪くなってしまう。 -さらには3で未実装だった戦車改造の巻き戻しも可能となり、心行くまでクルマのカスタマイズを行うことができるようになっている。 -車両ごとに積載できるアイテム数の制限も、改造によって増やすことができる。しかも枠1つにつき0.01tと極めて軽微である(ただ一度改造すると戻すことができない)。 -戦車ごとに決められた搭乗員数までパーティメンバーを搭乗させることができ、戦闘時はそれぞれのターンでその戦車で攻撃できる。攻撃が1台の戦車に集中しやすくなるが、1台強力な戦車を用意しておけばいいという、防御を捨てて攻撃をとるという選択肢も可能。なお犬も搭乗させることができ、勝手な行動でまだ倒したくない敵を倒してしまう事態を防ぐこともできる(車に乗った犬は一切の行動をしないので、戦闘してほしければ降ろす必要あり)。 ***手ごたえのあるゲームバランス -人間道具の所持可能数撤廃、ポチ専用アクセサリーの登場など、原作から大きくバランスが変化した本作であるが、敵の強さもそれを想定してしっかり調整されている。 -3で追加された奇襲システムで''一部の賞金首が飛び込んでくることがある''。これにより戦闘での緊張感が急増。 --さらにザコの中にもなかなか会えないレア敵がおり、その中には3の賞金首だった敵がザコとして出てくることも。付近の賞金首に匹敵するあるいは圧倒的に凌駕する強さだが、彼らは総じてドロップアイテムが豪華な場合が多い。特にバイオエンジンはうなるほどの潜在能力を持つ。 -賞金首は新旧総じて手ごわく個性的。中でもストーリー上で必ず戦うことになるグラップラー四天王の実力は、2をプレイ済みのプレイヤーでさえ驚愕ものだった((むしろ経験済みだからこそ驚かされる要素も))。なお四天王にはそれぞれジョブ設定がなされており、それに沿ったスキル習得が施されている。 --特に四天王の一人「カリョストロ」はSFC版と異なり、本作では必ず撃破しないと先に進めない中盤の壁として君臨しており、能力も高装甲・高火力の1回戦+戦車のSPをごっそり削る高威力アーチスト特技を習得した2回戦と、その存在感を大幅に増している(加えて戦闘時には初見殺しのトラップ有り)。 --他にも、シャーシをほぼ確実に大破させる「解体」を定期的に使用するブルフロッグ、相変わらずの焼夷性能に加え''ナース''の「禁断の注射器」という即死攻撃や''目からビームを放っての迎撃''を使用してくるテッド様など、強敵が満載。 ---なお、テッド様の名台詞の一つ「まんたーんドリンクっ!」は元々テキスト表示だけで内部計算では回復していなかったが、今作は''本気で回復するようになった''。しかも、回復量が表示される上に最大3回使用して来るという、痛烈なプレイヤーへの精神攻撃となっている。 -堅すぎると不評だった「キラ化モンスター」が弱体化され倒しやすくなった。その一方、こちらから強制的に敵をキラ化するアイテムも登場し戦闘の手ごたえが増している。ちなみに重ねがけも可能だが、HPを''20倍にする''というものもあるので、調子に乗ると途方もないHPを有するようになってしまうので注意が必要。 --なおキラ化させるとアイテムのドロップ確率とレア入手率が上がるので、手間を掛けてでもキラ化する価値がある。ただし、256ターン経過すると絶対不可避のフリーズが起こるので注意。 ***高い自由度と豊富なサブイベント -ゲームクリアの為にこなすイベントは決まっているのだが、そのための道筋はほとんど決まっておらず、プレイヤーの好きなように冒険することができる。一応、各関門を分断する障害として四天王の二人が配備されているが。 --それに合わせて世界各地に様々なサブイベント、すなわちクエストが存在する。これらをやり込むのもよし、ひたすらマリアの仇を追うのもよしと自由度が高い。なお、マリアの過去にまつわるミニイベントがいくつかに追加されている。 ---クエストの確認画面では進行状況の記録が記載されている。デスクルスのイベントのときなど、主人公の洗脳されっぷりがよく分かる。 ---クエストの名前と内容は、映画好きの宮岡氏の嗜好を反映してかメジャーマイナー問わず古今東西の映画を意識している。選択肢次第で爽やかに幕を閉じるものから、グッドにもバッドにも転ぶもの、どう足掻いても後味の悪い終わりを迎えるものまで様々。 ***数々の追加要素 -前述の通りシステムは勿論賞金首、キャラクター、マップ、様々な要素が追加されており、最早原作とは別ゲーといってもいい。しかしそのほとんどが原作の雰囲気を損なわずに魅力を引き立てている。 --原作経験済みのプレイヤーを驚愕させた原作のあるイベントボスや、もう笑うしかないようなサイズのデカ物など、追加賞金首はいずれも癖の強い強烈なメンツばかりである。 -原典では影の薄かったエルニニョに関するイベントが大幅に追加された。また描写不足だったスワンでの決闘イベントもテキストが一新され、辻褄の合う展開になっている。 --それ以外の個所でもテキストが大幅増加している。 -マップ中央部を分断するように新規エリアが挿入されており、原典から施設の位置が移動している例も。 --併せて新ダンジョンも追加されており、そのうちの一つではラスボスのかつての性格を垣間見ることができる。 -タキオンテレポーターと呼ばれるアイテム交換要素があり、『MM3』から特定のアイテムを本作へ移行できる。 --タキオンテレポーターを使用可能になるのは中盤以降であるため、ゲームバランスを壊すような強アイテムを持ってきても(さほど)問題にはならない。また、いくつかの装備は性能が調整されている。また転送1回につき「タキオンマター」と呼ばれる非売品アイテム(特定の地面から拾うか敵ドロップのみで入手可能)を消費するため乱用は出来ない。 -一度遭遇した敵モンスターの情報が記録されるようになり、外見やドロップ情報は勿論、戦闘アニメーションまで再生できる。 -リターンズにもあったアイテム図鑑要素の復活(ただし人間/クルマ装備品限定)。クルマの固定武装も登録されるため、スルーされがちな固定武装にも光が当たりやすい。 -クリア後の特典も多い。 --クリアするたびにハード・スーパー・ゴッドの難易度が追加され、敵の強さや取得ゴールド/経験値が増える。これはいつでも変更可能。 --前の周の主人公とは別の主人公を作れるようになる。この場合は前の主人公がヌッカの酒場に登録されていて仲間に加えられる。これにより主人公グラの男ハンターと女ハンターを同じパーティに入れるということも可能。なお、他のメンバーもクリア時の能力のまま酒場に登録されている(アクセル、ミシカは再度イベントをこなす必要あり)。 --固定だった戦車の位置がシャッフルされるようになり、前周とは違う新鮮な感覚でプレイが出来る。最強の重戦車が序盤で格安に手に入ることも。 --ラスボス討伐時に搭乗していた戦車には勲章がつき、ステータス画面で確認できる。初代にもあった要素であり、古参ファンにとってはニクい配慮である。 -ラスボスの大幅強化。ただでさえ迎撃能力の追加で落としにくいのに加え、オリジナルを経験済みのプレイヤーにとっては''寝耳に水''とでもいうべきサプライズもある。おかげで、「ラスボスはテッドブロイラー」という不名誉な評価を覆した。 --追加された迎撃能力も壮絶な精度であり、バースト系による連射はほぼ無意味。上記の28連射(7連射×4回攻撃)をもってしても4発しか当たらない。 --形態ごとに攻撃や弱点の属性が細かく変化するため、様々な装備を用意する必要がある。 -宇宙砲という特殊な主砲の追加。中盤で入手できるのだが、預けられず、売れず、捨てられず、改造できず、周回による複数入手できず、という5つの制限を持つ。宇宙パーツというアイテムを使用することで、性能が少しずつアップしていき、最終的には威力は低めなものの弾数無限・全体攻撃・迎撃不可・4連射・高クリティカルという、前述の最狂主砲にも負けず劣らずな性能になる。 --但し宇宙パーツの入手率や上昇幅に難があるため、最強宇宙砲の作成は超改造武器2,3個作る以上に手間と時間がかかる。まさに究極のやりこみ要素。 --一つだけ宇宙砲を完全消滅させる方法があるが、これをやると周回しても''再入手不可''。もはやデータを消す以外に道がない。 ***BGM -前作の反省を踏まえてか、音質がかなりクリアになっている。基本的に原典である『2』に忠実でBGMの再現度が高い。またグラップラー四天王には専用戦闘BGMが追加されており熱い。 --戦闘時のイントロも原曲のまま、セーブ時には『2』のアイテム入手SEを使用しているというサービス精神ぷりも光る。 ***3からの大幅な改善 -八方向への移動が可能となり斜め方向が苦にならない。 -主人公含む仲間や戦車へのリネームが本編中も可能になった。