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//判定の変更を求める場合はスレでその理由を明確に述べましょう //万が一無視して記事の削除を続けるのであれば規制依頼も検討します *モンスターハンター3G 【もんすたーはんたーとらいじー】 |ジャンル|ハンティングアクション|&amazon(B005LML9ZC)| |対応機種|ニンテンドー3DS|~| |メディア|2Gbyte3DSカード|~| |発売元|カプコン|~| |開発元|カプコン&br()エイティング|~| |発売日|通常版:2011年12月10日&br()3DSLL本体同梱:2012年11月1日|~| |定価|通常版:5,800円&br()3DSLL本体同梱:21,800円(各税込)|~| |プレイ人数|1人(ローカルプレイ時最大4人)|~| |セーブデータ|3個|~| |レーティング|CERO:C(15歳以上対象)|~| |コンテンツアイコン|暴力|~| |廉価版|カプコンプライス:2012年11月15日&br()ROM版:3,800円 / DL版:3,400円|~| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |>|>|CENTER:''[[モンスターハンターシリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/877.html]]''| ---- #contents() ---- **概要・特徴 いまや日本を代表する大人気シリーズとなった『モンスターハンター』の、任天堂携帯機向けとしてはシリーズ初の発売となる作品。~ PSPで人気を得ている『ポータブル』シリーズとは別物で、PS2→Wiiへとプラットフォームを移してきたメインシリーズの続編であり、『[[3>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/727.html]]』のアップグレード版となっている。~ 『3』で削除されていた武器や『[[P3>モンスターハンターポータブル3rd]]』で削除されていたモンスターを追加するなど、両シリーズのいいところを集め不満点を解消することに成功した作品。~ また、初の二画面ハード対応ということで、使用ボタン数はPSPと変わらないもののタッチパネルを活かした新たな操作体系でも高い評価を得ている。~ 発売から1ヶ月で実売100万本を突破し、サード製ソフトとしては初の3DSミリオンタイトルとなった。2012年3月までの国内累計売り上げは、約133万本。~ レイアウト等をWii U向けに最適化したHD ver.も発売されている。 ---- **評価点 -シリーズ誕生当初より難点として挙げられていたカメラワークを、''ターゲットカメラ''と''仮想十字キー''の導入、''拡張スライドパッドへの対応''で大幅に改良した。 --ポータブルシリーズでは、Lボタンに視点リセット、十字キーにカメラ操作が割り当てられており、左手親指でアナログパッドを操作しつつ、人差し指で十字キーを操作し、中指でLボタンを押すという、いわゆる「モンハン持ち」が編み出されていたが、PSPのボタン配置と比べて十字キーとアナログパッドが逆になっている3DSでは、この操作は出来なかった。 --そこで、Lボタンに「ターゲットカメラ」が割り当てられた。これは、ボスモンスターが出現している状態でターゲットカメラをONにしておくと、一度押すとモンスターの方へと視点がリセットされ、二度押すとハンター正面へ視点がリセットされるというシステム(※デフォルト操作の場合)。これによって、十字キーによるカメラ操作なしでも、特に1対1の場面ではスムーズにカメラを調整できる。 --また、下画面に「仮想十字キー」を表示できる。タッチパネルに十字キーが表示され、これによってカメラワークを操作できるというシステム。例えば下画面の右側に表示させておけば、右手でカメラ操作できる。この十字キーは、後述するが位置や大きさを自由に変えられる。これによって、カメラ操作が重要となる水中戦を、携帯機でストレスなく遊べる。 --拡張スライドパッドにも対応している。この場合、右スライドパッドでカメラ操作が可能。また、ZLボタン・ZRボタンに操作を割り当てることが可能。 --従来どおり十字キーでもカメラ操作は可能。 -下画面の活用。 --今作では、下画面を自由にカスタマイズできる。