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ソニック・ザ・ヘッジホッグ3」(2014/02/11 (火) 20:12:01) の最新版変更点

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本項目では続編である『ソニック&ナックルズ』についても解説します。 //『3』を語る上ではどうしてもはずせないとは思いますので、この構成にしてみました。 *ソニック・ザ・ヘッジホッグ3 【そにっく ざ へっじほっぐすりー】 |ジャンル|アクション|&image(http://vc.sega.jp/vc_sonic3/package.jpg,width=140)| |対応機種|メガドライブ|~| |発売元|セガ・エンタープライゼス|~| |開発元|ソニックチーム、STI|~| |発売日|1994年5月27日|~| |定価|5,800円(税別)|~| |配信|バーチャルコンソール&br()2007年8月21日/600Wiiポイント|~| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |>|>|CENTER:''[[ソニックシリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1023.html]]''| **概要 -すっかりセガの顔となった超音速ハリネズミ『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』のシリーズ第四作。((本作と『2』の間に『ソニックCD』がリリースされている。)) -本作では、前作の最終ステージであったエッグマンの空中要塞「デスエッグ」が墜落した浮遊島「エンジェルアイランド」から冒険が始まる。 -今作で頭が固く一本気なハリモグラ「ナックルズ・ザ・エキドゥナ」が初登場した。 **特徴 -新しいアクション。 --本作ではソニックに空中でさらにスピンして一瞬だけ一回り広い範囲を攻撃するWスピンアタック+3種類になったバリアごとの固有攻撃が可能となった。~ テイルスはジャンプ中にヘリテイルが可能でパートナーを引っ張っていけるようになり、飛行と同等の能力を持つ泳ぎが出来るようになった。 --テイルスの能力はもちろん、持久戦となりやすいボス戦ではソニックの能力も侮れない物となっている。 -バリアに属性が追加された。 --フレイムバリアは炎系の攻撃を無効にできたり、マグマの上を歩ける。本作では火炎放射のトラップが多く、その上ボス敵のブースターにもダメージ判定がある為非常に強力だが、水に入ると消えてしまう。 ---固有アクションは真横に突進するダッシュ。空中での横移動が弱いソニックにはかなり役立つ。 --アクアバリアは水中で息継ぎが不要になり、水に入っても消えない。ソニックプレイヤーならありがたみが身にしみて解るバリア。 ---固有アクションは地面に急降下するバウンドアタック。反動が普通にジャンプするより高いため移動にも使え、敵を使えば大きくジャンプできる。 --サンダーバリアはリングを吸い寄せ、電撃を無効化する。リング=体力と言ってもいい本シリーズでは地味ながら優秀と言えるバリアだが、これも水に入ると放電して消えてしまう。 ---固有アクションは2段ジャンプ。縦横斜めのどれにも対応できる万能なアクション。 -ボーナスステージの導入。 --一定数リングを持った状態でチェックポイントを通過すると、前作のスペシャルステージの様に光の輪が現れ、ボーナスステージにワープする。((実はスーパーソニックを解除する数少ない手段の一つでもある。)) --スプリングやバンパーを使って、ハンドルを回して出てきたカプセルを取るとリング、バリア、1UPなどが入手できる。 -セーブ機能。 --6個までファイルを作成でき、新しいゾーンに行った際やカオスエメラルドを取った時にセーブされる。クリアしたデータならステージセレクトも可能。ただし操作するキャラクターは変えられない。 ---操作するキャラクターはソニック&テイルス、テイルスのみ、ソニックのみの3パターンから選択可能。 -難易度の調整。 --全体的に難易度はやや抑えられている。具体的には雑魚敵の数が比較的少なくなった、スペシャルステージの突入方法が変更((1・CDはリングを50枚持ってゴール、2は50枚持ってチェックポイントを通過、本作はステージのどこかにあるスペシャルリングに触れる。ステージ内にいくつもある為、純粋にチャンスは増えている。))、前述の新アクションやアイテム、セーブ機能など。 -2人プレイの実装。 --ソニックCDでは省略されていた2人プレイだが、本作では再び実装された。 ---専用の短いステージを5周して、そのタイムを競う。 ---キャラによって性能差こそあるが、度のコースもスピードを出し過ぎるとタイムロスになる設計になっているためただ速く走ればいい物ではない。 ---2人プレイ自体は前作からあったが、1人用のステージを使うため丸暗記しないと差が付きやすくなっていた。本作では一周が十数秒程度の為、プレイヤースキルに依る部分が大きい。 **評価点 -プレイ周りの大幅な快適化。 --前作まではともすれば理不尽とも言えるレベルだったが、本作では概ね及第点に収まっている。 -ステージの改良。 --全体的に常にスピードが出せるようになり、落下死、圧死が起こりにくくなった。 --ACT1にもボスが配置されたが、その代わりACT間が演出を挟むシームレス進行になった。以降の2Dシリーズには存在しない、3&ナックルズ独自の要素。 -相変わらずクオリティの高いBGM。 --1・2ではDCT中村正人氏、CDでは尾形雅史氏と幡谷尚史氏の作曲だが、本作ではセガ内製となっている。が…? --同じゾーンでもACT1-2で曲のアレンジも変化する。これも3&ナックルズ独自のもの。 **問題点 -ステージ数の減少。 --具体的には1が18、2が20、CDが70に対し、本作は12。 --こうなった背景としては、本来今作はこの後リリースされる『ソニック&ナックルズ』と一つのソフトとして開発されていたが、セーブ機能を搭載した結果容量が足りなくなり2つに分けて発売される事となった。 --但し、ステージ自体は従来よりもかなり長めに設定されており、用意されたギミックも多彩であり、ボス数も増えたためボリューム自体が少ないという訳ではない。 -カーニバルナイトゾーンに点在する筒状の足場が十字ボタンで動かせる事が説明されない。 --単なるショートカットならまだしも、ステージ攻略で強制的に通る場面の為ここで詰んだプレイヤーも多い。 --アクアバリアのバウンドアタックをかなりの勢いで出し続けたり、ジャンプの勢いを少しずつ加えていけば強引に突破できる。 -本作をテイルスでプレイした場合、カオスエメラルドを全て集めてもスーパー化は発動しない。 --テイルスのスーパー化は『ソニック&ナックルズ』までお預け状態になっている。 -難易度調整の弊害として、今までの難しいソニックに慣れた層からは「簡単すぎる」との意見も。 --ゲームの性質上、縛りプレイなどで難易度を上げる事も難しくなっている。 --特にテイルス(もしくはソニック&テイルスでの補助プレイ)でのプレイの場合、ヘリテイルによる難易度下落がかなり激しい。テイルスでないと行けない場所もあり、そこにスペシャルリングが設置されていることが多いのでエメラルドも集めやすい。 ---とはいえボス戦はソニックと同じどころか難化している面もあるので一概に有利とは言えない。また、上記の通り3のテイルスにはスーパー化がないので、ソニックのスーパー化はプレイ面で不利なソニックを選ぶ特典になっているとも言える。 -『ソニック&ナックルズ』とあわせて購入しないとゲームを遊びきる事が出来ない。 --3のマップ上にもナックルズ専用のルートが存在するため、3のみでは(裏技・バグを使用しない限り)たどり着けない場所があり、必死にルートを探ったプレイヤーもいたのではなかろうか。 --今から遊ぶ場合『ソニック ジャム』『ソニック メガコレクション』オンライン販売限定の『セガビンテージコレクション』、WII/WII Uのバーチャルコンソールで購入しなければならない。 -CDで好評だったはずの8の字ダッシュが何故か採用されていない。 *ソニック&ナックルズ 【そにっく あんど なっくるず】 |ジャンル|アクション|&image(http://vc.sega.jp/vc_sandk/package.jpg,width=110)| |対応機種|メガドライブ|~| |発売元|セガ・エンタープライゼス|~| |開発元|ソニックチーム、STI|~| |発売日|1994年10月18日|~| |定価|5,800円(税別)|~| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |>|>|CENTER:''[[ソニックシリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1023.html]]''| **概要 上記『3』の続編。本来は『3』にて収録予定であったステージが収録されている。~ そのため、続編というよりは拡張パック的な形に近い。 **特徴 -『3』では対戦モードでしか利用できなかったナックルズが正式にプレイヤーキャラクターとして使えるようになった。 --ナックルズはジャンプ力がやや劣る代わりに滑空動作(滑空中の拳には攻撃判定あり)と壁登りが可能になっている。 -ボーナスステージが3種類に増えた。 --新たにオーブの周りを回転しながらジャンプしてアイテムカプセルを割るタイプ、『2』に登場したスロットを『1』のスペシャルステージの様に回転するマップでプレイするタイプが追加された。 ---オーブタイプはバリアこそ狙ってゲットするには厳しいが、リングはマップの上に行けば行くほど取得量が増えるためリング稼ぎにはもってこい。 ---スロットタイプはよりリングの一攫千金を狙えるが、エッグマンを引くと-100枚されてしまう。しかしマップにあるリングを50枚以上取るとコンティニューが増える親切仕様。 -本作のカートリッジは上部にさらにカートリッジスロットがある「ロックオンカートリッジ」という、いかにもセガらしい異例のデザインとなっており、様々な遊び方が可能になっている。 --『3』を差し込むことによって完全版として遊ぶことが可能。セーブ可能数も6つから8つに増加。