ついでに前作では使えかった「ヴ」の字もきっちり追加。ラスボスの名前もそれに合わせて修正されている。 -念願のソフトリセットが搭載されたほか、キャンプキット(移動中に全員の体力を全回復する車載道具)にセーブ機能も追加され、ドロップアイテム選定が多少やりやすくなった(そもそもそんな手間かけさせないでほしい、という意見もあるにはあるが)。 -転送装置がちゃんと終盤の町にも存在する。人間縛りのプレイも安心。 -防御、かばうコマンドの復活。これがなければ原作のオープニングがなりたたないので当然ともいえるが。 -ハンターの新スキル「囮よせ」が便利。「特定の敵を選んでエンカウントできる」という効果であり、敵を求めてマップをウロウロする必要がない(なお成功率は100%でなく、たまに失敗したり奇襲を受けたりもする)。 --ランダムエンカウントの敵であれば賞金首さえ「お取り寄せ」できるため、雑魚をちまちま相手しながら歩き回る必要がなくなった。また、未遭遇のモンスターであっても全てリストアップされる。もうレアモンスターを追いかけることもないし、シグナル弾を使いまくることもない。 ---いささか楽になりすぎな気がしないでもないが、レアドロップなども考えれば妥当と言える。 --なお、海上では使用できないため、ヒトデロンが今作で最難関エンカウントの賞金首となる(このボスも、本作はクエストで大まかな遭遇箇所を教えてくれる)。 --一応、旧作ではほとんど意味がなかったシグナル弾も改良され、マーキングされた位置に行けばほぼ確実にお目当ての敵と遭遇できるようになっている。 -レベル上限撤廃アイテムであるレベルメタフィンの入手難易度が緩和された。 --これに絡んでか、キラ化したマシン系モンスターをメカニックの解体スキルで瞬殺することにより、桁違いの金と経験値を獲得できるようにもなっている。 -鉄くずなど冶金アイテムからのレアメタル出現率が見直され、スーパーレアメタルの入手がかなり楽になった。 -超改造の重量増加が割合(元パーツ重量の+0.04%)から一定(重量に+0.04t)に変更された。これにより軽量パーツを超改造するうまみこそ減ったが、代わりに重量パーツを超改造する意義が増した。 -有名度の値が意味のあるステータスとなり、一定以上の有名度がなければ受注できないクエストもある。また有名度の高さで一部のNPCの反応が変化するようになった。 -敵のドロップ仕様の変更により、落とすアイテムが一度に3種類までとなった。(運次第だが)一度の戦いで賞金首から全種のドロップアイテムをいただけることも。 --加えて、賞金首がドロップする戦車装備のレアリティも変化するようになった。(従来はほぼ固定されていた) ---- **問題点 -前作(MM3)よりも職業間格差が酷くなっている。サブジョブであってもメインジョブとまったく同じスキルが習得可能で違いは高レベル時の使用回数くらいしかない((スキルの効果に差異があるのはハンターとアーチストの多段攻撃のみ。))ため、事実上見た目と装備とステータス成長率でしかメインを選ぶ価値がない。 --特に酷いのがメカニック。彼らの強みは他のジョブに真似できない豊富で優秀なスキルのため、その強みを取っ払われるとほぼハンターの下位互換。 //---他にも能力が平均的過ぎるため器用貧乏になりがちなアーチスト、素早さは高いが耐久力に難があるナース、ステータスは高いが武器に極めて大きな制限があるレスラーなども、このサブジョブによってデメリットを喰う形に。特にアーチストは最大のメリットである超改造が専売特許でなくなっている。 --逆に強すぎるのがソルジャー。もともとは人間武器のプロ、戦車能力は最低と言うタイプだったのだが、今回はレスラーがそのタイプでソルジャーはバイクライダーになっているため、弱点であった運転レベルが格段に成長してほぼ一強と化している。ついでにスキルが強力なレスラーやハンターをサブに設定してやれば、覇王の出来上がりである。 --一方でサブジョブのおかげもあり逆に攻略に支障をきたすほど弱い職業もいないため、普通に攻略する分には好みで職業を選んでも問題ない。 -所詮はサブなためか、サブジョブのレベルは99で頭打ちになってしまい、それ以上はスキルの使用回数を増やせなくなる。 --ただしメインジョブのレベルも通常は99が上限((レベルメタフィンというレアアイテムを投与することで、一つにつき10ずつ上限が引き上げられる。