具体的には、従来プレイ画面に表示されていた体力・気力ゲージ、マップ、プレイヤーネーム、アイテムなどを全て下画面に表示できる。パネル形式で自由に配置が可能で、下画面がどのように埋まるかは人それぞれ。また、どれを上画面に映し、どれを下画面に映すかというのも自由に調整可能で、全て下画面に纏めれば上画面は純粋にハンターとモンスターだけが表示されるが、例えばマップだけ下画面に表示、アイテムだけ下画面に表示、といった感じで自分に合わせて変えられる。 --これに加えて仮想十字キーが下画面に表示されているが、これも要らなければ非表示に出来る。 --また、アイテムポーチをタッチパネルで操作できる。 --ターゲットカメラのスイッチもタッチパネルに表示される。ボスが複数いるときは、どちらにカメラを合わせるかをスイッチで操作可能。またこれを使いたくないときはOFFに設定できる。 -武器の復活。 --『3』で排除されていた弓・ガンランス・狩猟笛・双剣が全て復活した。 --『3』で追加されたスラッシュアックスも引き続き登場しており、『P3』と同様にシリーズに登場した全ての武器が登場する。 --一方で、ボウガンは従来どおりヘビィ・ライトの2つに区別されるようになり、扱いも従来のものに準じた(『3』では「ボウガン」で一くくりで、カスタマイズが可能であった)。 -モンスターの復活・追加。 --基本的な世界観は『3』を受け継いでいるが、『P3』で新たに追加されたもの、『P2G』以降削除されてしまったものを多く追加している。 --具体的な例ではガノトトス。『3』では水中戦という新たな要素が誕生したものの、水棲モンスターの代表とも言うべき存在だったガノトトスは削除されてしまっており、ファンの中では、ガノトトスとの水中戦を熱望する声も少なくなかった。それが今作で復活したため、シリーズで初めてガノトトスとの水中戦が楽しめる。 --『P3』の看板モンスターであったジンオウガなども登場する。 --パッケージモンスターにもなっているブラキディオスを初めとして、数体のモンスターが新規に追加されているが、グレードアップ版ということもあってか他作品に比べると新規モンスターは少ない。 モンスターと武器の削除は、『3』での大きな不満点であったため、これらを的確に解消したとして評価が高い。 -美麗なグラフィックと可変フレームレート。 --今作では、3DSのPICA200に搭載された豊富なエフェクト機能を活用して、『3』にも見劣りしない美麗なグラフィックを実現している。もちろん画面解像度という大きな壁は存在するものの、フィールドの質感や、セルフシャドウのエフェクトが活きたモンスターの描写は必見。 --また、フレームレートが従来作品に比べて大幅に上昇しており、特に2D表示(本体の3Dボリューム操作ではなく、ゲーム内のオプションで3D表示を切る)にすると、常時60fpsでの操作が実現している。3Dでも常時30fps以上を実現しており、負荷の少ないフィールド内では上昇するようになっている。 ---オプションで3Dオンの時に本体のツマミで3Dをオフにした場合には画面にアンチエイリアスがかかる。オプションで3Dをオフにした場合にはアンチエイリアスは掛からないが、その分処理が軽くなるために60fps安定ということになるようだ。 -水中戦の復活。 --『P3』では容量の都合上オミットされていた水中戦を収録している。先述の通り、ガノトトスとの水中戦を熱望していたファンには特に好評。 --ただし、水中でのカメラワークについては、拡張スライドパッドがないと流石に難しいという声もある。 --一方で3DSの立体視の導入により、水中戦の難点だった距離感の掴み難さが緩和されたという声も少なくない。 -「すれちがい通信」によるギルドカード交換。 --今作では、3DSのすれちがい通信によって、未プレイ時でもギルドカードを随時交換できる。カードを交換した相手は、ハンターとなってゲーム中に登場する。さすがに協力プレイは出来ないものの、これらのハンター達にクエストを依頼してアイテムなどを持ってきてもらうことが出来るという「ふらっとハンター」が導入されている。従来作品のトレニャー、ニャンタークエストに対応するシステムだが、すれちがうハンターによって入手できるアイテムなども大幅に変わってくる。 ---- **難点 -オンラインの未実装。 --&s(){ナンバリングタイトル(=ポータブルシリーズとは別のメインシリーズ)としては、事実上、初めてオンラインプレイが搭載されなかった。