ナックルズも『3』からのステージを楽しむことが出来る。 ---BGMやSEも本作準拠のものとなる。 --また、『2』のカートリッジを差し込むことでナックルズで『2』を遊ぶことが出来る。 ---ナックルズの性能は『3』に準じているため、その性能に準じたクリア方法やルートが用意されている。 --そのほか、『1』のカートリッジを差し込むことでスペシャルステージを単独で遊ぶことが可能。 ---また、他のカートリッジを差し込むことでそのカートリッジに応じたスペシャルステージを遊ぶことが出来る。 -もちろん、単体で楽しむことも可能であるが、その場合は本作収録ステージのみしか遊ぶことが出来ず、セーブ機能も利用できない。 --また、本作単独ではテイルスを使うことは出来ない。 -なお、『3』を差し込んだ状態の場合は本作収録ステージ以降はカオスエメラルドを7つ集めていても「スーパーソニック」「スーパーナックルズ」への変身はできなくなる。 --カオスエメラルド収集では3のスペシャルステージをクリアし、その後今作に収録されたスペシャルステージをクリアしてカオスエメラルドをスーパーエメラルドに進化させることになる。そのため、今作のスペシャルステージは3よりも高難度。 **評価点 -完全版というだけあって『3』と組み合わせればボリュームは絶大。セーブ機能もあるので継続プレイもしやすい。 --さらにナックルズも正式に使えるようになり、同じステージでもクリア方法どころか進むルート自体がかなり違ってくるので新鮮な気持ちでプレイ可能。 --ステージ収録数は『3』とのロックオン状態で全26ステージ。ただし、選択したプレイヤーキャラクターやカオスエメラルド・スーパーエメラルドの収集個数によって最終ステージは異なる。 -ロックオンカートリッジによる遊び方のバリエーションが豊富。 --『2』をナックルズで楽しめたり、''2億6千通り以上のスペシャルステージ''を遊び倒したりと幅広い。 -カオスエメラルドを全てスーパーエメラルドに進化させることで「ハイパーソニック」「スーパーテイルス」「ハイパーナックルズ」への変身が可能になる。 --『3』ではスーパー化がなかったテイルスには朗報である。周囲を金色に輝くフリッキーが飛び、後のチャオアタックの様に辺りの敵を自動で倒してくれる光景は一見の価値あり。 -カオスエメラルドをすべて集めると、エンディングが変わるだけでなく隠しボスステージが現れるようになった。 --「マスターエメラルドを持って宇宙を逃げるエッグマンを、スーパーソニックがリングを取りながら追い詰める」という少年マンガのような熱い展開が繰り広げられる。 --以降の作品ではスーパー化で決闘しない方が少ないほどの馴染み振りであり、ソニックシリーズの代名詞と言える。 **問題点 -単体でも十分なボリュームを持っているとはいえ、12ステージとやはり単体では物足りない。 --さらにこちらは単体ではセーブ機能が利用できないのもつらい。 --こちらはセガも前作を購入済みである事が前提にあるのか、カオスエメラルドを本作だけで全て集めてもエンディング後に&br「ガレキの中からエッグマンロボが現れ、目を光らせる」と言った後味の悪い終わり方になっている。 -水中シーンが『ソニック&ナックルズ』のステージに存在しないため、アクアバリアの地位がガタ落ちしてしまっている。 --反対にフレイムバリアはマグマの接触ダメージを無効化できるため、同じく『ソニック&ナックルズ』の「ラバリーフゾーン」ではもはやバランスブレイカーとも呼べる猛威を発揮する。 --ではサンダーバリアはというと、こちらも『ソニック&ナックルズ』の最終ステージ「デスエッグゾーン」にある電撃トラップを無効化出来る。役立つ場面はこれ以外にあまりなく上記ほど飛び抜けているわけではないが。 **総評 『3』と『ソニック&ナックルズ』との組み合わせで完全版となる構成になった点は否定できない。~ しかし、それぞれ単体でも十分に遊べる完成度であり、セーブ機能のおかげで継続プレイもやりやすくなったのは大きい。~ 是非とも2作合わせて遊んでほしいタイトルである。 **余談 -『3』の作曲はマイケル・ジャクソンに依頼したとの説がある。 --根拠としては本作のBGMが彼の曲に類似している、関係者の名前がクレジットに存在する、しまいには作曲に携わっていた人物がマイケルと共に作曲していた事を明かすなど。~ セガはこの説を否定しているが、ファンの間では最早「事実」として扱われている。 -前作ではテイルスのゲーム中表記は本名の「MILES」表記となっていたが、本作では愛称の「TAILS」表記になっている。 -なおこの完全版形式は続編のソニック4でも採用されている。 // 最後の文の意味が不明瞭なので一度外させていただきました。記述された方や補填できる方は書き直して頂けると幸いです。 -ナックルズでのプレイはソニック/テイルスでのプレイの後日譚である。エッグマンの代わりにエッグロボが登場し、またソニック3のステージだと「エンジェルアイランドゾーン」の背景に海が見えなくなっていたり、「ランチベースゾーン」からデスエッグの姿が消えていたりと細かな変化も加えられる。
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