限界は999))で、なおかつレベル60もあれば本編はクリアできる。相当な回り道をしていても70までにはラストダンジョンへ着くし、ラスボスに余裕を持って勝ちたいとしても80を越えることは稀。このためやり込みプレイへ走らない限り、頭打ちの状態へ到達すること自体が珍しい。 -本シリーズの戦車兵器は大きく分けて主砲、副砲、S-Eの三種類だが、このうちS-Eが優秀すぎる。 --この兆候は3の頃からあり、大ダメージをたたき出す多段攻撃、迎撃を無視できる属性攻撃、ザコを蹴散らすための弾数無限攻撃、これら全てがS-Eで賄えてしまうのだ。一応、重量・弾数・穴などで制限はある。 --特殊砲弾を発射可能という特徴があり、「穴1限定で効果のある特性」の恩恵をうけやすい主砲(ただしクルマによっては穴1にS-Eを積める)はまだマシで、副砲は適当なS-Eが見つかれば立つ瀬がなくなりがち。 --このためか、本作で穴1にフリーS-E穴を開けられるマシンが限られており、特にダブルエンジン車で穴1がフリーS-Eのマシンは1台だけである。 -ほとんどの不満点が改良されていながら、満タンサービスだけは「すべての補給箇所を読み上げる」→「すべての補給完了を読み上げる」上にその都度メッセージ送りをしなければならず、相変わらずテンポが悪い。 -新システムのチャレンジハントが空気。特定の敵を一定数倒す、あるいは制限時間以内に一定数倒すことでハンティングレベルが上がっていく仕組みなのだが、多少のお金と有名度が得られるだけ。一応通り名も獲得できるが、一度やれば十分である上、実入りの少なさから2周目以降は無視される運命に。 -3からの不満のほとんどが解消されているのだが、一部改悪になっている部分がある。 --3では飛ばせていたクエストクリア時のファンファーレを飛ばせなくなった。 --自動販売機での商品購入時に逐一購入するか否かを聞かれるようになった。当たりがでるまで購入する際には邪魔になってしまう。 --ヌッカの酒場に預けられるキャラの総数が減少しており、前作と同じ感覚でキャラを作るとたちまち上限に達してしまう。 ***突っ込みどころその他 -前述の通り主人公の性別を選べるのだが、イベントのほとんどが男性主人公を前提としたもので、男女によるイベントの変化は少ない。 --その中でも際立つのが''結婚''。本シリーズ恒例となった結婚EDだが本作では相手は全て女性。そしてここが重要なのだが''女主人公でも何の問題もなく結婚EDを迎えられる''。 ---手抜きともとれるがプレイヤーの間では開き直って受け入れたりネタにしたりして楽しまれている。 -本作で追加された麗人であるが男性キャラのほとんどがごっつい外見のためかなり無理がある。 -本作のネタ戦車はキャタピラが一つしかない一輪戦車。残念ながら3のソイヤウォーカーを越えるインパクトはなかった。なお、''芋虫''みたいな外見に反し、その性能はかなり攻撃的。 --というか''ソイヤウォーカーがぶっとびすぎている''だけともいえる。事実かつては2から存在する野バスの時点で十分ネタ枠と呼ばれていた。 ---なお、野バスは車体が軽く5つの穴全て自由に設定できるという今作最高の自由度を誇る。前述のレンタルタンクのものを使用すれば、それこそ無限大の可能性を持つネタ枠となる。 ---- **総評 メタルマックスとしては勿論、リメイク作としても完成度が高く、かつてGBAで(無断で)リメイクされた『[[メタルマックス2改>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/493.html]]』の悪名を完全に払拭した。&br() 前作で不評だったほとんどの点に手が加えられており、その真摯な姿勢は『[[GOD EATER BURST]]』のスタッフに比肩するほど(企業規模を考えるとゴッドイーター以上)である。そのため続編にさらなる期待を寄せるプレイヤーも多い。 -なお、大手レビューサイト・[[NintendoDS mk2>http://ndsmk2.net/]]のRPG部門における総合点1位(85点)のソフトが本作である。 -出来自体はかなり良いもののAmazonでは限定版も値崩れしていることから、あまり良い売り上げではないようである。 ----
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