} ---&s(){ただし、今までの携帯機でカプコンが公式でオンラインを実装したことはない。} --&s(){携帯機であるゆえ、カプコンの思惑があったのだろうと理解する声は大きいが、ポータブルシリーズでは現在、PS3を別途用意しなくてはならないが、PS3経由でのアドホックパーティ、あるいは非公式だがXLinkによるプレイが存在しているため、事実上オンラインプレイが可能である。よって、シリーズの中では唯一オンラインプレイが全く不可能な作品となっていた。} --&s(){同時期に発売された『マリオカート7』がニンテンドーネットワーク経由による全世界のプレイヤーとの対戦を実装し、高評価を得ていたという点も大きい。} -''現在はWii Uのローンチタイトルとして発売された『モンスターハンター3G HD Ver.』との専用DLソフトを使うセーブデータ共有機能により、HD版を経由してのオンラインプレイが可能になっている他、Wii U専用ソフトの「パケットリレーツール」を使えば3DSでのオンラインプレイが可能となっている。((但し、3DS同士だけというのは不可能で、参加した部屋の中に一人以上のWii U版プレイヤーが居る事が条件))'' -セーブデータの引継ぎが不可能。 --ハードの都合上こればかりは仕方ないが、『3』からのデータ引継ぎが不可能になっている。~ ただ、『3』からシステム周りが大幅に変更されている事もあり、ハードの壁を抜きにしても[[無印>モンスターハンター]]→『[[G>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/900.html#id_1daff3a2]]』や『[[P2>モンスターハンターポータブル2nd]]』→『[[P2G>モンスターハンターポータブル2ndG]]』のようにそのまま引き継げる状況ではないというのも事実である。 -脅威の「爆破属性」 --本編初登場の属性でありブラキディオスの武器にデフォルトで付加されているほか、スキル「覚醒(属性解放)」を発動させることで一部の武器にこの属性を付加させることもできる。しかしこれがバランスブレイカーになっている。 ---爆破属性の武器で特定回数モンスターに攻撃すると爆破し肉質無視の追加ダメージを与えられる上、この爆発には通常の攻撃同様に怯み値が蓄積する。ボマースキルありならば蓄積値が1.2倍に増加してしまい、大抵のモンスターはこの属性で狩れてしまう。余りの強さのために『P2』の「覇弓」の再来とまで呼ばれている。 ---敵を選ばない汎用性の高さは間違い無いのだが、あくまで状態異常系なため蓄積もランダムで爆破ごとに耐性ができるなど、単純な討伐スピードは適切な属性武器を使用した方が早い場合もある。だが、弱点を突く為に各属性の武器を揃える手間を考えれば、爆破属性の優位は揺るがない。 ---初心者やG級終盤の非常に難易度の高いクエストに対しての救済措置という好意的解釈も存在する。 ---また、この武器を作るための素材元であるブラキディオス自体がかなりの強さである(実際、公式から「MHシリーズ看板モンスターでも歴代最強」と謳われている)ことと、ブラキディオスの素材から作れる防具の性能がやや玄人向けであることから、ある程度は仕方ないという見方もある。~ ちなみにどれぐらい強いかと言うと、DLクエストの一つ、「ジョジョの奇妙な冒険」とのコラボクエスト、「黒曜石は砕けない」がブラキディオス一体のみのクエストにもかかわらず他の同時狩猟クエストを差し置き''歴代最難関クエスト''と呼ばれるぐらい。 #region(なぜそんなに難しいのか?) -元々ブラキディオスは「怒り時の行動パターンに初見で追いつくのは不可能」と言われるぐらい怒り時の行動速度上昇と行動パターン変化が激しいモンスターである。 --しかしこのクエストのブラキディオスは特別調整が施されており、体力、攻撃力、体格が通常より大きいだけでなく''半端じゃなくキレやすくなっているのである。'' ---その怒りやすさ、攻撃がかすっただけで怒りモードに移行し、雑魚にちょっかいをかけられただけでぶちぎれるレベル。もはや疲労時以外は常に怒りっぱなしと思ってもらっていい。 --またそれ以外の要素の補正も難易度を高めている。具体的には… ---攻撃力…元来のブラキディオスの攻撃力はそれほど強力ではない(その代わりかわしにくい攻撃が多い)のだが、''剣士の最高防御力でも一発耐えられれば御の字、ガンナーなら一撃で蒸発''というトンデモ攻撃力に。 ---体力…避けることに専念しすぎると時間切れになりかねないほど多い。ソロならばなおさら。 ---サイズ…最大金冠確定の特大サイズ。このためただでさえかわしにくい攻撃がさらに避けにくく。 --あまりの強さにポルナレフ状態になるハンターが続出。つまり「あ…ありのまま今起こった事を話すぜ!『ブラキに開幕で一撃食らわせたと思ったらいつの間にかブラキが怒り状態になっていた』」。冗談ではなくリアルにこんな感じなので困る。 --しかも専用装備を作るためには最大で''5回''はこのクエストをクリアする必要がある。鬼か。 ---この専用装備「クレイジー・D(ダイヤモンド)」、原作の設定を再現して''味方を攻撃して回復できる''史上初にして唯一の武器である。攻撃力は3Gハンマー中最強であり、会心率もマイナスではないと一見悪くない性能だが、回復量はかなり微小で戦闘中に味方をひるませてまで使用するメリットが薄く、斬れ味がこのランクの武器としては一ランク下であり回復能力の影響か覚醒で属性が発生しないなどと、見た目合わせて作成苦労に見合わない完全な''ネタ武器''である。 #endregion --因みにブラキディオスは爆破耐性が高く爆破属性が効きにくいため、肝心の上記最難関クエストや爆破武器の素材集めには爆破属性があまり役に立たなかったりする。 ---この他、爆破ごとに上昇する耐性の上限が類似の状態異常系である毒属性に比べて高いため、ダウンロードクエストに登場する超強化個体など、相手の体力が高く長期戦を強いられる局面には不向きだったりと、欠点っぽい側面も一応存在する。 -パッケージモンスターであるブラキディオスの扱いが妙に悪い。 --発売前からして「ガノトトスとの水中戦」などに話題を食われており、外見から「エヴァ初号機」などとネタにされる始末。 --本編でもブラキと戦う理由が「火山になんか強そうなモンスターがいるから狩ってこい(意訳)」とかなり適当。しかも緊急クエではなく、単なるキークエ扱い。 --またその見た目にも批判が多い。野生とは思えない光沢のある青い外殻に、人工物のような腕や尻尾の形状。更に粘菌を纏っている姿も野性味がないと評価されることも多い。 ---実際、デザインは「ミサイル」を意識したとのこと。ちなみに、その頭殻の形状から50体討伐すると称号「リーゼント」が得られる。 ---とはいえ実際の実力は、上述したように歴代パッケージモンスターでも上位に食い込むほどである。馬鹿にしていたハンターが一瞬で蒸発させられたことは言うまでもない。 --これは余談になるが、影が薄い影が薄いと言われ続けた結果、ついに海外版である『MH3U』では''パッケージからリストラされてしまった''。 ---代わりにパッケージを飾ったリオレウスはこれで通算''5度目''の登場である。哀れ…。 -ティガレックスのリストラ --リオレウスと並んでMHシリーズを代表するほどの人気者に躍進、『[[メタルギアソリッドPW>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1472.html]]』にゲスト出演までしたティガレックスがまさかの不参戦。同じ『P2』系統からでもナルガクルガの場合は続投した上に希少種まで生み出されたというのに、これに落胆したプレイヤーは数知れず。 --批判の声が多いことを考慮してか、ギャラリーにはあらかじめティガレックスを前面に押し出した次回作のコンセプトムービーを収録しているが「だったら最初から今作に出せよ」という声も多い。 --しかしながらティガレックスは前作『MHP3』の時点で救いようの無いレベルの弱体化補正を受けてしまっており、かつて彼によってトラウマを植え付けられた多くのハンターを失望させたという悲しい過去がある為、P3仕様で出されるくらいならいっそいない方がいいという意見も少数だが存在する((攻撃判定が大幅に狭まり、近接武器にとっては隙にしかならない踏み込み回転攻撃の追加および多用、疲労時には突進攻撃時に大剣の溜め3が入るくらいの隙をさらし、亜種で追加された大咆哮も威力すら高いものの、使用前に低ダメージの転倒やられを伴うジタバタ移動を繰り出したり攻撃判定が短かったりするなどまともに喰らう方が難しい))。 --セブンイレブンでのコラボレーションでは『3G』未登場モンスターの中で唯一顔を出していた。 -悪質なバグの存在。 --''ピアスバグ''と呼ばれるバグが存在する。これは、「団長船の強化材」を入手した後では、「剣聖&増弾のピアス」が入手できなくなる、というフラグ管理ミスによるバグ。 ---しかもこの「団長船の強化材」は、プレイ開始後かなり早い段階で容易に入手できる。逆にピアスはほぼ終盤まで行かなければ入手できない。入手は任意とはいえ、このバグの存在を知らないプレイヤーが敢えてスルーするメリットは皆無。多くの被害者を生みだした。 ---カプコンは長らく調査中というお知らせ一つの姿勢を貫いてきたが、2012年5月16日にアップデートで修正パッチを配信開始して対応した。 --また、''テーブルバグ''と呼ばれるものも。テーブルとは要は乱数表で、ランダムに入手されるアイテムなどを決定する基準である。『P3』では、ゲーム起動時に、用意されているテーブルの中から1つが選び出され、以降再起動するまでプレイする中で、お守りや特定の素材等アイテムを入手して行くときにはこの乱数表に従ってアイテムが与えられる。 ---『3G』では初期セーブデータ作成時にテーブルが決定され、『P3』のようにゲームを再起動してもテーブルが変更されなくなった。 ---プレイヤー間の差を出すためにわざとこういった仕様にしているゲームは他にもあるため一概にバグとは言い切れないのだが、次のような極端な例が存在してしまっている以上、バグとして認識されても仕方のない点であると言える。 ---テーブルの中に「&bold(){はぐれテーブル}」「&bold(){死のテーブル}」と俗に呼ばれる、&bold(){お守りの出現数が極端に少ない悪質なものや武具作成に必要な素材が絶対に入手できないもの}が存在するもので、具体的には全てのテーブルの中で&bold(){5つ}存在する。もしセーブデータ作成時にこれらのテーブルになってしまった場合、&bold(){未来永劫お守りが54or200種類しか出ないor特定の武具作成が出来ないセーブデータ}と化す。『3G』のテーブルは変更不可能だからである。 なお、上記テーブルに関してのカプコンの公式見解は今現在はない。 //---かつて『P3』でも問題になった点なのにむしろ悪化している。 //--バグの内容もさることながら、カプコンの対応にも、批判や不安視の声が大きい。 //---かつて『P3』で&bold(){オートガードガンランスや端材バグを仕様と言い切った過去}もある。もっとも、『P2G』や『MHP』の「一対の巨影」等でのバグはバグとして認めており、プレイヤーの操作によって回避可能なもの(=前者)は仕様と言い切り、不可能なもの(=後者)はバグとして認めるという一応の区切りはつけている。が、&bold(){バグと認めたからといって別に修正策を打ったことがない}のがカプコンである。 //「企業問題は扱わない」のwikiルールに従ってコメントアウト。「現状どうなっているか」の点だけは大事なので、その点だけは記述を残す。 現在ならば有志の手により、狩猟船の持ち帰ってくる素材を元にした判定ツールが開発されている。これからプレイしようと考えている人は、以下のサイトを参考にした方がいいだろう。(テーブル11、12、15~17が危険なテーブル)~ [[判定ツール>http://www.hayasoft.com/chisamin/mh3g/tsearch.cgi]] -上の2つは回避不可能なので非常に性質が悪いが、ほかにもこんなバグがある。 --バグマイセット。 ---本作のマイセットは1ページ8セット×3ページの24セット。ページ切り替えはタッチパネルか、十字キーで行う。~ この際9~16番目のセットを表示している際に、17~24番目のページへの切り替えをタッチパネルと十字キーで同時に行うと、''存在しない25~32のマイセットが表示される。''~ このマイセットは武器を防具として装備していたり、明らかにおかしいだけではなく内部データを直接いじることが可能なため、''最悪復帰不可能な事態に陥る''。~ 実行する際は自己責任で。 --ジンオウガのヘビィボウガンバグ。 ---ジンオウガ系列のヘビィボウガンを装備した状態で、加工屋でナルガクルガ系列のヘビィボウガンの外観をXボタンで確認しようとすると''ゲームがフリーズする''。~ ホームボタンによる操作も通用しない完全なフリーズ状態であり、セーブデータに悪影響を与えたという報告もある。~ 幸い(と言うべきなのか)ジンオウガのヘビィは''産廃''と言われるぐらい微妙な性能で無理に生産するメリットがほとんどないので、偶然遭遇する可能性は低い。 --これら以外にも大小多数のバグが存在する(中にはモンスターを倒さずクエストクリア、と言った得なものも)。 --バグではないものの設定ミスと思われる異常な必要素材も存在する(上位素材を要求する下位装備、G級素材を要求する上位装備など)。 ---最たるものはペピポパンプキンという素材に関連した一連の装備。希少交易でしか入手できなくなったのでMHP3より入手難易度が上がったにもかかわらず、要求数が異常に多い。 ---防具一式に20個以上要求されるのに、手に入れるにはモガの森でジンオウガやガノトトス、ブラキディオスといった強豪どもを乱獲する必要がある。 -水中戦の仕様。 --仕様そのものは『3』と変わっていない。多少は緩和されたものの距離感のつかみ難さは変わらず存在しており、未だ水中戦を避けるプレイヤーも多い。 --ターゲットロックオンで向きを合わせられる分マシにはなったが、仮想十字キーによるカメラ操作には限界があるという声もある。 --画面が小さくなったせいか以前より見にくくなったマップも。特に水没林の一部エリアは視界が悪く戦いにくい。 ---ただし、そういう視界の悪いエリアほど、3DSの裸眼立体視表現が活き活きしていたりもする。 --拡張スライドパッドがあればZL、ZRボタンが使用可能にもかかわらず、これの機能を『3』と同じ(水中での上下高速移動)に使えないのも問題。 ---本作の上下高速移動は『3』に慣れている人ほどやりにくいものがある。なぜ『3』に合わせてくれなかったのだろうか。 -モンスターの行動パターン。 --従来の作品の比べるとモンスターに隙が少ない。従来のモンスターハンターシリーズはモンスターの行動の隙をいかに突いて攻撃していくかという駆け引きも重要だったため、古参のファンには不評な面も。 --スタッフがジンオウガ亜種について「原種は攻撃後に敢えて大きな隙を曝すことで、プレイヤーに反撃するタイミングを掴ませて攻略しやすいキャラにしていたが、亜種は逆にこうした隙をなくすことで、プレイヤーにまた一味違った戦闘を味わってもらうことを念頭に生まれた」「誰もが嫌がる蝕龍蟲弾の完成です(笑)」とニンドリ内でいっていたことから、更に反感をうけることとなった。 -説明書が薄い。 --3DSの説明書の小さな面積にもかかわらず、一つのページに2種類の武器の解説を載せるなど相当無茶をやっている。このため、武器ごとの基本的な立ち回りや、水中でのアクションのつながりの変化などが解説されていない。 --3DSのゲームにはホームボタンからいつでも閲覧できるゲーム内説明書が付属している例が結構あるのだが、それもない。 --最大の問題は『P2G』から追加された「大連続狩猟クエスト」について''説明書でもゲーム中でも説明されないこと''。このためこのクエストについて理解できないプレイヤーが多発した。 ---なお、細かい武器の繋がりや大連続狩猟クエストについての詳細な説明はオンライン説明書に書かれており、ゲームに付属する説明書でも「詳しい解説はオンラインで確認してください」と書かれている。…ネット環境がない人はどうしろと? //説明書が薄い事は事実なので復帰。項目ごと削除するならその理由を説明してください。 ---- **総評 任天堂携帯機初のモンスターハンターとして大きな期待を受け、見事それに応えたというべき良作。~ 発表から発売まで約3ヵ月と極端に短かったものの、大きな売り上げを記録した。~ 一方で擁護しがたい難点もあるものの、カメラワークなど従来作品で批判の的となっていた部分に、ニ画面という新たなハードを活かして切り込んでいった姿勢も評価されている。 ---- **余談 -「セーブにかかる時間が長すぎる」という不満がしばしば聞かれるが、これはゲームそのものの問題というよりも、3DSに最初から付属しているSDカードが微妙に安物なのが原因らしい。 --このためSDカードを高級品に差し替えると、目に見えてセーブ速度が上がる。またSDカードに保存されるのはすれ違い通信に関する情報だけなので、すれ違い通信をする気がないなら最初からSDカードを抜いておくという手もある。 -基本的なストーリーは『3』から全く変更はない(上位突入後除く)が、『3』のキーワードであった「地震」という単語は全て「地鳴り」に置き換えられている。 --発売年に発生した東日本大震災への配慮であろう。 ---- *モンスターハンター3G HDver. 【もんすたーはんたーとらいじー えいちでぃーばーじょん】 ※3DS版と同じ情報は省略します。 |対応機種|Wii U|&amazon(B009PJRXHU)| |発売日|通常版:2012年12月8日&br()ダウンロード版:2012年12月27日|~| |定価|通常版:4,800円&br()ダウンロード版:4,300円&br()Wii Uプレミアムセット:38,850円(各税込)|~| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| Wii Uと同時発売されたMH3GのHD対応バージョン。~ 本体同梱のプレミアムセットの他、ダウンロード版も発売されている。 **特徴・評価点(HDver.) -過去最高クラスを誇るグラフィック。 --元々のグラフィックレベルの高さに加えてWii Uのマシンパワーが合わさったことで、フロンティアなどを含めた関連作品全てでも最高のグラフィックを実現している。 ---3DSではわかりにくかったグラン・ミラオスのマグマの形や、ナバルデウスの光を反射する背景などがよくわかるようになっている。 --こちらは少しわかりにくが、実は効果音も手が加えられている。 ---弓で堅い部位を撃ってみるとよく分かる。3DS版では弾かれ音がオミットされていたが、Wii U版では弾かれた際音が鳴るようになっている。 -オンラインプレイ対応。 --3DS版の大きな問題点とされていたので、これは大きい。また評価点として''プレイ無料''である。 ---ネットを通じたオンラインプレイ以外にも、3DS版を持っているプレイヤーとの通信プレイも可能である。 -インターフェースがテレビ用に作り直されており、見ていて邪魔にならないようになっている。 --…本来なら評価点と言うより''移植するならやって当たり前''のことなのだが、やはりMHP3のHD版の不評が大きいか。 -様々なコントローラーに対応しており、自分のプレイスタイルに合わせて操作方法を選べる。 --またアップデートにより、Wii Uゲームパッドオンリーでのプレイが可能になった。これにより、''据え置き機なのにテレビなしでプレイ可能''である((ただし、ゲームパッドのみでプレイすると当然ながらタッチ関連の機能は使えなくなる。))。 --クラシックコントローラーProを使えばモンハン持ちも可能。Pシリーズから入った人も安心である。 -オンラインアップデートに対応しており、不評点についてはかなり素早く対応されている。 --アップデートでUSBキーボードに対応したのは大きく、チャットがかなり楽になった。 ---チャット機能自体も改善が行われており、当初は「亜種」などの頻繁に使う言葉が一発変換できなかったが、現在は記憶機能が追加されている。 --さらになんとパケットリレーツールというソフトをWii U側にダウンロードすることで、3DS版しか持っていなくともWii Uさえあればネットワークモードがプレイ可能になった。ただし、ルームの新規作成は出来ないので完全に同じ機能が使えるわけではない。 -3DS版の一部のバグが対処されている。 **不評点(HDver.) -ディスク版では装備品の外見確認、ふらっとハンターの読み込みなどで数秒ロードが入ってしまう。 --ダウンロード版なら問題ないが、こちらは容量が''6GB''と非常に大きく、ベーシックセットのWii Uでは''外付けメモリーなしではダウンロード不可''。 //-''実は完全なHD対応ではない''。 //--40fps前後であり、60fpsには達していない。規格上は間違いなくHDであるし、よほど気にしない限りは文句なしのレベルではあるが…。 //意見箱にてfpsが60に達してないのがなぜ「完全なHD対応ではない」のか意味不明と指摘。ちゃんとした解説の提示を求めます。 -操作系統はPシリーズの物のみであり、旧シリーズの右スティックメインの操作には対応していない。 --右スティックのない3DSでは仕方がないにしても、Wii Uなら問題なく使えるはずである。3には用意されていたのだが…。 -一部のバグは全く対処されていない。 --特にテーブルバグは対処なし。なんらかの対応がとられるのでは?と期待していたハンター達をがっかりさせた。 **総評(HDver.) Wii Uの性能を存分に活かしきった内容であり、各種アップデートも好評。~ またオンライン対応であることから、見知らぬ狩友とさらに遊び尽くせるようになっている。
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